見出し画像

20200905 ラーメンと昆布と実在と

新ひだか町~ウポポイ(白老町)~ラーメン屋(札幌市)~苫小牧港(終)

旅編は別記。

0815起。テントでむにゃむにゃしながら起き上がる。ライダーハウスの先客の方は先に出ていったようだ。

泊まったのは、地元の自治体か開発局が北海道を旅するバイカーとかチャリダーさんのために国道沿いに設置したプレハブライダーハウスとトイレがある無料施設。弊は着いたのが深夜だったので、先に泊まっていた方の迷惑にならないようにプレハブ小屋の裏にテントを張ったのだけれど。
建物のなかに置かれていた旅ノートによると、少なくとも2010年より前に設置されたようだ。荒れ果てないのか心配になるけど手入れは行き届いていた。ちゃんと成り立っているんようだ。末永く続いてほしい。

晴れていた。1日目も通った国道235号線を逆向きに進む。抜けのいい青!日高は昆布の産地、ということで昆布漁をやっている方がたくさんいた。
そして次第に雨になった。

共生空間

『ウポポイ』という今年7月にできたばかりのアイヌ文化を紹介する施設に行った。白老町にあるポロト湖という湖の湖畔に作られた施設(公園?)で、アイヌ文化博物館と色々な体験ができるアトラクションで構成された、かなり力の入った国営の施設だ。

が、コロちゃんの影響で、博物館は完全予約制になっていて、体験も中止になっているようで、予約しなくても入れるアイヌの家屋を見学した。

地元のウポポイ開業に対する期待が相当高かったことが窺い知れて、駅からウポポイまでの道はきれいに整備され、道内各所にウポポイ開業のポスターが大々的に貼られ、北海道中の国道の電光掲示板でも宣伝がなされていた。それこそ、数100km離れた知床でも。
そこからも尚更コロちゃんの無念さを感じた。それなりに賑わってはいた(おそらく事前予約して来た方)けど、駐車場の埋まりは3分の1といったところで、やはり期待からすると物足りないのかなと思った。
弊はというと、メインコンテンツの博物館で純粋にアイヌの人々の文化を学びたかったので残念。またちゃんと行きたいと思った。

船の時間まで北海道と言えばラーメンだ!ということで、札幌に向かった。
弊は実のところあまりラーメンに詳しくないので、弊に数日先行していたおたくが行っていた店(の支店)に行った。

おいしかった。
言われてみれば聞いたことあるわって思った。有名人のサインが店にたくさん飾られていた。

ラーメン屋さんに向かうときに、札幌周辺の街の道を走るのはつらいと思った。それまで原野を駆け抜けていただけに。

この海を越えていけ

3日ぶりにループの始点 苫小牧港に戻ってきた。1500キロ走り、化石燃料は燃え、尻は割れた。
夕方発の本州各所に向かう船が集結していて、乗る方々と車で賑わっていた。フェリーターミナルで数重視の申し訳土産を購入し、船に乗り込んだ。
茨城大洗行きの船が出たあと、弊が乗る仙台行きの船のもやいは定時に離された。

岸壁を離れ防波堤の灯台を見送ると、次第に夏は見えなくなった。


船内に戻り、日記を書く。
そして明日、東京へ帰る。

天気 晴れのち曇りのち雨のち曇り


曇天で星は見えない。4日間結局星は見えなかった。
星が今年の夏に置いてきたことかな。
来年の夏に期待。冬に期待。

疲れた。

まだ実は東京までのアディショナルタイム残っているんですが……

おわり

3割ネツ日記。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?