91.太極拳を学びたい話

太極拳を学びたい話

水泳、いや、運動全て?において脱力や首の力を抜くことや、その心理状況というものを、どうやったら楽に楽しく心地よく動いてもらえるか?首の力の話に関わって(自らの挑戦)法則のようなものはないかなーとさまざまな話を見聞きしている。

この前のショパン国際コンクールの反田さんに雰囲気の似た、中村げんこうさんというかたの太極拳のYouTubeで拝見して大きな学びを得ている。
足裏の安定の話と心理、気を下丹田になど、経絡を捻って気を流すなど、そうそうこれこれ!と嬉しくて仕方がない。

少なくとも私は落ち着いて指導が出来ないと、それが生徒さんに伝わると、やりたい動作もできなくなっちゃう。楽しいなー気持ちがいいなーで、スタート出来る様に、そこを気にして雰囲気を作っている。今日はご質問がとても多く、私は本当に幸せだなぁと思った。皆んなが自己の課題に向き合ってこれってどうなの?って考えて感覚を感じられたということだから。時間先生で適当に、はい!これやってー!はい終わり。にしたくないからこそ、ワイワイガヤガヤ、スッキリして帰ってくれればそれで良いと思っている。


そんなことを書くのも、昨日生徒さんの息子さんで私がPTで見ている男の子が部活で無理な運動を強いられて大怪我をした。先日大ベストを出したばかりだったので、一時的に、なんだよ!と感じたが、いけない、いけない、その部活の顧問さんは携帯をいじりながら生徒を見る事もなく、無茶苦茶なトレーニングをさせて、知らん顔したそうで。悪口を言うのではなく、顧問さんはそれしか出来ないような興味関心を持ってくれる生徒さんにも恵まれず、やむなく高圧的な態度を取るしかなかった、可哀想なお方なんだなぁと思った。許す事をしてあげないと、前に進めない。

私は部外者であるので、生徒さんを通じて子育ての擬似体験をさせてもらえて、ハラハライライラしたわけだが。

傾聴という練習を考えても、今は生徒さん(お母様)に寄り添ってお気持ちを楽にしてあげることしか私にはできないし、男の子の方には、大丈夫!必ず治るしもっとよくなるからって、1発目何を出してあげようか?と、そこを考えている。

顧問の先生も嫉妬半分なんだろうなと、ただ完全なる安全管理義務違反で、高圧的に押さえつけることしかできないというのはとても悲しい話で、学校で体育を教えていたときに生徒の学生から、先生って僕たちの話をよく聞いてくれるけど、なんで?と言われて、私こそ、なんで?と思った。

もっと話を聞いてあげられる、ただただ聞いてあげる、判断もアドバイスもしないで、お気持ちに寄り添う、そんなことができて初めて道を指し示し導くと書く指導者になれるのかな?と。怪我を通じて学んだ。

未熟な私の話を聞いてくださり、ついてきてくださる皆さんのお役に立てるよう、人間力を磨く。

まずは太極拳で、虚という動作や所作から心の状態を判断し、25歳当時に学んだ事を思い出しながら、力ではない動きをもっと学んでみたいと思った。

45歳になる来年、自然な状態ってなんだ?にフォーカスできるかなー。落ち着きが出来るようになるかなー。深いなぁー

中医学の話と動きと、心の状態と。
なんだか、あ、これだ!と思えるものをこの言葉で(太極拳)で理解してみたいと思った。

また本質に近づけるかな?

もっともっと優しくて余計な事をしないけど、ちょうどいいところにいる人になりたいなぁ。


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