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北川拓実主演舞台「ドン・カルロス」

拓実くん2度目の主演舞台。

大千秋楽が終わりました!!!
ありがとうございました。

もう総括すると一言、北川拓実という男の子に出会えて、拓実くんのファンになれて、本当に本当に、心の底から幸せ……!!!!(バカデカ感情)となっています。

いろいろ〜なことを振り返ります。

舞台「ドン・カルロス」
公演期間・劇場
2021年11月17日(水)~11月23日(火・祝)
東京・紀伊國屋ホール
2021年11月26日(金)~11月28日(日)
京都・京都劇場
出演
北川拓実(少年忍者/ジャニーズ Jr.),愛原実花,七味まゆ味,小田龍哉,宮地大介,神農直隆
原作
フリードリヒ・シラー
翻訳
大川珠季
演出
深作健太
主催・企画・制作
深作組/MAパブリッシング/Goh(東京公演)
主催
サンライズプロモーション東京(京都公演)
公式WEBサイト
https://www.mafmap.com/doncarlos
公式Twitter
@fukasakucarlos


まず拓実くん2度目の主演舞台おめでとう!!!!!
拓実くんを好きになってから、拓実くんが掴み取ってくれた現場にたくさんいけるうれしさ…!

前回の火の顔と同じ深作組での公演。深作組は火の顔・ブリキの太鼓(コロナで1公演のみ)・ドンカルロスとドイツ戯曲三部作を年内上演。

まず、火の顔はオーディション

→これは他に誰がいたのかはわからないけど、拓実くん談によると、一生懸命やらせてもらったけど演技は本当にうまくできなくてすごく反省をしたと。お芝居難しいからもっと勉強していかないと…と思っていたところ、深作さんから「芝居に興味がある真剣な目だった。演技に対する熱意を感じたのでぜひご一緒したい」と言っていただき主演が決まった。

なので、もとを辿れば拓実くんのお芝居への熱意やお仕事への真剣な姿勢と、深作さんの拓実くんへの一目惚れから始まっているこの作品。

カテコやキャスト・スタッフの皆様のSNSなどで、本当に家族みたいな現場になっているんだなと。すごく感じました。

愛の欠落が描かれているけれど、現場では愛が形成されていたことを一観客でも痛いくらい感じました。


まずは拓実くんのことから! 

結論:北川拓実さんマジでガチで世界一美しいんだが。

なんですけども。

まあパンフやポスターの部分から分かる通り、火の顔に引き続き白シャツに白いズボン。

衣装さん出てきてくれますか?金一封献上させてくれ。

拓実さんてなんでこんなに白い衣装が似合うの?誰か教えて?ちなみに拓実さんの誕生色?はオリーブグリーンらしい。(ソース怪しい) 

拓実くんの全身白はもちろん王子様衣装もいいんだけど、
シンプルな白シャツに白ズボンというのがさらにベースの良さを際立たせているというか、本当にかっこいい人じゃないと似合わないと思うんですよね。ごまかしが効かない。

拓実くんが白が似合う理由は、かっこよさが誤魔化しじゃないから。細胞レベルで素材がかっこいいから。だと思っています。(それは間違いない)

そしてビジュアルも神。
何もしてなくても息してるだけでかっこいいのに、髪型がカッコ良すぎる短髪から前髪が若干伸びており、普通におろしている時もあれば、センター分けっぽくなっている時もあり…。(後半はセンター分け中心)

そしてキリッとした太眉に癖のない瞳にあまりにも整った顔のパーツたち。本当にステージに出てきた瞬間あまりのかっこよさと美しさに息を飲んでしまいました。

そしてこれは序盤で触れておかないと、と思っていた部分としては、もう全会一致で「腕」だと思うんですがいかがでしょうか。

白シャツ捲り上げなのでまあ前腕は丸見え(丸見え)なんですけど。

多分この腕目の前にしただけで妊娠するとおも(殴

そのくらい男だったんですよね。骨骨していて、適度な筋肉がついていて、少し大きい手のひらと、血管がめちゃめちゃくっきり見える甲。それと首元。男の子の首元。

やべーーーーーーーー男の子ジャン(泣)(泣)(泣)

つらたんでしたね。(は?)

