20200719 干物と祭りと海の日と
1230起来。今週も午前に起きた。
二度寝、もしくはnapしようかと、瞼を開け閉めすると電磁的携帯端末が光った。
インターネットが言うには、どうやら晴天らしい。
タワーマンションの常時7割閉になっている雨戸をあけると、外界は明るく晴れていた。
インターネットにも本当のこと書いてある事例があったようだ。
泥のようなコーヒーをすすり起き上がると、ゆっくりと閉まるドアの隙間から、組み立てられないまま積まれる本棚が、ケイ氏の後ろ髪巻取り、睨みながらこう言った。
するってぇとあれかい。この書き出し、星新一かい?
晴朗なれども波高し
どうやら本当に晴れらしい。
弊が言ってるのではなく、気象庁もそう言っている。
大きなものには巻かれるのだ。
山にいこうか、海へいこうか。それとも、そ・の・他?
6400rpmで逡巡巡らせながら、なんのこともない。先週行った海岸に辿り着いた。
夏は来ぬ。1週間ぶり2回目の海岸である。
水平線まで遠く続く。
風弱く、波高SSE0.7mってところだろうか。
雲は西から低く流れ、風は南から。
水平線まで抜ける海を眺め、潮を浴びる。
抜け感とはこういうことか。内実よくわかってないが。
折角の海なので、少し歩いて海岸のねこを観察してみたり、ちゃぷちゃぷと波打ち際を反復してみたり、テトラポッド登って、てっぺん先のoizmvxから電波を飛ばしてみたりと、 思う存分ハレの日の海を満喫した。
祭り
夏は祭りの季節だ。
海を眺めながら、そんなことを考えた。
ワニがどうとか言ってたときはまだ平和だったなあ、とか。
ワニのコミックのCMが先週からやらなくなったなあ、とか。
最近また忙しすぎるようになってきたなあ、とか。
ステイホームしてるときの方が活発だったなあ、とか。
何も止められず、このままソフトランディングしていくんだろうなあ、とか。
自分は祭りがすきなので、狂った日常も、波に飲まれながらなんとか高笑いしている。
こんなふざけた日常も、いつかは希釈され、わからなくなるのかと思うと少しさみしくなった。
どうやら明日は海の日らしい。
○本日の1枚
日暮れる海。
曇天ですら抜けがよい。
最低限度の文化的夕ごはん
干物を買ったから焼きたいけど、ちょっと待って。
天気 晴れ
帰りに明日のことを考えていたら、やり忘れていたことを思いだし、まさかのρの帰りに書いている。
今日は鈴本にいこうと思っていたのだった。
昨今、世の中の方から一期一会……というか刹那性を増してきているように思う。
明日にだって、明日はあって、一歩前進、二歩後退。
おわり
追記
海で買ったお魚を焼きました(半額)。
また来世。
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