103.ニュートラルスタンス

ニュートラルスタンス

軸の指導をするにしても人とのお付き合いにしても(私の強い気で厄介だった方は追いやりましたけどね)ニュートラルってかなり難しい。長年ご贔屓にしてくださっている生徒さんたちに(水曜日)股関節周りの動きが悪く、力が入れられないとか、踏ん張れないがために、他の例えば腕や足の力が抜けず、つまり浮く姿勢が取れないとお話いただき、練習していただいた。
訴えとしては、下腹部に力を入れるが、分かりにくいのだそう。具体的に感覚を得られないそうだ。

それをどうやったら伝えられるか、ない頭をフル回転させて、「足を(大腿骨の骨頭を)骨盤の中にぐいって押し込む感じ」と言ってみたら長年お困りだった方から、先生わかった!と言っていただけた。幸せの極みだねー、聞くに聞けなかったそうで…

これまで生きていて良かったです。古武術では股関節を畳むとか、太極拳でも跨(クア)の使い方、ヒンジ動作、股関節屈曲、お相撲の四股、桩步!空気椅子…全て学んだことをどのように繋げて伝えられるか…
そんな午後だった。

立った状態では膝を外向きにかくっと緩めて落とす感じとお伝えした。これが浮くとまた向きが変わってしまって難儀なので…その先のお手伝いを頑張りたい。

曲げると緩めるの違いなのかもしれないんだけど。
乗馬やバイクみたいにまたがる系から説明しても良いのか…私は割とまたがる系得意です、でも他の方はそれだけでは理解しないだろうなぁ…内転筋がどこかわからないのに、つまり使えないのにさてどうするか?

伸脚もいいみたいだ。何気なく好んでやる体操だなぁと思って、いやー私は何気なくできてしまうだなんて天才だなぁーなんて思ってみたり、みなかったり。笑笑それは冗談としても、心地よい体のあり方は、正しい体の使い方であ流ということは、揺るぎない事実のようだ。


平泳ぎにおいては股関節の屈曲動作が上手くいくとすぽーんと水を押せて、強くて長くてしかも楽に遠くに水を押せる。
曲げられない人が7割程いて、まずはここのフォローで、正しく曲げるところまで引き上げてしまうが…
曲げられる3割の中に腰を反らせたりお尻を突き出したり、逆の理解をする方がいる。
お腹が曲げられない。背中にばかり力が入る。

それは股関節の曲がる方向の理解が薄かったり、仮に解っても下肢の支えが効いていなくて生きてこれてしまった…代償なのか。

今朝は貴闘力さんの動画見ていた。南砂にすんでるんだよね。焼肉屋ドラゴが目と鼻の先だったのでたまに見かけましたよ。
彼ら格闘技や武術家の皆さんからすれば私も強い方ではないが。彼らの動きは非常に参考になる。

上手く蹴れる方法と、その伝え方が明確となって、やるしかないよね。伝える技術次第で生徒さんのやる気も爆上がり!それを期待したいし頑張りたい。

菱形に足をセットするんだよ!だけでも随分前進したので、私の常識を疑う時が来たのかも。
もっともっと頭を使おう!ニュートラルを追求だあー

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