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1Q84フォトトリップ  1984/2020

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村上春樹さんの「1Q84」をコロナの2020年に読む意味について考えながら、登場人物の印象を巡る旅をしました。                    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆…
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2021年11月の記事一覧

「猫の町」の日  11月 Vol.1

今日は「猫の町」の日。 だが、この予定の日、日本をコロナの第二波が襲い「勝負の三連休」が…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.2

そして、特急は目的の「猫の町」である千倉に着いた。 この猫の町は、天吾と父親・NHKの集…

太田泉
2年前

「猫の町」の日  11月 Vol.3

「あなたは何ものでもない」 「何ものでもなかったし、何ものでもないし、これから先も何…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.4

第一の処女懐胎では、「父親が不在で、空白が生じた」。 NHKの集金人の処女懐胎への疑念が…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.5

猫の町の療養所、そこは空気さなぎが現れた場所だ。 猫の町で天吾は空気さなぎに出会う。 そ…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.6

天吾はこの空気さなぎの「青豆」に会いたくて、猫の町を再訪する。しかし2週間、療養所に毎日…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.7

なんと、猫の町には、ほんとうに「鐘撞き台」があった。 猫の町のどこからでも見える、高い塔が海辺に立っていた。 「実はそこは猫たちの町だった。 日が暮れかけると、石橋を渡ってたくさんの猫たちが町にやってきた。 青年はその光景を目にして驚き、あわてて町の真ん中にある鐘撞き台に上り、そこに身を隠した。 夜が明け、猫たちがいなくなり、町が無人に戻ると、青年は下に降りて、ホテルのベッドに入って眠った。 そして、あたりが暗くなり始めると、再び鐘撞き台に上ってそこに身を潜め、

「猫の町」の日  11月 Vol.8

猫の町には猫がいなかった。 それどころか、人もほとんどいなかった。 もしかしたら夕方から…

太田泉
2年前
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