見出し画像

修復歴事例 スペーシアカスタム MK32S 無料記事


コメント

無し。MK42Sも同じ形状のはずです。


後ろ回り

リアフロア修正→修復歴有り

これはわかりやすい例
いつも通りさくっと検査を進めていましたが遭遇しました。

リアゲートのボルト

検査では各ボルトの頭もチェックしていくのですが、これだけ説明不要な状態はありません(笑)
ボルトの塗料が削れています。新車状態ではこうはなりません。
この時点でボルトを回していることは確定。
普通であればボルトを回す必要はありませんので「何かしらの事情」で脱着なりをしたことが考えられます。

普通なら事故等による損傷の修理でしょう。
そんなわけでトランクルームのパネル等を引っ剥がします。

遠目で一枚。プロならこの写真一枚で違和感を感じます。

リアフロア写真

何が違うか?
それはパネルの色。純正ではこんな色ではありません。

右の内装トリムをずらして覗けばわかります。

リアフロアとインナーパネル

オークション会場や検査会社によっては骨格にペイントが入っているだけでは修復歴に該当しない場合がありますので、ここからは明確に損傷or修理しているという根拠を探します。

ウェザーストリップゴムを外した部分のチェック。
ドアを交換している場合、ダメージが入りやすい部分です。

エンドパネル クランプ跡

全体的にペイントが入っています。
上の写真ではうっすらとしか見えていませんが明確に修理している跡が見えます。下がわかりやすい写真。

エンドパネルクランプ跡2

これは歪んだフレームを引っ張って直す修正機を使用した際のクランプ跡です。この跡がついているということはそれなりにフレームがダメージが入ったという証拠。

その内側にあるリアフロアは・・・

リアフロア損傷

見事にでこぼこ。
直した痕跡はありますがちょっと雑な修理です。

ちなみに

エンドパネル

こちらは内側からの写真
エンドパネルの一部は交換。細かい根拠は割愛しますが、緑の矢印部分のシーリングが打ち替わっているのもわかりやすい根拠のひとつ。
なおエンドパネルは骨格の扱いにはならないので交換や修正をしたとしても修復歴有りとはなりません。
隣の黄色い文字のパネルもエンドパネル。ここは交換していません。これは左側の写真ですが、上のクランプ跡の写真は右端のエンドパネルの写真。
左側にはクランプ跡がなかったので右側に大きなダメージがあったと思われます。

割安で買える修復歴有りの車両は選択肢の一つとしては有りですが、購入の際はダメージの度合いや、綺麗に補修されているかをよく確認しましょう。

お店のスタッフに聞けばキチンと説明してくれるはずです。
説明してくれないor良く分かっていないスタッフの場合は避けた方が無難です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?