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20200823 お酒とフルーツと我慢の夏と

0745 起。前日寝て終わったので、どこか行こうということで、出発することにした。

と思ったら、激雨!!!!

30分ほど雨をいなして、雨に当たらなそうな方向ということで、西に向かって出発した。結果、激雨にはあたった。

酒造

 そうだ、ぶどうを狩ろうということになり、新幹線ならぬ中央高速を西に向った。雨やらなんやらで着くのはお昼の時間になりそうだったので、第1目的地として、養老酒造さんの前回行けなかった食事処へ。予約しないと厳しいという説もあったけど、「立ち会い強めであとは流れで」の精神で、入れなかったらまたにすればいいやなんて楽天的に考えながら一路向った。

 1230養老酒造さん着。1階はお酒売り場。今日はお食事なので2階のカフェに向かうと、さすがお昼時!たいへんな賑わい。駐車場の様子から見るに、概ね地元(県内)の方のようだ。ちょうど出る方とすれ違いだったようで、奇跡的に待つことなく入ることできた。

 古民家風、というか古民家建築そのもので、築200年とのこと。カフェになっている2階の客席は、日本家屋の屋根裏部屋で、賑わいとまったりさを折衷したような空間となっており落ち着きがある。黒く太い丸太の梁や塗り壁をむき出しにして際立たせたリノベーションなのだけれど、そのわざとらしさから来るいやらしさが全然なかったのは、築200年がそうさせているのだと思う。

 なんて考えながら店内に入ると、絵に書いたようなちゃぶ台のようなテーブルに案内された。メニューを手にして、真っ先に利き酒セットを頼み……そうになったけど、注文するのは弊が国会で多数派を握り道路交通法を廃止してからにしよう!と決意を新たにし、ランチメニューへ目を向けた。お酒メニューに「六波」というお酒があって、六波羅探題という単語を10数年ぶりに思い出した。鎌倉幕府が京都に作った出先機関の名前。なんのこっちゃ。

 ランチメニューは「鮭の粕漬けごはんセット」と「豚の角煮ごはんセット」、そしてその完全上位互換の「蔵元ごはんセット」の大きく3種類。弊は迷わず「蔵元ごはんセット」頼んだ。おたくは完全上位互換に弱い。1800円ぐらい。平日限定の「ローストビーフセット」もおいしそうだった。

蔵元ごはんセット(完全上位互換)

 しゃけの粕漬けと角煮がめちゃくちゃ美味しかった。運転者を殺しにかかってきている。右前の膳の粕汁も大根に味がしみていて美味。完全に運転者を殺しにかかってきている。大事なことなので2回言いました。

 セットのデザートは「日本酒アイス」と「水ゼリー」の2種類から選べるようになっている。弊は1杯目にノンアルコールビールを頼む要領で日本酒アイスを頼んだ。

 日本酒アイスはというと、ちゃんとお酒でおいしい!!捕まらないか心配になるぐらいお酒だった。交通治安を入念に見守ってくださる方々に感謝。本当に健康かつ健全ですね。

水ゼリーもおいしそうだった。

 食べている間にお昼時もおわり、まったりした時間が流れている。お客さんのピークも越えたようだったので、すこし休憩し、お酒を買うことにした。前回、「玉笹」というお酒の4合瓶(なんと4合で3500円ぐらいする超高級酒)を買ったので、今回は別のものにしようとメニューを見ると、「養老」の普通酒のちいさな2合瓶がかわいい感じだったので、今回はそれだ!とお食事の会計をして1階のお酒売り場に降りる。階段を下りながら、『屋号がついたお酒なので主力銘柄のはず。吟醸酒はどれも同じ味だけど、本当に差が出るのは普通酒!!!!』というある種の理論武装をし、注文。しかし、残念ながら2合瓶は売り切れとのことで、「養老」の4合瓶をお土産に。まあ、自分で飲むんですけどね。

 お酒をプチプチに包んでもらいリュックサックに入れる。酒蔵のおっちゃんが包みながら「レジ袋有料なんてふざけた制度になっちゃって申し訳ないねえ」と本音が漏れていてにっこりした。

 店先には「日本酒バンザイ!」なんて景気のいい顔抜きがあったので、絵の書いてある方の面から顔を入れるというベッタベタなギャグも念の為やっておいた(なんの念の為だよ)。GET WILDってなんだろう。シティハンター世代?

次は絶対電車で来ようと思った。

狩り

 腹もこなしたということで、道中のSAで最終開始時間15時に予約したぶどう農園に向かった。

なんと畑の中で食べ放題!しかも時間無制限で1人1000円!という某店のような気前のよさ。

ぶどう畑、枯らしに行きますか!

 ちょうど15時。ぶどう農業組合の鉄塔から時報のサイレンが鳴り、ぶどう畑という名の戦場へ向かうマイクロバスに乗りこむ。鉄塔からの放送によると、どうやら明日は選果日らしい。サイレンがファミリーマートの入店音.mp3 そのものだったのは笑った。

5分ほどでぶどう畑に着く。
時間無制限取り放題持帰り不可1本勝負という、なんともストロングスタイルなデュエル。

 となりでは家族連れのグループが決戦にいらっしゃっていて、小学生ぐらいの女の子2人がたのしそうに挑まんとしていた。夏休み最後の大勝負、彼女らとしても負けられない戦いがそこにあるのだろう。

さて、枯らすぞ~~~!!!!!

うん。丸々していておいしい!

完飲!

まず1ふさ!千里の道も1歩から。ノルマはあと200房ぐらい。狩るぞ~!

 1房目を食べ終わったところ、ちょうどとなりの家族連れグループも第二弾の狩りにむかう様子のようで、妹の方の女の子がこう言った。

「もうおなかいっぱーい」

あ、弊も同じこと思った。

 後半はできるだけ小さい房を選んで狩るというサラミ戦術に切り替え、結果、3房食べて満足した。

うん。おいしかったし、楽しかった。

今回は諸般の事情により敗北したけど、次は枯らす!!!!

天気 激雨のち晴れ時々くもり

温泉に入って帰った。

養老酒造さんに電車で来る、ぶどう畑を枯らす という楽しい宿題が増えた。

また行こう。

家の冷蔵庫が酒蔵状態なので、玉笹をちょっと飲んだ。
こっちを先に枯らすべき。それはそう。

なお、この記事の写真は全て都内撮影です(もういいよ)。

おわり

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