見出し画像

拝啓ロベルト・バッジョ様

あなたのおかげでここまで(38歳)くることができました。あなたに出会えて本当によかった。

R.バッジョに会ったわけでもないし(会えるなら会いたい)、サッカーで頂点極めたわけでも、社会の中で上の方(お金持ち)になったわけでもないけれど。R.バッジョを知り、追いかけたことで、私の人生は紛れもなく輝いた。

R.バッジョはサッカーが上手い。

サッカーをやっていた少年時代、90年W杯の映像を見ると、イタリアに小さなFWがいた。R.バッジョだった。縦に速いドリブル、DFがタイミングをずらされ、スライディングでボールを奪おうとするが、軽々かわされてしまう。ドリブルが好きだった私はとても興奮した。
クラブチームでも活躍したが、年々歳や怪我のせいでドリブルは影を潜めてしまう。普通の選手なら終わり。でも彼は違った。私もドリブルが好きだったはずなのに、メッシのように一人で試合を支配してしまうかのようなプレーが好きだったはずなのに、チームの一員として、ゴールゲッター、ラストパサーとして活躍する彼にどんどん魅了されていった。R.バッジョのサッカーテクニックで1番すごいのは、ボールの置き所、つまり、トラップの技術だ。ドリブルばかりに注目していたが、高校生になり、サッカーの仕組み、構造を考えるようになり気付かされた。ボールの置き所がいいと、ドリブル、パス、シュートがしやすい。当たり前のことなのに、とっさにベストな選択できるのが彼なのだ。

R.バッジョはカッコいい。

単純に顔が好み。襟足に三つ編みみたいなチョロ毛がいい。ジャンボとはまた違う感じ。ジャンボはジャンボで好きよ。
笑った顔が素敵。
アメリカW杯決勝。酷暑の中、延長までやってPK外した時の表情。いろんな感情を背中だけで表すことができるのは彼だけ。私はそう思っています。
現在の白髪混じりも好き。
何してもカッコいい。(恋は盲目)

R.バッジョは負けない。

怪我の連続、監督との軋轢、、、
苦難の連続だったが、全て乗り越えてきた。
デルピエロとの共存問題。
結果を出すことで監督を納得させ、サポーターを熱狂させてきた。
多くを語らないところも、最近の若くて上手い選手(🇧🇷)と違って、いい。


結局のところ、私はとても感化されやすいのだ。さらに中学生という思春期ど真ん中、感受性ビンビン時代にR.バッジョに出会ってしまった。R.バッジョにとって宗教は切っても切れない、心の支えだったはず。私は宗教の代わりにR.バッジョを奉り、祈り、何かにつけてR.バッジョのように生きてきたし、支えられていた。

高校生のとき、付き合って3日で振られた時だって、あの後ろ姿さながら、公園の淵で天を仰ぐことができた。出会ってなかったらこの世にいなかった可能性だってある(ない)。

R.バッジョ様、今までありがとう、そして、それからも私の人生に光を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?