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自分が勝ってるハンドに降りられ、自分が負けてるハンドにコールされるベットの話

ご覧いただきありがとうございます。

今回は「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」がテーマです。

どう思いますか?こういったベットは本当に正しいのでしょうか?本当に間違ってるのでしょうか?考えてみましょう。

登場人物

ひよこ:マイクロzoomで奮闘中だが、まだ勝ててないプレーヤー。「やる気はじゅうぶんです!」

ぷりぷり:ひよこのポーカーのせんせい。


ある日

ひよこ:ぷりぷりさん!「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」の話をきいたんですが、ダメっていう人もいるし、良いっていう人もいますよ?どっちです??

ぷりぷり:そういう「ダメっていう人も良いっていう人もいる話題」って多いよね。この場合、どっちも正しいし。。。

ひよこ:どっちもただしい??

ぷりぷり:そう。それは場合によるんだ。正しい場合と間違ってる場合を解説していくね。

ひよこ:おねがいします!


正しい場合

ぷりぷり:まずは「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」をすべき場面から説明していくね。まず、僕たちはJTsでオープンして、ヘッズアップとなり、フロップはJ54レインボーと出た。ここでベットはしなくちゃいけない。ポットの50%以上くらいで。

ひよこ:「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」になりそうですね。

ぷりぷり:ここは今強いけど後で弱くなるかもという場面だよ。JTsはこのフロップでは強いけど、その後のストリートでAやKやQが落ちると一気にプレイが難しくなる。このベットはフロップで降ろす事を1番の目的としてるよ。降りてくれれば、例えばKを持ってる相手がまくる可能性を0に出来る

ひよこ:強いハンドなのに降ろすのが目的って所は変な感じがします。。。

ぷりぷり:たしかに。マイクロではフロップで当たってないから降りるって人は多い。だから、早く降ろしたいんだけど、一方ではA、K、Qを当てたいからコールする人もいる。そんな人に対しても、ターンを見るためのコストを払わせているっていう意味で有効だよ。

ひよこ:フォールドされても、コールされてもおいしい場面なんですね!でも、、、相手のKJoとか54sにはコールされて、ペアができてないと降りられちゃいそうです。

ぷりぷり:もちろんその場合もある。しかし、長い目で見ると上で言ったメリットのほうが圧倒的に大きいんだ。

ぷりぷり:他には、Aヒットしているけど、フロップが3枚ともハートで自分にフラドロがない場面とかもだよ。これも今強いけど後で弱くなるかもっていう場面だよね。4枚目のハートが出ると厳しいよね。

ひよこ:コールされてもハートを引くためのコストを払わせてるという意味でおいしいんですね。

正しくない場合

ぷりぷり:次に「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」をすべきでない場面だよ

ひよこ:さっきと真逆なんですね。。。

ぷりぷり:そう。同じ場面の続きを考えてみる。JTsでオープンして、ヘッズアップとなり、フロップはJ54レインボーと出た。フロップでベットしたが、コールされた。ターンで9が出たあと、リバーはAが出た場面。

ひよこ:Aはいやなカードです。

ぷりぷり:そうだね。ここではベットすべきではないよ。Jのペアはそこそこ強いけど、ベットしても、A持ちとかKJにはコールされるし、JTより弱いハンドは降りられてしまうだろう。一方的にベットした分だけ損になるよ。

ひよこ:まさに「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」ですね。

ぷりぷり:この場面はそこそこ強くて、勝っていた場合に今後まくられる可能性0っていう場面だよ。5枚目のカードが出てるんだから、今後まくられる可能性0だよね。

ひよこ:まくられる可能性がこのベットが正しいか正しくないかを分けているんですね。

ぷりぷり:そうだよ。まくられる可能性を0にするってのは本当に重要だと考えてるよ。勝率80%あったとしても、降ろして相手の20%を0%にするんだ。自ずと全体的にアグレッシブなプレースタイルになると思うよ。

ひよこ:なるほど!ありがとうございました!

まとめ

「自分が勝ってる時に降りられて、自分が負けてる時にコールされるベット」は今どれほど強いか、まくられる可能性があるかによる!

さいごに

マイクロステークスのZoomを想定していますが、ポジションスタック等は省略しています。というのも、大事なのは特定のハンドではなくて、こういった状況を理解することだと思ったからです。紹介したハンドのアクションは当然だと思う方もいらっしゃると思います。しかし、こういった状況は様々な場面で起こるので、そんなスポットを意識して探しながらプレーしてみて下さい。読んで頂きありがとうございました!

次回予告

ローポケットペアの取り扱いについて作りたいと思っています!!

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