そして中盤お芝居が進んでいくにつれて汗をかく拓実さんなんですが、滴る汗一粒一粒がキラッキラしてたな…。アイドルってすごいです。


そして全体的にセリフが多い。しかもスペインの中世の物語がベースなので、カタカナも多くて、、、拓実くんカテコでは噛み噛みなのに本番では本当にスラスラ喋るの何事?なんか乗り移ってる???

お芝居も、本当に好きなシーンがたくさんあるんですわ。。。

書いていたらキリがなさそうなのでマジで頑張って抜粋する。というか事実のレポはつまらんので思考を巡らせた部分だけ書くようにする。


☆個々のキャラクターについて。

今回思ったのは、とにかく登場人物のキャラが濃い!

火の顔は普通の中にクルトやオルガのような「異」が混ざっている印象だったけど、(家族も普通ではないけど)

ドン・カルロスでは異がぶつかりあう中で正しいものを探しにいくというか。うまく言語化できないけどそんなイメージがありました。

だからこそ、深作さんがそれぞれの衣装にその登場人物のテーマになるような単語を書いたんだと思います。


◎ドン・カルロス ーHOFFNUNGー(希望)

まず、カルロスは劇場で見る前にYouTubeとかでチラッと勉強がてら情報収集していたら、姿勢が悪くて吃音で左右の体の長さが違うとかコブがあるとか奇行がすごいとか…マジでヤバ奴じゃんて思って、さすがにそこまでは表現しないよな〜と思ってました。が、まさか吃音や足引きずる部分、奇行を取り入れるとは!と初めて見た時とてもびっくりしました。

そしてカルロスはずっと白い衣装で終盤はカラフルな衣装。一度も黒を身につけませんでしたね。

カルロスは振り返るととっても純粋なキャラクターだったなと。目に見える部分はオカシイのに、中身はまっすぐだった。
これはそういうキャラクターなのか、拓実くんが演じたことによりそう見えたのか…

◎エリザベート ーFREUDEー(歓喜)

まず愛原さん。めためたかわいい。きゃわたん。(言葉を慎め)

顔が小さくてスタイルが抜群でさすがヅカだな〜って。でも並ぶと拓実くんも顔ちっさかった。二人ともちっさかった。

そして当たり前のように演技も素晴らしくて言葉がはっきりしていて聞き取りやすくて、かつあの口調で慈愛に満ちた母親にもなれるし強い意志を持った女性にもなれるのが本当にカッコよかった。

「ゴメス伯爵とは、どーーなの???(*☻-☻*)」

…キュン。我キュン。。。

でも後半になるにつれ、強い芯の部分が際立つキャラクターになるのが本当に素敵だったなあ。

「父の定めた法を破ることも〜最後には〜」の部分は本当に痺れます。オーラスここでまず泣いてしまった。あとはカルロス様を愛しているからですのところも大好き。


◎エーボリ公女 ーLIEBEー (愛)

七味まゆみさん。とんでもない女優さん、まさに言葉通りの怪演。

もう大クセキャラクターなんだけど、この物語を動かすキーマンの女性。
そして私たちと一緒でカルロスに片想い。(ん?)

愛原さん同様無駄な贅肉が全然なくて、衣装着こなしていたなあ。
カルロスとのシーンとの後の1人舞台は脱帽でした。

そして衣装は最初  嘘 Luge →だったのに愛になる訳ですが。
最初は自分の気持ちをひた隠しにして過ごしていたエーボリが、胸の内を打ち明けたり、それをさらにエリザベートが大きな愛で包んでくれることによって、よりエーボリが感じる"愛"が大きくなっていくのかな…

◎ポーサ侯爵ロドリーゴ ーFREIHEITー (自由)

もうね、ロドリーゴは大好き。
まず役の中で良い奴すぎて大好きなことは前提として、小田さんの演技めちゃくちゃ好き。
本当に人の心を動かす演技をされる方だなと。。。(こんなど素人の一観客が言うのもキモいですが。)

見た目は皆様が仰っている通り矢花でかっこいいし←、絶対小田さんロドリーゴレベルでいい人で優しそうだし。。

ツイートでも拓実くんのことを弟のように可愛がってくれているのを見て本当にハピネス空間でした。

(樹担とデススパの矢花で即解釈一致したの笑った)

細かいセリフの表現の仕方を変えていたりとか、口調が変わっているのもすごいし、フェリペに訴えかける2人のシーンではこんなに長いセリフを魂を乗せながら演じられていて感動した…。

いつかの公演で、最後の血が手につかない部分があって、アドリブで拓実くんとおでこをくっつけた時はほんとにキュンとしました!

