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こうしなきゃいけない。じゃなくて、こうしたい。

 

 私は大学院で、地域の環境が子どもたちの行動にどう影響を及ぼし、地域に愛着を持つようになるのかを研究している。

 「知る、伝える。ボランティア」に入ったのは、大体半年前の秋ごろ。地域の研究をしているのに、ずっとパソコンの前でデータを見ていることに違和感を感じたからだ。

 修士1年で入るのはたぶん珍しくて、他のメンバーはみんな学部生(多分)。まあまあ遅い加入だが、それを受け入れてくれたことも、このボランティアのいいところだと思う。まず。参加できる条件を学生ではなく、若者というくくりにしているところから、門戸の広さを感じる。

このボランティアで活動したいと思った理由は3点。

・横浜のいろんな地域団体のお話が聞ける。

・自分のnoteアカウントから記事を書ける。

・参加頻度も、noteの更新も自由。

 地域の実情は地域の人が一番知っている。その生の声を聞けるのはありがたいと思うし、noteで記事を書くというのも、自分の言葉で自分の感じたようにかけるから、素直な気持ちで臨めると感じた。

 しかし、3つ目の自由さが、実は一番の決め手だ。過去に長期インターンをやった経験などから、自分の主軸である研究に影響が出ない程度に活動したいと思っていた。

 実際、ボランティアのメンバーになってからインタビューに参加したのは2回だけ(しかも2回ともZoom)。2つ目の取材のnote記事はまだ書けていない。

 そんな私だが、今回のアクションアワードに向けてプレゼンを考える、まるで主軸のようなチームに参加してしまっている。

 正直、他のメンバーが麦田の朝市や子ども食堂のインタビューに行った話を聞いて、へえそんなこともしてるんだ!と初めて知るくらいの新参者だ。

 通常のボランティアなら、まだ参加して間もなく経験も浅いメンバーが、団体自体の魅力を発信するような活動に参加するのは珍しいかもしれない。
 そこがこのボランティアの面白いところで、順番も経歴も関係なく、やりたいならやる、興味があれば参加する、という、とことん個人にお任せスタイルなのだ。

 そんなこんなで私の活動のほぼメインになってしまっているアワードチームだが、結構楽しく参加させてもらっている。この活動を通して他のメンバーと初めて関わり、話し合う中で、いきなり肝の部分というか、みんながどんな思いを大切に活動しているのかパーソナルなところが見え隠れしてきて、すごく面白い。

 強制されて活動に参加している人が誰もいないから、みんな前のめりで、自分の意見を共有してくれる。そういう考え方もあるんだ!と、毎回気づかされるばかりで、こうやって交流ができていることに感謝してる。

これこそがこのボランティアのいいところなんじゃないだろうか。

 こうしなきゃいけない!という気持ちが一切なく、楽しそうだ、このボランティアや他のメンバーと関わるきっかけになればいいな、という、こうしたい!の気持ち100%で動ける。

 そういえばインタビューに参加したりその後noteを書いた時も、「この地域団体の魅力をちゃんと世に伝えなければ、、!」という使命感というより、「この人はこういう思いで動いてるのか、ふむふむ、勉強になる、、。」と、完全に自分のために聞いているし、自分が感じたことをそのまま自分のフィルター越しに、半分日記のような気持ちで記事も書いた。

 みんなそれぞれ何に関心を持ってこのボランティアにさんかしたのか、本当にバラバラだと思う。でも、やりたいことをやる、好きなように関わるというところでは、みんな共通しているんじゃないだろうか。

 ボランティアの形は様々だろう。私には、この関わり方が、とても心地よい。

(他のメンバーのnoteを見るのがすごく楽しみ!)

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