83.脱力練習

働いているクラブはどこもそこそこ高齢化が進んでおり俊敏な動きが出来なかったり、体が硬かったり、思い込みが激しかったり、まぁなので、お仕事が出来るわけなのだが、さまざまな方がいらっしゃる。

先週競技会向けに頑張る中野の皆さんに力が入るということをお伝えし、腕から胸から痛くなってもらった。今週は逆に力を抜くというやり方をお伝えしてみた。とはいえ、全身脱力ではなく、動かす部分は力を入れて俊敏に動くし、そうでない場所は、力んで動かないんだ!と頑なになっているところを、自由にしてあげる練習なのだが…

もっともなことを、もっともにお伝えすると、あ、なーるほど!となるのだが、それを無理やり変な方向で止めようとしたり行かせないようにしたり。自然に身を任せればいいんだけど、何でここでそっち向きたいのかな…に焦点を当ててお伝えした。

具体的な方法としては、両足前向いていて、ジャンプして両足離して右向いたら、右手はどこに?という内容。至ってシンプル、右手は後ろに行きます。

でも何でか色々したくなっちゃうようだ。

簡単に伝えることをポリシーとしているけれど、こねくり回されるとその渋滞を解くのはなかなかの苦労。そこに私の大きな学びがある。
なぜそうしようと思ったのか、どうしてそれをうごかそうとするのか、なぜ単純な動きがやりにくいのか、体の動かし方が別々になっていたり、どこかが硬いから偏っていたり…こうするべきと思っていたり。そこをちょっとずつ解きほぐし向かい合って、こうすると自然だよ!と心のロックを外して、初めて力が抜けて正しいところに入って行く。

人間って本当に面白い。
自分の体一つまともにコントロール出来ないんだもんね。

昨夜ターザンのストレッチの本を買った。まだ見ていないが、来年は何を目標にしようかと思っていたところ、生徒さんから自分の体が動かないことが分かったと、ぎっくり腰の回復水中運動をして、ありがとうと言われた。

うーん、何がわからないとおっしゃっているんだろうか?それがわかれば来年は体ほぐしの伝道師になれるのかな?ま、まずはYouTubeかな。笑笑

いったい私は何屋さんなんだろうか…
水泳の先生という肩書きをやめて、体の操縦方法教えます!くらいになろうかな…笑笑

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