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理解とは何か 平行線と境界線

私自身がこの考え方に出会い、再会し、理解するまで20年かかったが、間違いなく人生の価値観を変えた話

相対(あいたい)制理論

時は逆上る事20年前、高校2年生の時の話だ
当時、競泳の個人種目でインターハイに出場していた宿屋で私は“その理論”をはじめて目にした
かの有名なアインシュタインの相対性理論に文字って相対(あいたい)制理論と名付けられたレポートを自分の教え子が留学先の某国某有名大学で発表したと自慢げに私に披露したのは水泳部顧問のO先生
その時はなんとなく目を通し、少し酒臭い先生の目を見てうなずく
次の日も競技を控え、早く寝たかった私はその場をやり過ごすありとあらゆる手を尽くし無事にインターハイを終えた

境界線上のホライゾン

そんな事はすっかり忘れ、妻と結ばれ、子どもを授かり、息子が授乳期だった時に思わぬ形で“その理論”と再会する事となった
当時、自動車販売店に勤務し販売促進部で夜遅くまで勤務していた為、夜泣きのミルクは私が夜中まで起きていて対応して、その間妻にはゆっくり寝てもらう方式を取っていました
妻も寝て息子はまだ夜泣きで起きない
毒親に18で家を出るまでアニメ、ゲーム禁止されていた私がゲーマーになるには十二分過ぎる条件が揃った訳だが…
それはまた別の話で…

その空白の数時間をケーブルテレビを観て過ごす事も多々あり、そこで“境界線上のホライゾン”という作品に出会います
ネタバレしない様にざっくり内容を説明しますと、死刑になりそうなヒロインを助ける為に主人公が告りに行く話で
ヒロインと主人公の会話で全く同じ理論が展開されていたのです
偶然の一致なのか、はたまた作者がO先生の教え子なのか?謎ですが
主人公はこう問いかけます
「平行線の俺たちが共に納得出来る位置は何処にある?」
ヒロインは
「それは平行線重なる場所、異なる考えが一致する場所…境界線上です」と

この時点ではまだ高校の時に触れた事を思い出した程度で価値観を変えるまでには至ってませんでした

マルチでの出会いと昇格

時は経ち、子どもも小学校へ私もトラックドライバーに転職し、少し子育てが楽になり夫婦でゲームを楽しめる余裕も出てきました
wiiの戦国無双で夫婦で仲良く筋肉痛になったり、いたストでコンピュータを無限ハメしたり…
そして流通が落ち着いて来たタイミングでPS4を購入、ここから私達夫婦のマルチライフが始まった訳ですが…
マイクラ、モンハンワールドアイスボーンなど様々なゲームで様々な人と出会い、中には指示厨や暴言厨、ストーカー行為などのトラブルもありました
トラブル当時は私もまだ青かった為に
「一般常識で考えて」「普通は…」などと言葉を連ねていましたが、数年後に昇格
人を教える立場になり、改めて相対制理論の重要性に気付きました

私たちは平行線である事を理解する

普段の社会生活でも、マルチゲームの中でも、超えてはならない線というのがあります
これはお互いの立場関係なく、等しく存在するもの
ゲームやSNSで出会った顔も本名も知らないような人を“身内”と呼び不用意に干渉してしまう方は一度この平行線をしっかり見つめ直す必要があります
ゲームが上手い下手も関係ありません、要は姿勢の問題です。

では理解するにはどうするのか?

平行線同士の隙間を埋めていく作業、相対(あいたい)が必要です
交渉とも似ていますが、要は話し合いが必要でお互いの考え方を交換する事が必要です
これには聞く心構えが必須で、自分の考えやイデオロギーだけを主張する方は前段階の平行線の理解からやり直す必要があります。

一致の場所、境界線

お互い分かり会えたらその先は?

決して境界線上を超えないで下さい

相手に敬意を持ち、自分と合わない方だったとしても「こんな考えの方もいるんだ」「どうしたらこんな考えに至るんだろう」とバックグラウンドまで考え、こちらの視野域を広域化する
それはあなたの未来を広げる力になってくれるはず。

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