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タオルを心地よい状態で長く使うには

タオルの取り扱い方法とは

タオルは消耗品ですが、毎日の洗い方や干し方にちょっと気を付けるだけで長く愛用することができます。
デザインや色、手触りが気に入って買ったタオル。
しばらく使っていると、パイルがほつれたりニオイが気になったりゴワゴワになったりしてきますよね。
今回は、タオルを長持ちさせるためのポイントについてご紹介します。

タオルにとって快適な洗い方は

タオルにとって快適なお洗濯は、たくさんのお水で、たくさんの回数をすすいでもらうことです。
少ないお水ではタオルとほかの洗濯物がこすれあい、傷みや毛羽落ちの原因になってしまいます。
タオルの傷みが気になるときは水の量を増やしてみてください。
特に、ドラム式洗濯機をご使用の場合は、設定ができるようであれば、デリケート衣料(ウールやシルクなど)を洗うコースを選んで、さらに水量は多くしてあげるとタオルの風合いを失いにくくなります。
また、乾燥機はタオルが縮みますのでお気をつけください。
洗濯機に入れる洗濯物の量を少なめに入れるのもポイントです。

洗濯ネットに入れて洗うのもおすすめです
タオルを長持ちさせるためには、他の衣類とは別にタオルのみで洗ったほうがおすすめです。
他の洗濯物も一緒に洗いたい場合もネットへ入れることが摩擦を減らすことへ繋がります。
また、他の洗濯物のファスナーが引っかかってパイルが抜けることと毛羽が衣類へ移ることも防いでくれます。
もし、パイル抜けが起こってしまったら根本で切るようにしましょう。
タオルの織り方の特性上、それ以上進むことはありません。

洗濯時の洗剤は適量を使いましょう
洗濯機でタオルを洗う際、洗剤を多めに入れてしまうとすすぎきれずに繊維に残ってしまう場合があります。
洗剤残りはタオルがゴワゴワしてしまうほか、ニオイの原因になることもあるので適量を投入しましょう。

タオルに柔軟剤はなるべく使わないようにしましょう
柔軟剤は、衣類の繊維をコーティングすることで肌触りをよくするもので、繊維自体を柔らかくするものではありません。
タオルの繊維がコーティングされると吸水力が落ち、パイル抜けの原因になります。
一度パイル抜けが起こり始めるとその部分の繊維が抜けやすくなりますのでで注意が必要です。
どうしても柔軟剤を使いたいという場合には柔軟剤の量を減らすか、使用頻度を減らすなどすると良いでしょう。

タオルと脱水
タオルのふんわり感は、ループ(毛の輪っかの部分)がふっくらたっているからです。
しかし、しっかり脱水するとこれがつぶれていまい、ふんわり感が消えてしまいます。
特に柔らかいタオルには、圧力に弱く、そのまま乾いてしまうとふっくら感が失われてしまいます。
しぼりすぎない様にしましょう。

タオルを長持ちさせるための”干し方”は?

洗濯して脱水すると、タオルのパイルは寝た状態になっています。
そのまま放置しているとパイルが寝たままで乾いてしまうので、ゴワゴワした感触になってしまいます。
また、湿った状態が続くことで雑菌が増え、いやなニオイがするようになってしまいます。
そのため、洗濯が終わったらすぐに干すことが大切です。
干す時にバサバサと10回ほどふって
洗濯機から取り出したタオルはパイルが寝ているので、干す前に起こしておくのがふわふわに戻すコツです。
干す時にバサバサと10回ほどふって、パイルを起こしておきましょう。
このひと手間で、乾いたあとの感触が変わります。
色褪せさせない為には
タオルを干すときに直射日光に当たると、一気に乾いてしまうので繊維が縮み、硬くなる原因になってしまいます。
また、紫外線によって色があせたり繊維が傷んだりしてしまいます。
そのため、日陰で干すのがおすすめです。
すぐ乾くように風通しのいいところに干しましょう。

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乾きやすい工夫をする
部屋干しする時は、通気性の良い場所に洗濯物同士の間隔をあけて干しましょう
ゆっくり乾かすと雑菌が増えてしまい、生乾き臭につながります。
乾きにくい場合は、扇風機やサーキュレーターを使って風を送るなど、できるだけ早くよく乾くよう対策することもおすすめです。

気を付けたいこと

新品のタオルは、使う前に洗ってホコリや不純物を落としてから使用しましょう。
乾燥機は、自然乾燥よりも生地が縮みやすくなるので注意が必要です。
もし乾燥機を使用する場合は、温度を低めに設定しておきましょう。
いただきもののタオルをすぐには使わない場合は、箱詰めのままにしておくと折り目部分の生地が弱くなったり、表面と内側で褪色の度合いが変わってくる原因になります。
一度箱から取り出して洗ってからしまいなおすのがおすすめです。

◆まとめ
毎日使うタオル、柔らかい風合いが徐々に硬くなる理由は、ひとつめに洗濯の度に少しずつ糸が痩せていき綿糸本来のふんわり感が損なわれてしまうということ。
もうひとつは洗濯の度にタオル生地の糸目が詰まってきてタオルが全体的に硬くなってくるからです。
洗い方や乾燥方法を少し見直して長く吸水性を損なわず心地よい状態で使えるように工夫してみてはいかがでしょうか。

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