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奇跡の運命王 レザエル・ヴィータのプレイについて※ほぼ読めます


はじめに

こんには、ぷらしきです。先日のWGPデラックス2024東京でレザエルを使用しました。個人3-2、チーム4-1でまさかの全勝チームとライドライン全被りで残念ながら予選敗退でした。オディウムにオーバーめくられていなければ…個人4-1…
ということで、前回レザエルの記事を書きましたので、流れでヴィータも考えをまとめつつ、これから始めようかな・やってみようかなと考えている人の参考になればと思い、なるべくわかりやすく、自分なりに綴っていきます。後半の各環境デッキへの対面以外は全部無料で読めますので是非読んでってください。

変化について

まずはじめに、どんな変化があったの?といった部分です。
使用していた人はすぐに分かったかもしれませんが、
”相手を火力で倒せるようになった”と思います。
新規でもらったRRR以上のカード2種、
「奇跡の運命王 レザエル・ヴィータ」
「聖竜 ガブエリウス」
こちらの2枚によってレザエルは、何者にもなれなかったところから、安定してリソースを供給しながら、殴り勝つデッキへと変貌を遂げました。
レザエル・ヴィータですが、まず手札のレザエルをソウルへ入れることで、追加で1体蘇生+5000パンプ。やってほしかったこと全部やってくれました。正直パンプだけでもあればありがたいなと思っていた矢先、もう1体生えてきて言うことなしです。25000要求、手札2枚以上要求のラインを蘇生で確保しつつ、パンチ数が純粋に増え、以前の「あと少しだったのにな…」の部分が解消されました。
ガブエリウスですが、これもまた強いRをもらいました。山上固定、自己パンプ5000&4点以上でさらに10000。以前のマッシャーの枠に入れるのに最適なカードと言えるでしょう。さらにドライブチェックも増え、レザエルが実質毎ターン3ドライブ、ディバインターンなら4ドライブを得ることが出来ました。

デッキタイプについて


続いてデッキタイプです。ヴィータのデッキタイプを勝手に3タイプに分けてみました。おおよそこの3タイプが主流かなぁと思います。

  1. テイスファルト型

  2. 聖歌型

  3. ギミック非採用型

まずはそれぞれの所感と解説から行こうと思います。

【テイスファルト型】
以前のレザエルでの最も主流だったテイスファルト型ですが、今回は安定性の低下もあり、個人的には評価を落としています。
引きたくないカード(トリガー+守護者+レザエル関連)が増えてしまったこともあり、テイスファルトでのアクセスの悪さが目立つように。4枚増えただけじゃんと思う方もいるかもしれませんが、使ってみるとこの4枚がいかに大きいかを実感します。
とはいえ、回った時の盤面のクオリティと出力は3つの型の中でトップかと思います。さらに、環境にいるブラグドマイヤーやオディウムなどの、ユニットが盤面に多く残るデッキに対しても、せるがおんを確実に起動できる強みがあります。

【聖歌型】
レザエルの最強の型(※時間は考えないものとする)だった聖歌ですが、Vが火力をばらまけるようになって、多くの人が頭に思い浮かべた型なんじゃないかと思います。
正直強いと思います。出力もそこそこに、とても固い盤面を築けるので、中途半端な火力のデッキにはまず負けないかと思います。一方で、構築の関係で手札を増やしたり、整えたりするカードが採用しづらい点があります。4枠程度は聖歌関連(ふぃなんしぇ、聖歌)に割く必要があり、構築からプレイまで常に考え続けなければならない難しいデッキになると思います。他2つの型よりも固いが、常に手札の余裕がない印象を受けました。

【ギミック非採用型】
以前は出力がなさ過ぎて、勝ちづらい型でした。しかしヴィータにより全体の出力が上がり、持ち前の安定性を生かしながら火力を出すことが出来るようになり、頭角を現しました。聖歌同様に、火力を出せるカードを採用しなくても、ヴィータのスキルで火力が上昇するためかなりの手札要求をすることが可能となりました。空いた火力の枠に手札を整えるカードを採用できるようになり、安定性を維持しながら殴れる良いデッキになりました。

