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ENSHROUDEDはすごいぞ

keen gamesが開発したオープンワールドサバイバルクラフトアクションゲーム「ENSHROUDED」はすごく良いゲームだと伝える記事だ。


オープンワールドサバイバルクラフトとは

一番伝わりやすいゲームで言うならば、マインクラフトだ。
ロードを挟まないシームレスなオープンワールドマップで自由に探検しながら、素材を採取したり、基地や家を建築したり、農作物を生産してアイテムを制作したり、フィールドにいる敵と戦ったりするゲームだ。
要素が多く、やりたいことは個人の自由なので、何を楽しんでも良い。

ENSHROUDEDはこんなひとにおすすめしたい

ゲームの建築要素が好きな人

このゲームは他のゲームよりかなり自由に建築をすることができる。
この手のゲームをやると無限に建築してしまうひとにはおすすめしたい。

Valheimが好きなひと

他のゲームを引き合いに出していいのかな?とも思うけど、ゲームの雰囲気がとても近い。
Valheimを遊んだ人ならスムーズに楽しめると思う。

ENSHROUDEDの特徴とオススメポイント

とはいえ、今どきオープンワールドサバイバルクラフトのゲームは結構な数があり、マインクラフトを筆頭に最近もパルワールドとナイチンゲールという大きなタイトルがでたばかりだ。
そんな中ENSHROUDEDを選ぶ理由を書くぞ。

ゲームの総合的な完成度

まずはこれを推したい。
遊んでいても見えないところだが個人的には重要なところ。
野心的なアイディアを実装しても、UIやロード時間など遊びづらかった意味がない。
ENSHROUDEDはその点アーリーアクセスながらもコンパクトにきれいに纏まっているのが良い。特に不便を感じない。この良さは長く遊ぶうえで非常に大事な要素なのだ。
これが100万点!!というゲームではないが全部及第点はある手堅いゲームだ。

建築の自由さ

最小単位が1辺およそ50センチのボクセルで構成されている。

まずは建築の自由さ。
ワールドや構造物は最小50センチのボクセル(四角い箱、マイクラ的)で構成されている。
ただ、2つ以上のボクセルを接続すると、接続部分を自動で生成して補完してくれるので、思った以上に箱を並べている感じが出ない。

プレイヤーの建築は、この最小ボクセルとそれを組み合わせて制作された壁や土台を組み合わせて行う。
はみ出しや穴を開けたい場所にはこの小さな単位で手を加えられるため、想像以上にいろいろな形が作れる。
あと、これはすごいと思った要素なんだけど、建築にアンドゥボタンがある。
現状4回くらいもとに戻すことができる。

いい感じにガバガバで自由なので、色々やれば空高くに陸地を作り、そこに拠点を作ることもできる。
これはかなりいいところだと思っている。

地形の造成

このゲームは多くのゲームと同じく開発者の用意した世界で探検をしていくのだが、なんと地形を改造することができる。
自動生成マップでないのに地形が変更できるゲームは少ないと思う。
これはENSHROUDEDの大きな特徴の一つだ。
ややクセはあるものの、何もない場所に大きな丘を作ったり、逆に地面を彫り抜いて地下を作ったり洞穴に住んだりもできる。
地形を造成するブロックも多少種類があり、テラフォーミングやバイオームブロックを使い分けることができる。

穴に住んだり、ボロボロの廃屋を作ることもできる。

キャラクター育成

一応キャラクターにはレベルやスキルポイントが存在し、自キャラを好きな色付けができる。

大きく分けて近接、魔法、弓。
ただ、現状でもそこそこ多くスキルポイントが貰えるので、物理主体だが魔法も使える、魔法と弓が使える遠距離特化、などふわっとそれなりになんでもできる。
またスキルの振り直しは簡単にできるので、試しにこのスキル覚えて使ってみるか、ということもできる。

協力プレイ

この手のゲームには珍しく、今のところ協力プレイしかない。
大体は同じサーバー内でほかプレイヤーと敵対することもできるのだが、今のところその実装はない。
スキルには味方を回復したり、ヘイトを集めるスキルもあるのでマルチプレイも楽しめる。
わりと日本人フレンドリーなゲームな気がする。

仲間とダンジョンへ

ダンジョン的なものや大きくて強いボスもいるのでみんなで一緒に遊んでも楽しい。

豊富な農作物や素材

農業はかなり重要

農作物やアイテムを制作する素材アイテムがかなり豊富にある。
延々と農業してしまうようなひとは結構楽しめると思う。
ゲームを開始して畑で収穫、新たに作付け、アイテム整理を……みたいなことが楽しめるひとには結構良いと思う。
料理やアイテム等、制作できるものが多いので、冒険前の準備が好きな人は楽しめるはずだ。


ENSHROUDEDの詳細

ここまでで結構面白そうだなって思ってくれたひとは遊んでみたら損しないと思う!
が、ここからはじゃあここはどうなの?みたいなゲーム詳細部分や、遊ばないとわからないことを書いていく。
多少ネタバレもあるかもだけど、過度な期待を打ち消していくことはゲームを買ううえで結構大事だと思うので、ここからはそういった要素を書いていく。

