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【野外・災害救急法WAFAアドバンスレベル】を学んできました

この2週間どっぷり、救急法の勉強してました。

野外教育指導者向けのコースを受講したんだけど、
まじでめちゃくちゃ勉強になった。
(WMAという組織がやってる、アメリカ発の僻地環境下での傷病者救助法)

単なるハウツー学習ではなく、

考え方の基礎を本質的に学んだ上で、
ひたすら室内と野外で傷病者役と救助者役に分かれ、様々な事故の想定で、実際に救助する訓練を繰り返していくというやり方。

正解みたいなのはなくて、
考え方の骨組みを学んで現場に応用していく感じ。
現場ごとに向き合って、最善の判断を下し、行動する。

とにかく、シミュレーションの連続。

森で複数倒れている傷病者を、どのように救助するのか‥??

焦るし、頭真っ白になるし🤣
血とか目立つ怪我があるとそっちに引っ張られて、より命に関わる問題のチェックが後回しになりそうになることもある‥というのはシミュレーションやってみてわかったこと。

ちゃんと血糊とか刺さった枝とかで
傷口作って、
白いクリーム顔に塗って顔面蒼白状態作ったりして、

みんな世界に入り込んでるから、

発作で苦しんだり、
怪我で悶えたり、
低体温症で倒れたり、
アナフィラキシー起こしたり、

まず、演技力が半端ない🤣🤣

とにかくずっとアドレナリンMAX🤪

もし野外の現場で参加者の方が怪我や病気になった場合に、

それが
重要か否か、
緊急か否か、
どういう考え方で判断すべきか、

判断基準、行動基準が
かなり明確になったと思う。

ウィルダネス状況というのは、
僻地状況、つまり、救急車をすぐに呼べない状況という意味。その状況下においてはやむを得ない医療行為も含めて判断し、傷病者の命を繋ぐことを第一優先に考える。

僻地なんて山登りしなければ関係ないようだけど、実は、地震などの都市災害でもその状況はあり得るし、

都市に接した
かまばの森のようなフィールドであっても、

目の前の患者がどれだけ緊急なのか、
緊急ではないが重要な問題を抱えているのか否か、

非常時にどのような順序・優先順位で確認と処置を行うべきなのか、

その判断基準を持っていることは
すごく重要だとめっちゃ実感した。

自然の中で働いてる人はもちろん、
本当は全国民身につけていた方が良いのでは、
と感じたよ。

もう一つ、今回の収穫は、好きなことで楽しそうに稼いで生きてる大人たちに、たくさん出逢えたこと。
今回受講したメンバーには名だたる山岳ガイドやスキーガイドたちがいっぱいいて、話聴くのがめっちゃ楽しかった。子どもたちにも会わせたかったなあ。
救助法のシミュレーションが詰め詰めで少ししか話せなかったのが残念だったけど、その中でもいろんな話が聞けて、大変刺激的な3日間だったなー。

帰ってから子どもたちに、
「脊椎評価テスト」を練習してみたら、
なんかお医者さんごっこみたいで楽しかったらしく、何度もやらされて復習になった🤣🤣🤣

今回だけで完璧になるわけもなく、資格更新も含めて定期的にシミュレーションで訓練する必要性も感じた。

野外で活動することが多い皆さん、
まだ受講したことのない方はオススメです!!!
もうちょい気軽に受けられる、体験会やベーシックレベルというコースもあるようです。

#ウィルダネスメディカルアソシエイツジャパン
#WAFAアドバンスレベル
#野外災害救急法
#消防士と医療関係者まじで尊敬

#森の訓練は必死すぎて写真ゼロ

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