今回の記事では、このギミック非採用型について書き綴っていこうと思います。

採用カード

【ライドライン】


G3
・奇跡の運命者 レザエル

奇跡の運命者 レザエル

後手3ターン目にディバインスキルを使用したいタイミングがあること、ソウルにいない事態を確実になくしたいこと。いきなり乗っても蘇生したいユニットがドロップに確保できない可能性が高いなどの理由から運命者側を採用しています。

G2
・躍進の騎士アゼンシオル

躍進の騎士アゼンシオル

ライド時に切ったカードを蘇生しても良し、前ターンに使用したせるがおんがドロップにいれば蘇生しても良し。ノーコストで行えるのに帰ってくるリターンがあまりにも大きいため採用。

G1
・天悠の騎士トランキリア

天悠の騎士トランキリア

せるがおんを早い段階で絡ませておきたいので採用。早い段階でさっさとコールしつつ、手札にせるがおんがいるならほかのG1をコールしても良い。ペララムを呼んで序盤のアタッカーにするもよし、ぐらがおんを呼んでCCを見据えても良し。しかしソウルから呼んでしまうとソウル-1になってしまうデメリットもあるので、ベンテスタと好みで採用してください。

G0
・大望の翼ソエル

大望の翼ソエル

後手1ドローが大きいと考え採用。カテルスは完全に択から消えました。

メイン
G3
・奇跡の運命王 レザエル・ヴィータ

奇跡の運命王 レザエル・ヴィータ

減らす理由がありません。乗れなきゃ意味がないため、最大枚数投入。

・奇跡の運命者 レザエル

奇跡の運命者 レザエル


好みで2枚でもいいです。Vのパンプ、コストにペルソナ札を使用しないために3枚採用しています。

・聖竜 ガブエリウス

聖竜 ガブエリウス

1~2枚が限度かなと思っています。登場時山上の確認、下に戻せばパンプ、4点以上ならシングルドライブ、弱い部分がないカード。しかしながら、G3を多く採用するデッキの為枚数は絞ります。ゲームで1枚ドロップにいてくれればいいので2枚としました。

・その輝きは遠く空の彼方より

その輝きは遠く空の彼方より

レガリスピース枠。好みで宝剣か、ツインキャストあたりがいいかなと思います。彼方はソウルを増やしつつVのパンプもでき、焼きにも対応できるので採用しています。

G2
・迅弓の騎士ニルべリス

迅弓の騎士ニルべリス

今回の肝はこいつです。そのためフル投入。ソウルがカツカツになりがちなので、その部分での補助ができるほか、1ドロー、山上確認・操作、蘇生時1万パンプと過労死枠として一生使います。絶対にゲームに絡んでほしいので4枚。普通にコールしてもパンプ以外のスキルはコストを払えば使用でき、ソウルを増やせるので、今回に関しては弱い部分が全くないです。

・通貫の騎士キャドワラ

通貫の騎士キャドワラ

効果で持ってこれる範囲G2~3にアクセスできる効果がとにかくかみ合いが良い。序盤から使用できるため手札の安定性が段違いで、絡むだけで一気に盤面を作りやすくなるため4枚採用。

G1
・せるがおん

せるがおん

ケテル最強ブースター。説明不要レベルの強さ。毎ターン蘇生して13000ブースター、手札の質も上げれる文句なしのカード。手札に用意したいカードが増えたこともありさらに需要が増しました。

・ぐらがおん

ぐらがおん

CC枠。エーリアルセージと好みでいいと思います。カウンターを多く使用するので、どちらかは絶対に採用することをお勧めします。1回絡んでほしいので3枚採用。Vがどうしてもブースターいないと火力が出ないということがなくなり、Rのブースターとして使用できるこちらを採用しました。

・黄宝獣トールパーズ

黄宝獣トールパーズ


コールしたくないユニットが多くなったとはいえ、オーダーがなくても使えるテイスファルトと考えて採用しています。盤面足りないと思った時の保険として1枚採用しているほか、4枚目の2万券はやばい時に助けられます。

