チキタカ

ティキタカでもよし。サッカー好きなら聞いたことがある言葉、チキタカ。
スペインサッカー、特にバルセロナというチームのサッカースタイルの代名詞。
気持ちよくショートパスを繋いで繋いで繋ぎまくってゴールを目指すことです。
サッカー好きならカテナチオよりチキタカ。そういうもんです。

スペインへは二度、2週間ずつ行きました。全くスペイン語は話せませんが、笑顔で「オラ」というだけで全てがまわりました。

チキタカの練習の一つに「鳥かご」というものがあります。ロンドという人もいますね。複数人で丸くなって、ボールを鬼に取られないように回し続けるという、初心者は常に鬼になってボールを回し続けられてしまう、とてもツラい練習です。時にはボールを取りに行って、オマタにパスを通されてしまい悔しい思いをさせられます。

先ほどのスペインへの旅に話を戻します。私はスペインの旅の初心者でした。話せないし、聞き取れない、まさに初心者。なのに、スペインの人たちは「オラ」と言って会話のパスをくれ、僕の「オラ」というパスを受け取ってくれました。優しい。そりゃスペイン人はチキタカうまいはずですよ。よそ者(下手くそ)を排除しないで受け入れてくれる文化。サッカーでも会話でもチキタカなんですスペインは。根付きますよね、面白いサッカーが。

日本人でもできそうなチキタカ。日本代表もパス回しを重視していますよね。でも、サッカーを長年やっていて感じることは、初心者や下手くそ、輪を乱す者、そういった人たちに対してあまり優しくない、私はそう感じています。文化の面からも同じようなことが言えないでしょうか?新しい環境での人付き合い、慣れるまで結構大変じゃあないですか?

身内だけで楽しく、長年の付き合い、息が合う人たちだけ。コンビネーションに問題はなさそうなので、チキタカできそうですよね。

でも、なんか先が見えていませんか?
世代交代とか、失敗しそうじゃないですか?
個性が消えそうですね。

島国日本と、陸続きのスペイン。
和とラテン。

チキタカだけに注目しても、いろいろ発見がありますね。

スペインにまた行きたい!




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