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はじめてのVRDJの備忘録

ぷりすけです。
普段は同人音楽イベントを主催したり、同人音楽DJをしたりしています。
先日、VRchatで行われるDJイベント(以下VRDJ)に出演させていただく機会がありました。
初めてのことで色々調べながらやったので備忘録を残します。

VR機材(Quest2+ゲーミングPC)は2年以上前に購入しましたが、どうも使用するのが億劫でほとんど触っておらず、VRchatは基本操作もままならない超初心者です…。
知り合いが出演するVRDJイベントには時々遊びに行っていたので、そこで知り合った方から出演のお誘いを頂きました。
VR機材はあるし、DJ機材ももちろんあるし、以前配信イベントを行っていたおかげでDJ配信を行うための機材も一通り揃っています。
やり方を調べて練習すれば大丈夫だろう!ということでオファーを受けさせて頂きました。

以前VRDJ経験者から教えてもらった話によると、TwitchなどでDJ配信をする時と同じようにOBS Studioを使って配信するようです。(指定された配信先に配信するとVRchatのワールド内で映像と音声が流れる)
Twitchなどで行うDJ配信と違うところはHMDを装着してVRchatと同時にHMD外のDJ用PCの画面を見る必要があることと、HMD(VRchat)からの音声とDJ機材(CUE、Master)からの音声を同時に聴くために一工夫必要なことらしいです。

DJ音声の配信方法
既に情報がたくさんあるので詳しくは省略しますが、私の場合はVR/配信PC側にオーディオインターフェイス(RME Babyface Pro FS)を接続しているので、DJコントローラー(DDJ-800)のBOOTH OUT(Master OUTはスピーカーに接続)~Babyface ProのIN3/4間をTRSケーブルで接続しました。
DDJ-400、FLX4などだとMaster OUTしかありませんが、VRDJの時はヘッドホンしか使用しないと思うのでMaster OUTをオーディオインターフェイスに接続(スピーカーは接続しない)でも良いでしょう。
機器によって接続端子の形状が様々(TRS、XLR、RCA・・・)ですが、大抵のものは変換ケーブルが売っているのでなんとかなります。(ただし家電量販店にはなかなかないので注意)

HMDを着けながらDJできるのか問題
私のHMDはメガネを外した状態で使えるように度付きレンズを着けていましたが、これではHMD外が見えないので外してメガネの上からHMDを装着しました。
思いの外HMD外も問題なく見えました。
コントローラーの手元も、32インチディスプレイ(beatmania IIDX INFINITAS用に買いましたが、今はやってないので贅沢にrekordbox専用にしてます。。)も特に問題なく見れます。
XSOverlayというものを使うとVR空間にPC画面を表示できると教えて頂きましたが、ただでさえVRchat初心者なのでVR側はできるだけシンプルにしたかったことと、DJPCとVR/配信PCが別なので使用しませんでした。

自宅DJブース
色々並べているのは主催イベントのフライヤーとグッズ

VRchatとDJの音声をどうやって同時に聴くか問題
ミキサーを使って混ぜる方法とイヤホンの上からヘッドホンを着ける方法があるみたいです。
私は前者の方法でミキサー(Just Mixer S)を買いました。
しかしこれ、音量を一定以上に上げると音割れします。
ヘッドホンでMasterも聴きながらDJする時は音量を上げないと不安なのでもう少しまともなものに変えたいところ。
VR/配信PC側にBabyface Pro(オーディオI/F)があるので、これを使えばTotalMixで混ぜられるかも。