・紡縁の魔法ペララム

紡縁の魔法ペララム

前回の記事でも言いましたが、超越などの長引くと嫌な対面に対してG1、G2ターンから戦えるユニットを増やすために採用。後半まで盤面で生きてれば13000アタッカーとして役割を持てて、手札の入れ替えも可能なためこちらを2枚採用。トールパーズやびすこってぃと相談して4枚にするもあり。

・ピンクモスガール メープル

ピンクモスガール メープル

なんだかんだ自分で蘇生されてきて強いカード。ペルソナライドし続けること前提なので、毎ターン13000で復活するユニットがいるのはかなりありがたい。踏みつぶすことの多いデッキなので、踏んだ次のターンに蘇る動きが強く採用。

・四精織り成す清浄の盾

四精織り成す清浄の盾


ラブベリがいることもあり、もう一種の盾でもいいかもしれませんが、正直そんなものよりオディウムに反応できるこっちのほうがいいんじゃないかと感じました。

・守護者
減らす理由がありません。

【トリガー】

・水界の精霊王イドスファロ

水界の精霊王イドスファロ


決定打が欲しいため採用。ドロップの回収で展開に不足しているパーツやペルソナ、運命者レザエルなどを確保しつつ、クリティカルを上げて一気に点を詰めてなんならゲームエンドまで見えるため採用。しかしながら、5枚目のヒールとしてニクラスゼリアを採用し、ヴィータターンまで耐える使用にしてもいいですし、ヴァルナートで6パン狙っても強いです。幅が広い枠なので使用感などで各々変更してください。ただひアマルティノア、てめーはダメだ。

・クリティカル
減らす理由なし。

・ヒール
4枚でも可
・涙滴賦活の女魔術師

涙滴賦活の女魔術師

2枚採用。特に苦手なブラグドマイヤーや、レヴィドラス、リシアフェール、インバルディオ、ナイトローゼに対しても部分的に25000券として使用でき、あって困ることがないため採用。とはいえ2枚採用がギリギリなところがあり、普通のヒールでも可。

・フロント
前列の火力を上げるのもそうですが、ガード値としても良いため採用。

【非採用カード】


・リイエル=アモルタ、ふぃなんしぇ、聖歌
リイエルはそもそもG3を増やしたくないため非採用。今回は手札に欲しいパーツが多いため、聖歌に割くリソースを他の補助カード(キャドワラ、ペララム)にして、欲しいカードを引き込みに行きたいため非採用。

・ノーヴィア
自由枠として採用の圏内。盤面を増やせるため便利なほか、ガブエリウスで山上に置いたカードを同時に蘇生することで手札に回収できるなど、幅広いプレイができる反面、効果の為のカウンター、パンプの為のソウルとコストが被っているため今回は非採用に。

・ディヴァインシスターびすこってぃ
自由枠として入れるのはありかと思います。盤面を増やせる効果や、時々余りがちになるエネルギーを有効活用できるため便利ではあります。しっくりこない、使いづらいカードがあればこいつと入れ替えるのはありです。

・ベンテスタ
トランキリアでなんとしても犬を釣ることを優先したため非採用。好みではあるのでこちらが使いやすければこちらでも良い。

・エーリアルセージ
がるがおんと同じ役割だが、V裏に置く必要性が薄れた事、手札をあまり消費したくないため今回は非採用に。好みで入れ替えても可。

・カテルス
ライドラインとして採用がギリギリだったが、いよいよ選択肢としても外れました。「先行」「レザエルにライド時に2点」という限られた条件下以外で役に立たない。後手は腐る、先手でも相手がクリティカルを引いたり、横を並べて殴ってきて守れなかった瞬間に腐る。正直採用する理由がない。3点になったなら、蘇生はせるがおんで良い。強い場面が殆どないため非採用。

・メルゼンブリア、ニクラスゼリア、ヴァルナート
先述した通り、好みだと思う。数値で守られる瞬間がレザエルには多いため、メルゼンブリアで数値ガードを弾くのも強いし、退却も殆どできないデッキの為焼ける部分も強い。純粋に5枚目のヒールであり、5パン目を作り出したりできるニクラスゼリアも強い。ただ、個人的にクリティカルの殺傷力と、ドロップ回収のイドスファロが使用感がよかったため非採用に

