大島僚太選手の「止める」

コロナ禍で会議や授業、トレーニングなどオンラインで行うことが増えた。そして、多くのことがオンラインでできてしまうことに驚くとともに、今までの集まりは必要なかったことに気づく。

ところでサッカーのトレーニング動画を見たことはありますか?

ドリブルスキルを見せつけるようなものや、ドリブルトレーニング動画、また抜きばかり集めたもの、すごくよく曲がるシュート、歴代の名選手のベストプレー集などなど、数え切れないほど、存在する。

サッカースクールの運営方針もあるだろうが、ドリブルスキルの向上を謳った動画がとても多い。お洒落で、相手の裏を簡単に取れて、DFをコケにしちゃうやつ。うちのスクールに入ればできるようになります、的な。みんなロナウジーニョやネイマールになれます、みたいな。

その動画を見て、うちの子もこんなにできます、みたいな動画も同じくらい多い。私も息子いるんで気持ちは分からんでもないです。

ただ、プロになるような人たちと高校時代、切磋琢磨した経験値がある私としては「そのスキルにどんな意味があるのかな?」と。

サッカーにはボールを「運ぶ」「蹴る」「止める」というスキルがあります。では、それら3つの中で、獲得するのが難しいのは?


「止める」


です。

間違いないのだけど、練習が地味だから、小さい時からやらせづらい。映えないし。すぐ飽きちゃうし。

本当に上のカテゴリー、プロ、代表を狙うならこの「止める」技術を教えてくれるスクールに入れないと。もしくは息子、娘に意識させないと。インスタ、YouTube見る限り、ほとんどありませんが。風間八宏さんと、中村憲剛選手、マルセロのお洒落トラップくらいですかね。

だれか、ひたすら壁にボール当てて、トラップしてる動画作ってくれませんか?私はこれが1番いいと思ってるんですが。欲をいえば、壁がブロックを組み合わせたようないびつな壁の方がいいんですけどね。

川崎フロンターレの大島僚太選手、ご存知ですか。静岡学園出身のドリブラーっていう認識ですよね。でも、本当は「止める」スペシャリストっていう認識が正解だと思うんです。どんなボールもピタッと止めてるから、ドリブルが映えてるんですよね。

もっと「止める」ことの凄さに注目して欲しいな〜。イニエスタも「止める」のがすごいからっ!


ただ、本当に、映えないっ!!笑


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