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たまにはカニ歩きでもしてみようか

月曜日から金曜日に仕事をして土曜日は人と会って日曜日も仕事をする。
そんな生活は僕に安心感を与えてくれます。

自分は頑張っている。
きちんと前へ進んでいる。

起業して1年目、不安を払拭するためには前進あるのみなのです。

そんな中、2月の寒い雪降る軽井沢で一冊の本と出会いました。

「旅」をテーマのアイテムをリリースするにあたって、自分も旅をしなくては!と思い、冬の軽井沢に。
しかし、あいにくの天気で電車も止まり、本屋さんで1日を過ごすことになりました。

そこで手に取ったのが青山美智子先生の「お探し物は図書館まで」。

お探し物は?
本ですか?人生ですか?

仕事や人生に行き詰まりを感じた5人が訪れた町の小さな図書館でひとりの司書と出会う。

自分が本当に探している物に気が付き、明日を生きる意味を見つける物語。

僕的、要約


仕事で忙しいしなあ、そう思いながらも、この出会いを無かったことにしたくなくてこの本を買いました。

それから毎週日曜日に1章だけ読むことに。
仕事を始める前の1時間、少しだけ。

そしてようやく読み終え、このnoteを書いているというわけです。

ああ、また良い本に出会ってしまった。

僕は人生に行き詰まっているわけではないけれど、なんだか人生の進み方を教えられたみたいでした。

最近は忙しさのあまり、前しか見えていない。
前へ進む疾走感は気持ちがいいし、結果が出るから安心感もある。

そんな僕に向けて、たまには前進ではなく横進もいいのでは?
この本はそう言っている気がしたんです。

前へ進んでいる時、景色は変わらない。
詳細が見えていき、明瞭になっていくだけ。
それもそれで大事なことではあるけれど、横向きで歩くと景色が横に通り過ぎるから、いつもより広い世界が見える。

ワイドビュー。

人生は縦向きに出来ているわけではないと。


本が僕の人生のヒントを教えてくれるわけではない、これも教えてもらった気がします。

その本で感じたものを自分自身で、自分の人生に結びつけられるかどうか。

それが大切だと。

読書以外もそう。

全てのことを主体的に考えるだけで、世の中が違って見える気がします。

この本が僕の人生を変えてくれた。
これからも、そんな勘違いをさせてくれる本に出会えるといいな。

皆さんにも、そんな勘違いができる本が見つかりますように。

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