248.私にとって働くとは

私にとって働くとは

大好きな人が笑顔になるために全力でサポートする

私の働く理由はこれだけです。

私の仕事は、水泳の先生だ。大人の水泳教室、たとえばクロールのクラスなどの担当をあちらやこちらのクラブに伺って、そこの生徒さんに水泳の技術指導をしている。また個人指導が得意なのでマンツーマンで指導させていただいている。

ご参加くださる生徒さんの社会的背景も、水泳を始めた理由も実に様々である。

多くの方は定年を迎え、
1.趣味の延長として始められた方
2.仕事三昧で体を動かすことができなかったので、ストレス発散を兼ねた健康のため
3.新たな(会社や取引先など利害関係のない)地域や好きなこと、場所繋がりで作られた交友のため
4.水泳というスポーツの技術向上のため

など、さまざまだ。

また、開始年齢も様々で、時間ができたから、近くにクラブができたからなどもある。

その為お客様の来館目的も多岐にわたる。
・お風呂に入るついでに運動したいと来館する方
・お買い物のついでに体を動かしたいと来館する方
・体が痛いけど動かして楽になろうと来館する方
・悲しいことがあったが、みんなの顔を見たくて来館する方
・なんとなく習慣となっているので来館する方
・成し遂げたいことがあり来館する方
・維持することの大切さを知っているのでマイペースでコツコツ続けるために来館する方
・怪我や病気の改善のため来館される方
・お子様、ご家族が運動をしているので待ち時間にご自身も運動したくて来館する方

ざっと思いつくのはこのようなことかな?と思う。

そのため、指導といっても、ゴリゴリの技術論だけでは、聞き手である生徒さんも飽きてしまう。
ユーモアも交えつつ、だらしなくなりすぎないように、楽しく一緒に過ごすことに主眼を置いてクラスを作っている。

細かく見れば求められる内容は細分化されているが、大きく見れば楽しみたいことと、スッキリしたいこと、ではないかな?と私は考えている。

そのため、悩みを抱えているならば解決の糸口を見せてあげたいし、そのサポートやアドバイスに出し惜しみは一切したくない。

やりたいと思うことが心ゆくまでできるお手伝い、それが私がいう笑顔になるためのサポートなのだ。

叶えてあげたい未来
今よりもイキイキとして背筋が伸び楽しそうに笑いながら帰っていく未来

自分が叶えたい未来  
健康第一で仲間と楽しく交流し、共に支え合い、励まし合って切磋琢磨しながら、背筋を伸ばして帰ること

だいたい一致している

スタッフ目線での笑顔といえば、病気怪我、家族の予定や、先生ご自身のしたいことのためにお休みしたいならば喜んで交代する。

生徒さん目線での笑顔といえば、私に会うことで元気が出た!と言ってもらうようなお声がけであったり存在感であったり、心地よさ、居心地の良さ、適度な距離感、構いすぎず放置しすぎない、いつもそこにいる安心感だ。

そのための工夫としては、どんなお悩みに直面しても、お話を聞いてあげられる程度の知識はつけておくこと、それから変化にいち早く気づける力をつけておくことだ。

心の変化は姿勢に出る。
元気な時は大股で胸を張って大きな動作をしている。
不安や恐怖、気温にも影響するのだが、寒い時などは縮こまって下を向き、小股で歩く。

疲れが溜まっている時の姿勢、体が痛い時の姿勢、いくつかパターンがある。

また動きが悪いことにより、嫌な気分になるという、逆流現象、実は頻繁に起きるのだ。

だから、まずは、何も言わずに自由に泳いでもらい、状況を把握(お顔を合わせて10秒で内容を決めるとマイルールを持っている)し、軽いジャブから出して動いてもらう。本質に入るのは開始5分、そこからは改善と修正と、理解、習熟を目指している。


家族に至ってもそうだ。
主人が苦手なことは私が率先して動けば彼がストレスなく動ける。逆に私も夫に頼って分担したり手伝ったり、とてもよくコミニュケーションをとっている。

必ずユーモアを2つ3つ挟み、腕を磨こうと試みている。

やっぱり、楽しい時間を長く過ごしたいから。
私は自分が大切だと思う人の笑顔が見たい。
だから、時間を使って体力を使って、あまりないけど知恵を出して、目の前の人を笑顔にしたい。

ただそれだけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?