あと小田さんは美術系の学校にいたみたい。どおりでFREIHEITの書き方がおしゃれ。(そこ)

◎ドミンゴ ーGERICHTー (裁き)

本当に本当に魅力的。この物語を深く読み取るためには、ドミンゴに対する理解がとても重要な気がしている。

そして宮地さんが本当にプロの役者さんだなと強く感じました。一つの言葉、動作、息遣い、全部がドミンゴとしてそこに生きていて、さすがすぎるなと思いましたね。。。

いつかの公演でカールⅤ世の肖像画が壁から落ちてしまった時があったんですが、本当に本当に焦らずに、初見の人だったら絶対に気づかないくらいの自然さで掛け直した時は震えました。

◎フェリペⅡ世 ーMENSCHー (人間)

神農さん。パパ。マジで可愛い。(?)

まずええ声選手権優勝。余裕で麒麟川島超え。
序盤の「ドンカルロス‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」で震えるんよ…

背も高くて迫力があるんだけど、孤独からくる内面の弱さがあるキャラクターをすごく素敵に演じられていた。

いつかのカテコで、終わって並ぶ時に拓実くんと神農さんが目を合わせてたんですが、その時口パクで「パパ」(?)って言ってて、なんか可愛い空間が見られました。

「余はまだ余 自身の意志がある」 ←すこ

こんな感じに深作さん大川さんも本当に優しくておしゃれな雰囲気でいらっしゃり、、、素敵なカンパニーでした。。。


どこから話せばいいんだろなこれ…。

やはりこの物語の主題を要約して言語化するところから始めないといけなさそう。

アフタトークで深作さんや大川さんから貰ったヒントをもとに頭の中でぐるぐるしていることをとりあえず羅列。かなり見当違いな部分もあるかもしれませんが、、、。


◎「自由」 

この物語のメインテーマの一つは自由だと思っているが、色々な自由が散りばめられている。

愛の自由…政略結婚が当たり前の時代。エリザベートがカルロスを愛すること、エーボリがカルロスを愛すること。
はたまたフェリペがロドリーゴを愛すること。

あるいは、思想や宗教、発言の自由…カトリックとプロテスタントの対立の時代背景。何を信じるか、そして何を思うか、そしてどう発言するかが制限される世の中。

物語はそれらに立ち上がった光の存在たちが、結局は闇に一蹴されてしまうという結末。でも今やその政治は存在せず、人々は基本的には自由に生活をしている。

この物語は現代の演出(携帯やMacなど)が入っていたが、

・中世 スペイン
・シラーの原作(1787年 当時のドイツ)
・現在

この3つの時代の要素が入っているとのこと。

ただ、現代のような自由な時代になったけれど、(アフタートークで深作さんがおっしゃられていた部分を引用すると)本当に人間は自由になれたのか?という問いかけ。ここを中心に話したいです。

今の自由の弊害を考えると、一つは火の顔でも出てきたキーワード「分断」かなと思っています。

・最初にマスクを使った演出
→コロナで個々人が分断されている様子
・世界情勢?ブレクジット ナショナリズム
・一人一人インターネット上で繋がる時代
・家族や親子との関係

自由になっても人と人の繋がりはコントロールできない。自由に誰かを愛せる時代になっても、人から愛されないことに傷ついたり、誰かとの繋がりを求めて、孤独という闇から逃げようとしている。"分断"されることが多い世の中だからこそ、余計に愛がそれぞれをつなぐ架け橋になっている。

でも、愛は一方通行だと、凶器になり得る。エーボリやフェリペが証明してくれたように。満たされたり欠落したりすることで、自分の心に自由が効かなくなる。その愛の形は現在も変わらない…
それこそが現代にも残る自由の弊害なのかな…

そんなことを感じました。。。

拓実くんがパンフレットで言っていた「ルールに縛られていることの方が自由」という言葉もとても深いなと思います。

もう一つは、自由の背景で動いている権力がまだあるのでは…という見解。

例えば政治など、言及しづらい部分がありますが…本当は自由だと思っているかもしれない世界は、色々なカラクリがあるかもしれない。

勉強をして、常に自分の意志で考えることをやめずに、世の中の仕組みを理解して生きていく必要があるということ。(ドラゴン桜感)

