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【エボルヴ】「森羅鋼鉄」機械シナジーの事前解説

まずはこんな無名の考察記事を読んでくれてありがとう。
今回の機械自然弾はデッキの8割以上をテーマカードだけで構成できる、かなり構築の組みやすいパックです。特に機械シナジーは発売1ヶ月前時点で、おそらくシナジーするカードの全てが公開されているため、立ち回りのイメージがしやすいです。
何よりシャドバのメインストーリーは面白いからキャラにも思い入れがあってモチベ上がる。


〇機械ウィッチ

・基本情報

ウィッチの機械カードはメイン8種エボルヴ2種です。中立でメイン4種エボルヴ1種あるため、全て3投するとメイン36枚とエボルヴ9枚になります。もはや構築済みデッキ。
機械ウィッチは王道のテンポデッキで蒼の反逆者・テトラとアイアロンの支配者・ベルフォメットでそれぞれ中盤、終盤の盤面を作るデッキです。展開と除去に長けた効果で同型のテンポデッキに対して有利に立ち回れます。ドローとサーチも充実していて安定感は高そう。

・蒼の反逆者・テトラ

テーマデッキの命運、3コスの進化フォロワーに握られがち
よかった、今回はちゃんと強い方だ

蒼の反逆者・テトラは、コスト3+1でそれまでに溜めたEXエリアのカードを全て放出して除去と展開と回復をこなします。
コスト3以下の機械フォロワーは全てEXエリアに機械トークンを置く効果を持つので、4ターン目でテトラ進化すると4点分の除去を自由に割り振れる上に1/1を並べたりリーダーを回復させたりできます。余裕があればリペアモードを相手ターン中のクイック除去として構えることもできるので、カタログスペック以上に強力なカードです。

こんなカードもある、EXエリアに行くために1コス必要なの真面目だね

・アイアロンの支配者・ベルフォメット

卯月、文香といい、7コストで超展開してくれるカード恒例化してますね

アイアロンの支配者・ベルフォメットは、コスト7と重いですが、1枚から最大5面展開を行える上バフ効果も備えたフィニッシャーです。展開コストの受けが広く、機械神、3コス×2、2コス×3、1コス+2コス+3コスと捲ったカードで最適解を出しやすいです。
踏み倒したメカニカルソーサラーとマシンエンジェルは即時除去として活用できますし、進化コストがあればテトラから追加展開の択もあります。機械神のサーチ効果のおかげで7tに引けていないことがほとんどなく、連打することも強い選択肢になるカードです。

起動効果はベルフォメットから出ないとほとんど機能しないんだ
ダメージを出す条件が重くて機械の中では控えめな印象を受ける
6→7の接続が美しい

・相性のいいカードなど

課題は直接火力をほとんど持たないこと。常に盤面に残ったフォロワーから打点を出す必要があり、除去の強いクラスには苦戦します。特に超越ウィッチはベルフォメットに大紅蓮を合わせられると、超越側のリーサルターンに間に合わない可能性が高いです。
単体パワーの高いマーリンを採用することも選択肢ですが、ゴーレムフォロワーが多いことからゴーレムの暴走を採用したり、フォロワーが多いことから同弾収録のメイシアを採用したりして直接火力を充実させるとよさそうです。公式エキシビションでは、ベルエンジェル、鉄杖の機構士、サフィラが採用されていました。

〇機械ナイトメア

・基本情報

ナイトメアの機械カードはメイン7種エボルヴ2種で、中立も含むと機械カードだけでメイン33枚エボルヴ9枚になります。
機械ナイトメアは墓場利用と盤面展開のデッキ。禁絶の腕・ニコラを有効に活用しながら除去漏れを狙い、真紅の抗戦者・モノの能力条件の達成を目指します。明確な疾走フィニッシャーが存在するのが強みです。

・禁絶の腕・ニコラ

墓場肥やし優秀だし出張採用もありそう
この効果で泣く泣くメカニカルガンナー出す時もあるのかな

禁絶の腕・ニコラは、コスト3+1で山札上2枚を墓場に落としつつコスト2以下の機械を墓場からプレイできます。選択肢があるかは状況によりますが、コスト2のフォロワーの展開か禁絶の一撃による除去を選べるのは優秀。このカードは島村卯月であり速水奏です。
とにかく1枚のパワーが高く、紫紺の抵抗者・エンネアという専用リクルーターがあるため連打しやすいのが良さでしょう。エンネア、ニコラ、ボーンドローンと並べば相手は処理に4手必要になり、除去漏れを誘発しやすいです。

