狂乱V vs 機械Nc

筆者も勉強中の身のため、間違った考察をしているかもしれないがご容赦いただきたい。

大局観

狂乱V

最重要ポイントはNc側のリーサルラインの回避。13点のルベル圏内に押し込まれるとかなり苦しく、手札で抱えていたい魔獅子を使わざるを得ない状況になる。狂乱に入るために自傷を続けていれば勝手に13以下にはなってしまうので、相手の盤面からはできるだけ打点をもらいたくない。目安として、体力9以下まで押し込まれると、ロンド1枚でも14点以上にできないので、相手から4点以上は殴られたくない。正直ルベル+斬撃やルベル+ヴィスカリアの15点ラインも現実的なので、2点殴られたら致命傷だ。

ユリアスがNc対面で超強力なことは言うまでもないが、ユリアスターンはボードの処理が弱い。後半になるほど使えるタイミングがなくなってしまうため、余裕があるうちに使いたい。

そのため序盤で意識したいことは、盤面でできる限り負けないようにすることだ。序盤で盤面を取られてしまうと、ユリアスを投げるタイミングは一度もない。

機械Nc

機械Nc側はユリアスがプレイされなければ、こちらの事故以外で負けることはない。そのため最重要ポイントはユリアスを楽にプレイさせないこと。盤面を作り続けることである。
盤面でのプレッシャーという意味でゾンビポン置きなど、ドレッドオーラで簡単に返されない盤面形成を心掛けたい。

またゲーム後半では盤面に出さないことでロンド魔獅子以外の回復をケアできることや、ルベルエンネアでマンマルを場外に出しつつ除去してバリアを貼ることなど、細かいテクニックが必要となる。


リプレイ振り返り

細かいミスの部分は上げたらきりがないので省略。試合を分けたであろう部分だけ述べる。

1試合目5T

序盤でミスもあり自傷5回。狂乱側はどのみちユリアスしか択がなかったが、この盤面にユリアスを投げても全く除去が追い付かない。Nc側が盤面で主導権を取ってルベル圏内に押し込もうとするプレイがよかった。なぜかロンドも起動しないため、盤面は作りやすかった。


2試合目5T

狂乱状態かつドレッドオーラを付与している。ここでネイル+杯で5点詰めつつ盤面を処理する選択をしたが、果たして5点詰める意味があったのか。この時点で魔獅子や打点カードを持っているなら詰める意味はあるが、何もない手札なので、ナイトメアタイムを使って打点を引きに行くべきだったように感じる。詰め切れないならば5点は回復されてしまう。ネイルから入らないとなればこのターンはロンドからでも良くなる。自分の意見はロンドタイム。


2試合目7T

エレナ→ユリアス進化→鍵盤→養育混ぜ進化回復?テラーナイトを打点として抱えるチャンスだったかも。


3試合目3~4T

このマンマルがとても厄介。狂乱の先4では後ろの1/1が除去できない。この後ネクロ側が進化顔でしっかり相手のライフをルベル圏内に押し込む。相手の盤面次第にはなるが、後3のエンネアが強力な例。


3試合目6T

盤面を出さないことでロンド以外の回復をケア。序盤でルベルラインに落とし込んでいるからこそ可能なプレイ。


4試合目4T

V側は自傷が5回であることと、捨てたいカードもないことからこのターンは鍵盤で除去に回りたい。眷属を使うと13ラインに突入してしまうので、アイアロンで手札を増やす択が良いように見える。対して、Nc側は後続をつなげることができず、5Tにユリアス安着を許す形になってしまった。エンネア温存して5Tに使うべきだったか?


5試合目5T

シンプルに盤面当ててロンドで良いように見える。杯進化で回復しつつ顔を攻撃してもよいように見えるが、進化がもったいない。ユリアスがない展開ではエンネア盤面を強く作られることが予想できるので、ヘドネに全部進化使うくらいの気持ちで進化は大事にしたい。


5試合目5T

ロンドケアで盤面進化。ここからは一生ユリアスを投げる暇を与えない。ユリアスなしの長期戦ではNcに負ける要素がない。


6試合目3T

6自傷かつ盤面4体で次にユリアスに行きやすい形。この後ロンドも絡んでライフを高く保ちながら進行できたため、V側の勝利。V側の序盤で盤面を作る意識が良かった。


7試合目6T

ユリアスなしなのでNc側は盤面形成。序盤から魔獅子を持っていたので、ヘドネ魔獅子で返す。


7試合目7T

Nc側はルベルで盤面形成しつつライフを詰めて、魔獅子を使わせに来る。対してV側はなんとかエレナ到着。魔獅子で回復しつつ、ユリアスを貼って長期戦に備える。


7試合目8T

Nc側はここでドミニオン(もしくはアテムルベル)があれば最強だったが、V側は山をほぼ掘り切れてスナイプx3とヘドネ魔獅子ロンドがあるため耐えきれない。V側のユリアスがかなり遅れる展開になったが、魔獅子1枚で除去回復ドローが揃うため、後引きのユリアスも使いやすい。魔獅子のカードパワーの高さでなんとか捲りきった印象だ。


8試合目4T

3狂乱で魔獅子も下がり始める。Vの勝ちパターンに見えるが、、


8試合目4T

墓場9止めで、ルベル林檎をちらつかせる。下手に自傷してしまうと痛い。


8試合目5T

気持ちが攻めに偏りすぎてしまったのか、取引ヘドネを選択してしまう。当然ルベルでカウンター。2体しか走れないと考えたかもしれないがそれでも痛い。


9試合目3T

一見テイマー+使徒は最強の動きに見える(既に3自傷なので狂乱突入)が、手札に魔獅子や鍵盤がないことから、今狂乱に入るメリットがあまりないことに気付くべきだった。正解はテイマーエレナだろうか。


