見出し画像

54.お子様ランチ



ある女性のクロールを担当しているのだが、やりやすい動作を綺麗にまとめて、話の交通整理を行うPTを実施している。
彼女のおかげで水泳大好きが再燃し、毎日が華やかになった。淡々と「こなし的」な仕事から一変し創造と創作、そこから、今日という日があり、似たような世界観を共有できるに至り、楽しくて仕方ないし、トレーニングで使うコマンドを統一できている。

道具についても同じものが大好きだった事。
考え方や価値観や感じ方が近くなってきた事。
今日は大きなカブをやった。
(先生の足を持って引っ張られないように耐える)
『どんな風に泳いでいるのか、見て感じて学ぼう』

ストロークも小難しくこうしましょう!これが早いです。と言われたって茶色が嫌いな方に茶色を薦めるようなもの、、、
いくらいいと言われても、私は嫌いだなぁ…
みたいなことが起こってしまう。

指導者がお客様のやり易い(好きな)動作をどこまで引っ張り出せるか?ではあるのだけれど。

今日はうまいこと引っ張り出せたような気がする。

細かい話は、控えるが、そうそう、手はあれで行けばいいよ!って、足はそれそれ!

じゃあくっつけて、よーいどん!

なんだか急に体がイキイキと動いている。とてもスムーズだ。しかも早い。無駄な動きがないのでみていて安心する。違和感がないというのは、心地よいものだ。

あーなんか、気持ちよさそうで、この感じ私も大好きだなぁー彼女によく似合う泳ぎになったなぁー。

一安心してプールを後にできた。

好きなものの詰め合わせのことを、お子様ランチと言ってくださったのだが、まさにそうだ!それだ!と感じた。

私はみんなに、だーいすきなものの詰め合わせである、お子様ランチを作ってあげたい。
得た知識と道具を駆使して…
何が好きだったとか、今はあんまり好きじゃないとか、いちいち向き合ってもらって感じ取って、選び出してもらいたい。

動きずらいを解決してあげるのももちろんやる。

そういうことだ、わたしの仕事は…

爪楊枝の国旗が嬉しくて仕方なかったなぁ…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?