・ドロー
強い場面がフロントの方が多いが、引き込みたい札がそこそこあることを考えると引でもよい気持ちもある。しかしながら、G3が多くなったことも加味して、ガード値が欲しいため非採用。

ゲーム進行について


マリガン


優先度の高い順に1枚づつキープしてください
(高:S← →C:低)

S:キャドワラ、ニルべリス
A:ヴィータ、せるがおん
B:ペララム、レザエル(者)
C:ぐらがおん、メープル

S このデッキの肝になります。ここがいるかいないかで戦いやすさが変わります。欠けているなら引きに行きましょう。

A  ヴィータは先行ならS同様にキープでいいです。キャドワラが初手にいれば、十分に引き込めるくらいにはできると思いますが、不安ならキープで大丈夫です。せるがおんは試合に絡めたいのでSの2枚が手札にいればキープです。序盤に絡ませるための、ライドライン トランキリアでもあります。

B Sの2枚が手札にあるなら、Bが片方ある場合などに、状況に応じて残してもいいカードです。

C ほとんどキープしません。余程手札が良いのであれば残してもいいです

基本的な進行

G0~2
序盤は相手のデッキにもよりますが、キャドワラ、せるがおんでリソースを稼ぎながら詰めてください。先行で、ダメージ1点の際にペララムを使用する場合には、前列にRが残らないように気を付けてください。相手ターンに点止めされて、レザエルのスキルが使えない状況になりかねません。

G3
先行は通常通り殴ります。余程でない限りはせるがおんを蘇生し、キャドワラ+せるがおん、レザエル、蘇生したユニット、@1の4パンです。蘇生はニルベリスを優先し、3点までもらってればせるがおんも蘇生しましょう。ダメージが2点の際にはせるがおんとの択ですが、相手ターンを余裕を残して耐えたいので、山上弄ってトリガー乗ることがしやすいニルベリスがおすすめです。ヴィータが引けてない場合はキャドワラを蘇生してもいいです。
後手はとにかく次の自分ターンに突入することを考えましょう。ディバインスキルをもったいぶらずに使っていき、相手のペルソナターンをしのぐ動きをしてください。エネルギーが余っていればニルベリスを手出しして、ニルベリス、レザエル、ニルベリス、@1で2回使ってもよいです。とにかく耐えましょう。ヴィータに乗れなければ次のターンも何もないので、手札に1枚は確保できるようせるがおんや、キャドワラで手札にまず1枚加えてください。

ペルソナターン(ヴィータ)
ここまでくればこっちのものです。無理せず、しっかりとアタッカーをコールしましょう。メープルが落ちていれば忘れず蘇生し、アタッカーが不足していれば、強化後のスキルを使用した4パンでもいいのでしっかりとパワーラインを作っていき、殴りましょう。5パンをする際には、カウンターをしっかりと考え、可能であればガブエリウス、ニルベリス、せるがおんのセットで蘇生できるのが理想です。また、場にガブエリウスが出ている場合にも、最初に踏みつぶして2体コール、その後レザエルをソウルに差し込んでガブエリウスをコールも可能ですので、うまく立ち回ってください。これ以降余程ノーマルユニットが引き込むカードに固まらない限りは、大抵のデッキの火力には耐えられるだけの手札リソースが入ってきます。

※蘇生について
基本はニルベリス+せるがおん+ガブエリウス(ヴィータ時)です。
ヴィータに乗るまでに確保できていなければ、キャドワラでも可。カウンターが足りそうになければ、せるがおん→ぐらがおんでもよいです。状況に応じて、必要なリソースを確保するユニットを蘇生してください。

さいごに


ここまで書き綴ってきましたが、細かな部分に関しては自分の考え方や経験から変えていき、自分に合ったプレイが出来ればと思います。
何よりヴィータはとてもかっこいいユニットなのでそれだけでモチベ爆上がりですが、それで勝てるようになるともっと好きになること間違いなしかと思います。ぜひ使い込んで、相棒にしてあげてください。

ここからは、環境上位にいる各対面について気を付けていることを書いていこうと思います。

環境の対面について

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