98.ズボラストレッチ

ズボラストレッチ

彼(夫)の危機感にやっと火がついたようで。健康診断に向けて一応この3日毎日ストレッチを共にしているが、このYouTubeの出来が良い。
嬉しくなっちゃう!

お尻周りのストレッチや内転筋、股関節の動きを良くしようというもので、なんちゃってプロからすれば、要素がきちんと入っている。

YouTubeの彼の売り方はこうだ。
○○日で爆痩せ!朝のズボラストレッチ!!!

ウケそうな言葉で大事な(すごいこと)を簡単そうに伝えるのは私も得意だ。まだまだ見習えるところが満載だ。出会えてありがとう。このYouTubeのよいところは、先生が恐ろしく体が硬いところ。しかもぽっちゃり体型。生徒さん達の動けない理由をこの方で見ながら、動ける様子と動けない様子と精一杯動く様子を見ながら最高の勉強ができる。嬉しくて仕方がない。ついでに自分もストレッチでき、この上ない!よくやった、(夫)しょうちゃん。

水泳の技術指導で難しいことを簡単そうに仕込むのは簡単だが、心の持ちようや、考え方に合わせて、興味を惹きつけて心にストンと落とせるように、は、まぁまぁ難しい。

相手あること、腹の座りようは日によって違うし、こちらも毎日安定しているわけではない。あの人にこう言われたなどと、振り回してくる方を捌きながら…。そんな方でもまだ、やってみようかなーと思う。し、工夫の情熱を注げる。
困って困って困って藁をも掴む方に対しては、どんな事をしてでも、掬い上げたいと思う。

この前は、力の出し方で肘を張るんだよーをやったので、今度は緩める方だ。
出て、引っ込んで、また出て、引っ込んで。
さぁどうやって緩みを意識してもらおうかな。

太極拳では腕は腰からなのだそう。

太極剣(つるぎ)は両刃なんだって。へぇ!両刃ならば扱い難しいよなぁ…避ける時の動作がヒントにできそう。自分を守ることはとっても技術がいるなぁ。

クロールのローリングでは力を出して体を回転させ、それ以外のところを力を抜いて振り回す腕や足を纏めるという考え方をお伝えしているが、これは出してーの考え方だ。

抱っこしている球を(体幹や軸のこと)イメージして逃さないように…だけでも、まぁまぁ伝わるが、果たして伝えて終わり、これで良いのか…となったときに、ダメで。評価基準を生徒さんに埋め込んであげておく必要がある。

重いとか軽いとか浮くとか沈むとかしか指標がないので、どこまで感じ取ってもらって、こちらも意識付けして伝え切れるかだなぁー。

引っ込めーの考え方で泳ぐには小指をすーっと差し込むようにして、肩を柔道の受け身のように入れたり、腰を傾けたり(詳しくはご質問ください)究極まで出してしまえば引くしかない。

それも指導で出来た。

その先…
ふっとバランスを整えるようなこの動作の部分、どうやったら気がついてもらえるだろうか…
丸まって力を溜めている姿勢なのだが。
太極拳的に言えば陰陽の切り替わるところ。緩やかであることをどう伝えられるか…
季節に準えてみたけど、伝わったかなー…
春です!夏です!と
これをそのままお伝えしたって仕方がない。

この丸まるという、次と今までの繋ぎのようなものが「ある」ってことをどうやれば伝わるんだろうか。心のゆとりや何にもないという状態を、感じさせてあげられるかなーと考え中だ。

一問一答の答えはない。
こうかもしれない、あーかもしれない。
こうしたらどうなるかな?これはどうかな?
疑心暗鬼になる心に安心の答えが欲しいのもわかるが。それって、見つけるから覚えるし、だから楽しいんだと思うんだけどなぁと感じた秋の空。

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