清水九兵衞/六兵衞展 千葉市美術館2022 1 太田泉 2022年5月22日 13:01 千葉市美術館で「清水九兵衞/六兵衞」展。予想外にスゴいモノが観れた。陶芸の限界と近接する彫刻との接点。昨年の「陶芸✖️彫刻」のテーマの発展を感じ千葉市美術館で「清水九兵衞/六兵衞」展。予想外にスゴいモノが観れた。 陶芸の限界と近接する彫刻との接点に自分が追い続けた昨年の「陶芸✖️彫刻」のテーマを感じた。 陶芸と彫刻の間で生涯を格闘した清水九兵衞の到達点の一つ。陶芸と彫刻の融合作品自分との対話から生まれる独自性。これぞ求道学。 彫刻分野では屋外彫刻で有名。朱塗りのアルミ彫刻で新宿などに展示されている。 細部はアルミらしくないゴツゴツ感。彫刻に陶芸の要素が反映されている。 直線と曲線の融合がテーマの一つ。京都の街並み、いらかの波からインスパイアされているとのこと。 直線と曲線がアルミの中で融合した晩年の作品。 観る角度でフォルムが多彩に変わる。 外形からは想像できない優美さを抱いている。 陶芸作品が撮影不可だったのは残念だが、示唆に富んだ展示会でした。 ちなみに同館で開催された「陶器市2022」にお孫さんの清水宏章さんが出展してました。作風がまた違って、それも良し。 1 ご愛読いただきありがとうございます。 テーマごとにマガジンにまとめていますので、他の気になる記事も読んでいただければ幸いです。 サポート