場に機械フォロワーを残すという仕事を全うするカード
除去したいならこれ、2コス4点はインフレを感じる
テキストに後からマンマル追加しますって書いてある

・真紅の抗戦者・モノ

モノユリかユリモノか、それが重要だ
アプリの効果再現ありがとう…

真紅の抗戦者・モノは、5面展開と墓場にファースト・ワンを要求するやや条件の重いフィニッシャーです。空の盤面からスタートすると、プロダクトマシーン×3とモノをプレイして5コスト、進化コストと起動効果コストに3コスト、計8コストかかってしまいます。これを可能な限り軽減するためにファースト・ワン経由でモノを出して-1コスト、EPを活用して-1コスト、場に残った機械1枚につき-1コストと5コスト程度で条件を満たせるようにすることが理想です。
完成したモノは、7/6疾走に加えて味方全体を+2/+2バフとかなり勝ちに近づくことができるので、デッキ全体をここに寄せていきましょう。

・相性のいいカードなど

課題は安定感のなさでしょうか。ニコラで踏み倒したいカードが墓場に落ちているか、モノとファースト・ワンは手札か墓場に揃っているかに戦術が大きく依存しています。機械神でサーチするにも今度は墓場管理がネックになってくるため、理想の状況になるまで根気強く展開を続ける必要がありそうです。
墓場を肥やすカードとは全体的に相性がいいです。既存のカードでは夢のささやきやツバキ、同弾収録のカードではバロンや獄炎のデーモンなんかが扱いやすいです。しかし、1体でも機械以外のフォロワーが盤面にいるとモノの条件が満たせなくなるので注意しましょう。公式エキシビションでは、神崎蘭子、ソウルコンバージョン、夢のささやきが採用されていました。

〇機械ビショップ

・基本情報

ビショップの機械カードはマーロン込みでメイン6種エボルヴ3種です。中立も含むと機械関連カードだけでメイン30枚エボルヴ10枚となります。
機械ビショップはEXエリアに溜めたリペアモードをコストに踏み倒しを行う少し特殊なデッキ。欠落の聖女・リモーニアか機構の解放で中盤には相手を追い込み始めます。しかも一度回り出すと蘇生やサーチを駆使して後続も切らさず展開し続けることが可能です。

・欠落の聖女・リモーニア

機械・信仰・狂信・偶像が気になった人は背景ストーリーをチェック
イージス呼び出す効果はどうした!?

欠落の聖女・リモーニアは、進化時に相手の場のフォロワーすべてを破壊する代わりに進化コスト7の特殊なカードです。当然普通には払ってられないので、起動効果で軽減していきます。リペアモードを4枚準備していれば3+2コストで進化できるので、最速で後攻4ターン目か先行5ターン目にはプレイすることが可能です。
盤面を一掃しながらコスト2以下の機械を呼び出す効果は流石に圧巻です。蘇生候補も疾走持ちのマシンファルコンと守護持ちの鉄腕の修道女と択が強い。呼び出した機械がリペアモードを提供してくれるので本当にこれといった欠点のないカードです。

リペアモードを置くために殴ることを強要されている、縦置きという言葉を知らない
最速後手2から3/4が疾走してきます、なんか君強くないか?
この上なくリペアモードを置くという仕事に忠実なカード

・機構の解放

アプリで暴れて、エボルヴでも何かしでかしそうな1枚

機構の解放はコスト2のスペルでデッキからコスト6の機械神を場に出せます。……本当に? EXエリアのリペアモード5枚を消費する必要があるので最速でも4ターン目からですが、それでも2コスト分のコストジャンプは強烈です。しかも横にコスト2のフォロワーも引っ付きます。
また、このカードはリモーニアの全体除去が必要な場面では【1】効果として使う選択肢まであります。リペアモード2枚払ってますが1コス軽く出せていて、リモーニアがリペアモードを1枚返してくれるため必要コストは2+3と変わっていません。リペアモードさえあれば何でもしてくれます。

・相性のいいカードなど

課題はリペアモードを置く以外の動きをすることが弱くなってしまうこと。そのため序盤用のカードを採用しても、それを使うこと自体が自分の強い動きを遅らせることにつながります。幸いリペアモードが置けるカードは1コス6枚2コス9枚3コス9枚と一般的なテンポデッキ相当の枚数はあります。
相性のいいカードは6ターン目以降を支えるカード。ウィルバートなどの守護ビショップのギミックを採用するもよし、ダークジャンヌで顔ダメの後押しをするのもよし、大安定マーウィンにゆだねるもよしです。公式はエイラの祈祷を推していましたが、リペアモードはコストなのでそういった使い方は難しそうです。

コンパクトにまとめるつもりがかなり長くなってしまいました。この記事をまとめると、機械ナイトメアはプロダクトマシンを並べるデッキ、機械ビショップはリペアモードを溜め込むデッキ、機械ウィッチはその両方を活用するデッキですね。
自然も楽しみですが、まあカードが出揃ってからですね。それでは。


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