Maker hart Just Mixer S / Amazonで5599円

PCの負荷問題
VRDJをやるためには「VRchat」と「rekordbox」(DJ)と「OBS Studio」(配信)を動かす必要があります。
できれば「Resolume」(VJ)も動かしたい。
私のPCはノート×2の体制で、メインPCはCore i7 10875H(8C/16T)/GeForce RTX3070/メモリ32GB、サブPCはCore i5 8265U(4C/8T)、内蔵GPU、メモリ20GBなのですが、VRchatとResolumeはスペックの問題でメインPCでしか動かせませんし、OBSはResolumeと同じPCで動かした方が楽です(OBSでResolumeをウインドウキャプチャするだけで映せるので)
rekordboxは普段からサブPCで動かしています。
つまりメインPCでVRchatとOBS StudioとResolumeを動かす必要があるので負荷が心配なのですが、検証の結果でギリギリ大丈夫でした。
VRchatでめちゃくちゃ重いワールドに入ったり、Resolumeですごく凝ったことをするとなると難しいかもしれません。

適当に人が多そうなワールドに入ってOBS、Resolumeを動かした状態。
CPUとGPUの心配をしていたのですが、メモリもギリギリですね。
(32GB積んでて足りなくなることあるんだ・・・)

VJについて
VRDJではOBSに入れた映像がワールド内のスクリーンに(リアルの箱と同じような感じで)映るようです。
せっかくなので同人音楽DJイベントでお馴染みの楽曲情報表示型VJを自分でやることにしました。
これは文字の部分を事前に画像として作成しているため咄嗟には用意できず、これをやっているイベントでは事前にDJ・VJ間、DJ間でセトリの共有を行います。
今回はそういうのがないので曲が被ったら汎用素材を流すつもりでした。

これも楽できるように色々やり方変えてるので、
一人分ならサクっと作れるようになりました。

Resolumeの操作はプログラマブルキーボードで行います。
VR&配信&VJ用PCはDJ用PCの後ろ側にあるので振り向かずに操作できるようにUSB延長ケーブルを使ってDJ用PCの近くに持ってきました。
リアルイベントではVirtualDJとDJ2GO2を使ってMVなどの動画も流しますが、さすがにPCのスペックと私の手が足りないので今回は使用しません。
曲を繋ぎ終わってから一回キーを押すと上の曲名表示が切り替わります。
ちなみにこんなことをしなくてもrekordboxなどで再生している楽曲情報を配信画面に映すNowPlaying2というツールもあるようです。

この形でMIDI信号をだしてくれるデバイスがほしい
当日、イベント直前の状態

こんな感じで準備しまして、イベント中のお話。
思ったよりVRchatとリアルのDJ操作両方に意識を向けながら楽しめて、快適にDJすることができました。
アバターの姿なのになぜか私自身が見られている感じがして少し恥ずかしかったです(普段リアルの姿でDJしているわけですがw)
DJしながら見ている人達と普通に会話ができるのはリアルイベントと違って新鮮でした。
楽しかったのでVRchatももう少し使っていきたいなと思いました!

~以下宣伝~

今回VRDJ出演させて頂いたのはカワイイ系DJイベント「わたし(のDJ)がいちばんカワイイっ!」(#わたいちDJ)でした。
定期開催されているので是非遊びに行ってみてください!

そして次に私がリアルで出演するイベントは同人音楽中心DJクラブイベント「Sound Drug!! 3rd Tablet」(#同人音薬)です。
DJとVJをやります。
かなり気合い入れていくので遊びに来てほしいです。
📅8月26日(土)
🕙14:00~20:00
📍東京・新宿azito
💰2500円(1D込)
🔗TwiPla(※参加表明必須)

最後に、私が主催する同人音楽DJ&ライブイベント「Doujin Frontline Vol.3」(#同人前線)は10月に初の試みとなる2DAY開催を行います。
燃え尽きるくらいのつもりで全てをかけて企画・準備しています。
DJとVJもやります。
全人類遊びに来てほしいです。
📅 10月7日(土)&10月8日(日)
🕙 13:00~18:00
📍 大阪・なんばMILULARI Legacy
※7月頃情報解禁予定

VRでも配信でもリアルイベントでも同人音楽のDJ案件はいつでもお待ちしております。
DJと併せてVJのお手伝いも可能ですのでお気軽にご相談ください。

ここまでお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m


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