‐イルリガートル浣腸器‐

その日
エレキと手下は、
発注した拷問具を取りに、ゼリクの城下街へ出向いていた。

「エレキの姉御!この大陸は、なんだか豊かでいいもんでさぁな」

「そうでもないよ。
よく見てみな、城下街の人間は、やつれているじゃないか」

「……姉御も働きすぎじゃないですか?
せっかく馬車に乗っているんですから、座ってくださいや」

「あ、あたしは立っているのが好きなんだ……。
……ああ、それに……そろそろ姉御ってのはやめな」

レジスタンスの拷問を一任されたエレキ。
その働きで、レジスタンスのアジトは突きとめられ、
グアヴェス軍に一網打尽とされた。

そのような功績があり、
この海賊の一味は
数日後、貴族に昇格するのである。

「しかし……肝心の前王妃や
ミディア姫の行方がわからないのでは……。
まだ、どうなるかもわかったもんじゃないからね」

また、エレキはアブグラに恩義を感じているようで、暇ができると
病室に看護に行くのである。

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アブグラは今、脊髄を損傷しており勃起をしない。
エレキは献身的に全身を丁寧に舐め、
シックスナインで女の秘所を心ゆくまで見てもらうのだ。

「あん、痛いっ!
アブグラ……、あ……
あまり深くまで刺さないで……」

アブグラは興奮すると
臀部の1番肉付きの良い部分にに細く長い針を2本……ズブズブとゆっくりと刺さし、急に引き抜いてはまたゆっくりズブズブと刺しを繰り返す。

痛々しいプレイが続くが、
それでもエレキはツンとクリトリスを尖らせ、女の秘所からは蜜をじくじくと溢れさせるのだった。

「よし、エレキ、がんばったな。
……これはサービスだ」

つぷっ!

「くあっ!きいぃいい!」

ギンギンのクリトリスに深く針を刺されたのだ。

「おうっ……!く……!
あ!なにっ?あ!イクぅ!んっ!んっ!」

腰がゆさゆさと勝手に揺れ、いつの間にか達してしまったエレキは、
アブグラに体重を預け、気絶をした。

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「お……お頭?
なにボー……としてるんですか。
……最近変ですぜ」

「あ……ああ……少し考え事をしていたんだ」
(昨日あれほど痛くされたから座れないじゃないか。)

「……さ!道具屋に到着しましたぜ」

道具屋で発注していた拷問具を受け取るエレキ。

「なんですか?その点滴の化け物の様な……」

「ああ、こいつぁ、あの変態グァヴェスが大好きなやつさ」

「まさか、か……浣腸……でかすぎますぜそりゃあ……。
女の腹が破けるんじゃないですかい?」

「イルリガートルという浣腸器でね。
まだこの国には伝わってないみたい」

「そりゃいいや。グァヴェスの喜ぶ顔が目に浮かびますね」

「そうさ、これであたしらは貴族確定というわけさね」

「へへ……、貴族になったら城下街の酒場の女をヒィヒィ言わせたるぞ……」

「ああ、酒場ごと買い取ってやるさ!」

拷問具を受け取ったエレキ達は揚々としてゼリク城へ帰る。

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