角度

角度は基本的に直角配置になる。
地形ブロックは接続部を補完してくれるのでそこそこ滑らかになり、ブロックを並べた感はでにくい。
ただし、建築ブロックはそうもいかず、斜め角度はブロックを1マスずつ並べたガタガタのドット絵のようになる。このあたりはマイクラが近いが、ボクセルが細かいのでマイクラほど大きくガタガタにはならないか。
ConanやARKなどのように三角形の土台もなく、Valheimのように細かく角度を指定もできないので、六角形だったり、円形、球形をコンパクトにつくることはできない。
ただし、屋根はあらかじめいくつか専用ブロックが存在しているので、屋根だけは建築でもきれいな斜面を作ることができる。ただし、屋根の角度は1種類のみ。
屋根はボクセル単位ではないのだが、配置した屋根はボクセル単位でくり抜いたりできる。

この手のゲームを遊んでいる人なら、これでだいたい察せると思う。

一方でテーブルや椅子といった家具はある程度角度をつけて置くことができるので多少自由にできる。

建築エリア

これはFallout76のようにまずここから周辺範囲を拠点エリアとします!という感じでアイテムを設置してから行うことになる。
ゲーム進行でかなり広いエリアをいじれるようになるが、この拠点数が決まっている。
現状では最大8個なので、たとえばサーバー最大人数の16人で遊んでいた場合、ひとり1つ拠点を持つことはできないということになる。
この拠点はゲーム内の貴重なファストトラベル地点ともなるので、すこし考えて配置する必要もあり、今後増えていくだろうが、わずかに窮屈さを感じる点でもある。
また、この拠点アイテムは建築中に移動させられないので、建築エリアの中心部分とファストトラベルの着地地点は固定となる。

クラフトモードがない

現状サーバー権限や自由建築モードなどが存在しない。
今後実装はしたいと開発も発表していたが、今はとにかくない。
Valheimのようにキャラクターはどんなワールドも自由に行き来できるので、オフラインで希少アイテムをコマンドモードで入手してマルチサーバーに持っていくことや、空を飛んで資材無限際限なく自由に建築を行うことはできない。

戦闘面

現状の敵はフィールドに配置された敵程度になる。
スキルや魔法、武器でそこそこ豊富な戦闘手段が用意されているが、ダークソウルや他のアクションゲームのようにガッツリ戦う要素は少なめ。
とはいえダンジョンボスや高レベルの敵は結構強いため、準備や強化は必須。
未知のエリアに足を踏み込んだら敵が強い!準備するか……みたいな楽しみは発生する。
マルチプレイでは人数にあわせて(サーバーの許容人数?)強くなる。

拠点への襲撃がない

ENSHROUDEDは他のゲームのように拠点への敵の襲撃がない。
この部分は開発も言及しているみたいだが、実装されたら嬉しいなぁと個人的には思う。
現状の拠点は、生産拠点と休息バフをもらう場所で、レベル不相応なエリアでフィールドの敵から逃げ込むくらいしか戦闘面では役に立たないかも。

魔法使いに杖と棒がある

棒とは?となるが、いわゆるワンドだ。
ハリー・ポッターの杖といえば伝わるだろうか。
魔法使いの武器がホグワーツレガシーを受けてか(?)二種類あり
MP消費がない近中距離用の遠隔武器ワンド
MPと魔法(魔法は弾数制なのだ)を消費して遠距離から攻撃する杖
の二種類がある。
スキル振りによってはどちらか一方でも十分戦えるし、組み合わせても強い。
ただ離れて詠唱して魔法を撃つだけじゃない楽しみは良い。

ワンドはワンドに設定された属性の魔法弾を発射できる。

NPCがいない

初期のFallout76と概ね同じ感じ。
制作作業台兼用で拠点に配置できる人間NPC数人いるものの、そのへんに話せる人がいたり、拠点に上記以外のNPCを防衛用や賑やかしとして配置したりはできない。
Conanの奴隷システムはすごい良かったな。

オンラインサーバーが検索できない

現状一番致命的かなと思っているポイントがこれ。
マルチプレイをするときサーバー名検索が機能せず(サーバー数が多すぎて名前をピンポイントにしてもそもそも検索結果にでてこない)IP指定参加もできないので、友達のサーバーに参加することが困難。
現状、Steamでフレンドになっていればそのフレンドがホストなら優先して表示してくれるが、別で専用サーバーを用意しているとそれも難しい。
専用サーバーの場合、専用サーバーを用意したひとがまずサーバーに参加し、Steamランチャー左上の
表示>>ゲームサーバー
からフレンドタブを開き、フレンドが遊んでいるサーバーをお気に入り登録することで、マルチプレイ時に優先表示されるようになる。
これは若干手遅れな感じもあるが、確実に実装してくれないと困るポイント。

アーリーアクセス

最近はアーリーアクセスって何?という気持ちになるが、このゲームもアーリーアクセス版なのだ。
現状でも数百時間遊べるゲームではあるものの、ワールドマップの3分の1程度しか開放されていない(とはいえ普通のゲームより広いまである……恐ろしい)
スキルや素材コストなどバランスの悪い部分そこそこある。
そのあたりは今後のアップデートで追加、修正されていく部分だと思う。

おわりに

この手のオープンワールドゲームは要素追加が大変なので、どうしてもアプデ待ちが長くなる。
Valheimを発売時から遊んでいるけど、まだしばらくアプデは先そうなので、その間を埋めるには十分すぎる怪物ゲームが来たなぁといったところ。
ぜひ自由に探検、建築を楽しんでほしい。

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