9試合目4T

Nc側は狂乱に入ったならもういいやと、テイマーを残して体力を抉れるだけ抉ろうとする。ユリアスを投げやすいように盤面を作りたかったが、出せば出すほど体力を奪われてしまうジレンマだ。


9試合目4T

それを嫌がってアイアロン2枚投げなのかもしれないが、これはハンドが溢れてしまうので良くない。ハンドの枚数は気を付けたい。


9試合目7T

なんやかんやあったが6Tにユリアス着地でまだいけるか?という状況。Nc側の手札に幸福が2枚あるため、ここでマンマルの除去を逃すと巨大戦艦になってしまうので除去をしたかった(ロンド+エレナでマンマルだけは何とか剝がせる)。結局この巨大戦艦の殴りが痛すぎて沈没。
ただNc側もこの択はヘドネがあったときにほぼ負けである。間違えて斬撃を融合してしまったので、ユリアスが除去できなくなったのが痛すぎた。


10試合目6T

全く狂乱に入れない事故ヴァンパイアになっていたがNc側は油断しない。一見幸福使ってガンガン押し込んでいいように見えるが、復讐に入れるとロンドを使われてしまうため、1体殴ってから幸福殴りで11止め。ロンドから入れればV側もチャンスはあったため、試合を分ける一手だ。


11試合目5T

最高のタイミングでユリアス到着。前のターンの動きでエレナなしは透けていたため、Nc側は無理にボードを作らなかったが、少しかわいそうな形で裏目に出た。


11試合目8T

魔獅子2枚使うも、引きに恵まれずリーサルとはならなかった。ここは何も出さずにエンドしたかったターンである。そもそもこの状況はNc側が何かを出すとバリアを剝がされる起点になるため、相手も動き辛い。唯一の負け筋であるアテム不吉ルベルケアのためにも、融合でハンドを整えつつ機会を伺う展開で行きたかった。


12試合目7T

V側がエレナなし魔獅子なしの終始イマイチなハンドだった。Nc側が6Tルベルからエンネアを回収して盤面を作り続けるプランがしっかり刺さった展開だった。


13試合目4T

少しミスしているが、しっかり盤面を作ってユリアスが投げやすい形を作れている。


13試合目4T

しかし4Tエンネア起動でNc側も上振れた動き。ユリアスに行っても3面残る。魔獅子がないとそのまま押し切られていたように見える。機械Ncのパワーの高さを感じる例である。


13試合目7T

処理ルベル+エンネアバリア貼りの択を取りたい。この時ルベルで当たる前にエンネアを出してマンマルを溢れさせるテクニックを忘れないようにしたい。結果論だがその場合ヘドネロンドスナイプx2を耐えられた。


14試合目8T

除去に使うわけでもないのにフロートに進化を切るなど、序盤上手くデッキが回らなかったツケを払うことになった。上手く回ったとしても魔獅子2枚の前だと負けていただろう。次のターンに除去が追い付かなくてNc側敗北。流石にV側が強かった。


15試合目4T

ユリアスを使わせないような盤面を作りたかったが、とてもじゃないがそのようなハンドではない(機械カウントは3)。筆者はこういう時にミントがあればまだ戦えるなと感じる。ミントなしだとここで安着を許した時点でほぼ負けている。


16試合目2T

アイアロンリカバリーで相手の除去を打たせない択は面白いが、いい選択肢には見えない。エンネアを重ねられたときにボードからだいぶ打点をもらうことになり、ユリアスも使いずらい。さらに狂乱カウントも遅くなる(4にユリアス行きたいため)ことが懸念点。結果的にはここで機械カウントを遅らせたことは大きかったが、嚙み合いが良かっただけに感じる。


17試合目4T

テイマー+使徒を警戒してあまりフォロワーを出さないようにしていたが、この盤面から出てくる5Tユリアスを止められなくなってしまう。4Tに一気に広げる選択肢が強い。ただし今回は魔獅子がないため、15試合目ほど一方的にはならない。


17試合目6T

このターンはとても難しい。放置してしまうと幸福で巨大になったマンマルはヘドネ以外で返せない。しかもヘドネで返した先にルベルで負けそうである。ユリアス進化でテラーナイト抱えはしておきたいか。
この後は杯進化でなんとか盤面ロックで耐えきりながらなんとか勝利したが、不吉1枚も見えていなかったので、できればしたくなかった択である。


18試合目4T

しっかり杯進化で回復しながら立ち回れたのは大きい。この盤面から出るユリアスは止められない。


19試合目4T


19試合目5T

しっかり盤面形成したV側に対して、しっかり除去しながらエンネア盤面で返した。お互いブン回りな試合。


19試合目5T

ただここでネイルを使って、タイムを混ぜてしまったことが敗因か。結果的にヘドネの最後の進化権が足りなくて涙をのむことになった。ロンドや魔獅子を混ぜて失うことが怖かったのだとは思うが、進化権がより大事であることが再認識できた。タイム打ち次魔獅子行く前提でロンド混ぜが正解な気がする。

総括

細かいところにプレイが出る2デッキなので面白い。弱体化されないことを祈る。また10先を配信してくれた関係者の方々に感謝。


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