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チキンとハニーマスタードのサンドイッチ/おやゆび王子の初恋(犬飼のの/笠井あゆみ)

訳あって四畳半一間で貧乏暮らしをしているけれど実はいいとこ育ちでテーブルマナーがしっかりしている、みたいなギャップのあるキャラがツボだったりします。とりです。
昨日のnoteで書いたセカンドクライの攻めや有栖川帝統みたいなキャラはそうだと萌えるな〜という幻覚を見ています。

春通り越してもう夏ですか?半袖で過ごして問題なさそうな陽気ですね。
週末は雨予報でしたがカラッと晴れてくれたので、今日は犬飼のの先生の『おやゆび王子の初恋)』から『チキンとハニーマスタードのサンドイッチとベーコンとメープルシロップと玉子のサンドイッチ』を作ってお花見に出かけました。


予想はしていましたが屋外での撮影に電子書籍は向きませんね。おやゆび王子の初恋、官能童話シリーズの中ですごくお気に入りになって何度も読んでいるのでそろそろ紙も買おうと思います。
角川ルビー文庫の電子書籍は挿絵がハートのアイコンで隠れているので、私のような通勤電車でBL小説を読む人間には大変ありがたい仕様になっていますが、読みたいシーンや挿画を捲って辿るよろこびは紙の本ならではの良さですよね。

おやゆび王子の初恋はおやゆび姫がモチーフのお話で、家族を失いひとり家具屋を営む家具職人の受けと魔法使いの呪いでミニチュアサイズになり100年の眠りから目覚めた放蕩王子の超逆体格差×身分差ラブロマンスです。
なにかと血腥い官能童話シリーズの中で貴重な穏やかな空気で進む切なくてかわいいラブストーリー。血で血を洗う愛憎サスペンスやハラハラするバトルはないですが、同性愛が禁忌の時代背景で境遇は違えど孤独だった受けと攻めが恋を知って愛する二人の人生が続いていく結末に胸がじんわりと暖かくなるお話でした。
チキンとハニーマスタードのサンドイッチは森の中で遭遇した魔法使いのおばさんを野犬から救うシーンと、攻めにかけられた呪いを解くために二人で魔法使いのおばさんを訪ねに行くシーンで、ベーコンとメープルシロップと玉子のサンドイッチは二人が市井で穏やかに暮らしていくエピローグで登場します。
受けがチキンとハニーマスタードのサンドイッチを野犬に投げ入れて魔法使いのおばさんを助けたお礼に、攻めが眠っている魔法の種を貰い受けるので物語の始まりの重要なキーフード?ですね。
どちらのサンドイッチも甘いしょっぱいの罪深い美味しさでした。


食パンの厚さは全力で8枚切りをおすすめします。


【チキンとハニーマスタードのサンドイッチ】
鶏胸肉 1枚
塩、砂糖
リーフレタス 1、2枚
食パン 2枚
はちみつ 大さじ1
マスタード 大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
しょうゆ 小さじ1

①皮を剥いだ鶏胸肉に塩と砂糖をすり込んで湯煎調理用バッグに入れて一晩置く。沸騰したホーロー鍋に入れて火を止めて1時間くらい放置。粗熱が取れたら食べやすい厚みに切っておく。
②はちみつ、マスタード、マヨネーズ、しょうゆを混ぜてパンに塗る。レタスと鶏を挟んで半分に切る。

【ベーコンとメープルシロップと玉子のサンドイッチ】
たまご 3個
牛乳 大さじ1
塩胡椒
ベーコン 5枚
メープルシロップ
バター

①卵黄と卵白を分ける。卵白は空気を含ませてふわっと泡立てる。
②牛乳を加えて混ぜた卵黄と塩胡椒を①に入れて合わせる。
③油を敷いた卵焼き器で弱火で焼く。
④ベーコンを両面カリッと焼く。
④室温にもどして柔らかくしたバターをパンに塗り、たまごとベーコンをのせメープルシロップをかけて挟んで半分に切る。


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