甲州街道を歩く 第三回 高幡不動(万願寺)から高尾山

画像1 甲州街道を歩く 第三回は前々回の到着地である高幡不動から、高尾山へ向かいます。折よく東京オリンピックの開会式の当日であり、昭和天皇にそれを報告するという歴史好きにはたまらない趣向の一日になりました。
画像2 今回初めての電車移動で、京王線高幡不動から多摩モノレールで万願寺へ。
画像3 性格もありますが、手抜きが嫌いなんで、前回の甲州街道から逸れた地点からキッチリ再スタートです。
画像4 今回は真夏仕様で、暑さ避け帽子とアクティブサングラスを新調して、満を持してのスタートです。若干、強面オジサン風ですね。
画像5 日本橋から38km地点です。ここら辺が日野宿ですね。この坂が今日から始まる山越の予告みたいでした。多摩丘陵の洗礼。日野宿場は慶長10年(1605)に日野の渡しを管理した大久保長安によって、八王子宿と同じく整備された。
画像6 日野の印象は工場が多い点。日野自動車やオリンパスの工場が街道沿いにありました。
画像7 八王子市に入りました。今回はあまりテーマが見つからず、多摩御陵までは健康のためにひたすらウォーキングのつもりです。最近膝の調子が良くなくて、かがむ時に苦痛があります。街道を歩くとか宣言した途端なんで、ショックを受けてますが、年齢を考えると、いつなんどき、歩けなくなるかわからないわけで、挑戦できる時にチャレンジしていかないといけないと発奮しています。
画像8 順調に中央高速道路を跨ぎました。今日は行ければ、京王線全線踏破で高尾山口まで行きたいのですが、甲州街道の道のりは、京王線とJR中央線を複雑にクロスしながらの道程になるようです。
画像9 浅川にかかる大和田橋。うっすらと今日のテーマが出てきました。それは「昭和」です。この橋の近くに太平洋戦争時の東京大空襲の時の焼夷弾の着弾タイルがあります。武蔵野のこんなところから広範囲に絨毯爆撃したアメリカ軍の物量に驚きます。基地があったからなんですかね?後で調べたいです。
画像10 多摩御陵に向かうにつれて、昭和が立ち上がってきそうです。何故なら、今日はオリンピックの開会式だから。幻の戦前五輪、昭和39年の五輪、そしてコロナ禍で開催される令和五輪の関係を考える日になりそうです。
画像11 京王線全踏破に向けて、京王八王子駅近くで朝食。普段は頼まないパンケーキで、オリンピック感を自己演出。膝の爆弾は微妙だけどなんとか武蔵御陵・多摩御陵には行きたい。残り6km。
画像12 八王子城は、北条氏照の居城を前田利家が攻めて落城させた。江戸を任された徳川家康が大久保長安に命じて、3つの宿を作らせた。東から横山宿、八日市宿、八幡宿であり、これを総称して八王子宿という。
画像13 家康が武田信玄の家臣団を抱え込んだのは有名な話。家康は彼ら旧臣を八王子千人同心として甲州口の押さえにした。千人町はその名残。松姫は信玄の六女、武田家滅亡の後に八王子に移り、千人同心の心の支えになったという。
画像14 今日の追分は秋川街道との追分でした。
画像15 多摩御陵ができた時に植樹された甲州街道の欅並木。日本橋から48km
画像16 オリンピック年号は去年のまま。それでも無観客試合でやるしかないコロナの状況。「いだてん」観てたから、オリンピックが簡単だと思ったことはないけど、とても悔しい。
画像17 武蔵御陵への参道に着きました。
画像18 多摩御陵は大正天皇、武蔵御陵は昭和天皇の陵墓です。上円下方の稜形です。
画像19 「陛下、今日は東京五輪の開会式です。幻の戦前五輪、昭和39年の五輪に加えて、また幻になったTOKYO2020を経て、今日、令和五輪が開幕します。選手の活躍と国民の健康をお守りください」と祈念しました。
画像20 とても厳かな雰囲気でした。真夏でも、そこはシーンとしています。
画像21 こちらは大正天皇陵。こちらの方が階段数が多く、近寄り難い印象。まだ神様だった大正天皇と人間宣言をされた昭和天皇の違いがそこに現れているような気もします。
画像22 陵墓の近くは公園になっていて、国民が水遊びです。この近くに東京オリンピックの時の自転車競技の記念碑があったらしいが、見損ないました。
画像23 高尾駅です。公約の京王線全線踏破までもう少しなんですが、さすがに炎天下の行軍に疲れが出てきて、ここでジュース休憩ました。
画像24 高尾から高尾山口へのルート沿いですが、ここまで来ると、川や山に囲まれ、東京とは思えない。朝方は大都会を出発して歩いただけなのですが。
画像25 今日の目的の二つ目、京王線全線踏破の完成、とその前にこのルートならではのことをしようと、新店開発です。Takao Basecamp
画像26 Takao Basecampというトレランの趣味の方々のベースみたいなカフェで昼食。焼きカレーです。ここはリモートワークスペースにもなるらしく、アフターコロナの象徴みたいな場所でした。
画像27 このルートで来ることはなかったので、こんなところに氷川神社があるのを初めて知りました。
画像28 大人の夏休みっぽい過ごし方
画像29 公約達成!これで京王線全線踏破に成功しました。
画像30 第三回の「甲州街道を歩く」のテーマである昭和を感じるために、「昭和のシティポップ」をプレイリストに集めて、聴いて歩きました。カラオケ気分で爽快なウォーキングでした。

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