この物語でいう教会の立ち位置。おそらく、国民を抑圧する王政とは独立した"教会"の存在がある時代であったため、この物語では王政よりも強い存在として確立?(宗教裁判長)していた。(実際はよくわからん)

この物語での教会→自ら考えることをやめてしまった(できない)民衆が頼ることを利用して世間を掌握している組織 という表され方をしている。

また、ドミンゴが電動車椅子に乗っている部分も気になる。電動車椅子に「Gott」神 の文字。これはどういう意図なのかわからないですが、

一つは高齢である設定のため、かつドミンゴとの違いを出すため?
もう一つは神という見えない存在の器に腰掛けしているその時代の教会の組織を暗示しているのかなと勝手に思いました。

これはアフタートークで大川さんがフェリペの「Mensch」人間 が背中に書いてある=自分では気づけない(良いところも悪いところもある 矛盾こそ人間) という意味が込められていると話していたところから思考を巡らせました。

この2つがパッと浮かんだ現在の自由の弊害です。


他にも細かいシーンについてもたくさん言及したいことがある…

自分の中の疑問点まだまだあるんですが。

・語り手の存在 冒頭シーン開演時間を跨いだ演出
→今の世界からドンカルロスをつなぐ役目を果たす存在?

・カルロスはロドリーゴが味方であるとほんとにわかってたのか?
 
・ロドリーゴの最期、「俺はずっと」 何を言おうとした?

最後電子書籍の台本の補足解説にもあったけれど、ロドリーゴの意志がカルロスとエリザベートではなし得なかったけれど、その二人を通してクララに引き継がれることになる、フェリペと二人のシーンでロドリーゴが言っていたように、いまは難しいけれどもこのあとの未来に託すという話につながる、、、と書いてあり、

胸がつんとしましたねぇ。(cv北川拓実)

劇中では民衆の噂話として語られていましたが、クララは結局カルロスとの子供。(噂を聞いて不安でたまらないんだ、本当だったらどうするかな
エリザベートがクララを心から大事にしている愛している 白い布を纏っている ことを見てもカルロスとの子供で間違いないかなと思っています。)

クララ、ひいては未来のこどもたちは、時間がかかるけど解放されるので…
現代ではそれを歴史として伝えているくらい、ロドリーゴが描いた自由をみんなが描けている。
それをカルロスやロドリーゴに伝えたいなって思い始めると泣けます。
カルロスとエリザベートに幸あれ。。。


前進せよ PLUS ULTRA!!!!!


中身はまた気づいたことがあれば補足していきますがとりあえず締めます!


拓実くんの頑張りで、とにかく考えて考えまくるドイツ戯曲🇩🇪に触れることができて、とっても楽しかった!

拓実くんの演技も文豪少年からはじまり、もともとセンスがあるな〜と思っていたけれど、ドラマも経てとってもパワーアップしていて、セリフに込められた感情が強く伝わってきました。

あいつには君の心はわからない、たけど僕にはわかるんだ!のところは毎日感動してしまいました…

これからももっと見たいなと思わせてくれる演技をしてくれた拓実くん、本当にすごい。

そしてこのドンカルロス期間、たくさんの拓実担の皆様にご挨拶とかお話ができてほんとにたのしくてたのしくて…泣

(オーラス終演後、深作さん大川さんにも直接感謝を伝えられたので本当によかった…)


拓実くんを好きになって、付随するいろんなことがたのしくて、まるっと拓実くんのこと好きになってよかったな〜ってたくさん思いました。

そしてオーラスのカテコでは、"幸せです"とはっきり口にしてくれたのでとっても嬉しかったです。
演技向いてないと思ったとか、この舞台に立てると思ってなかったとか、思ってたことを聴けてよかった。

最後は結局かわいいで締まってしまう拓実さん、みんなから愛されるわけですわ…

オタクもとってもしあわせでした!

そして、次こそはぜひミュージカル!拓実くんの歌を生かしたミュージカルが観たいので、、、2022年はミュージカルが決まりますように。


次の現場は1月ジャニアイ!!!拓実くんのジャニジャニしたところを見られるのがたのしみ!!


これからもずっと拓実さんの活躍を応援できるといいな。

ずっと、よろしくお願い致します。


ぴょんす


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