127.V字で飛ぶ

V字で飛ぶ(姿勢の話…)

水泳ではなく、鳥の話。
斎藤一人さんのお話をYouTubeで聞いていたらこの話が出てきた。

チコちゃんが教えてくれているのでそちらを載せておくね。

https://sirabee.com/2021/02/13/20162510090/

ほー、体力温存なのか…上昇気流に乗るんだそう。水泳でも自分の波に乗って泳ぐが、これ、技術として説明できるようになりたいなぁ。

ふわぁーっと浮き上がったところで水をかいて、後ろに流した流れにまた乗ってなのだが。
一言で言えば水に乗るだけど。
そう言われたって生徒さんは「へぇ」で終わりだ。

それじゃ誰が聞いたって面白くもなんともない。別の言い方をしないとね。

なーんてずーっと考えながら、思いは定まるどころか何も決まらず、「へぇ…」どまり。
アップが終わってしまったので、姿勢の話をしてみた。

骨盤を立てて!というのを立った姿勢から作ってもらった。それ自体そこそこ難しいのだが…
それが浮くとまたまた、なんと解りにくくなるか?…などなど。

反り腰やスウェイバックや猫背や…
その説明から、腰の位置が定まらないことで力が出ないことや浮いて安定しないこと、腕や足の力は必要ないこと…

あ、楽だ!を30名中10名
感触としては悪くない。むしろ上出来。
でも、全く響いていない人が5名ほど。
ふーぅんが残り。

違う価値観だってことだけは理解した。
言わんとしていることは伝わったみたいだ。

さぁどう彼女達の心の中にお邪魔していこうかな…
まずは話は聞き流してくれればOKだなぁ。

私達コーチは、技術指導やサポート係で、泳ぐ補助まではお手伝いできるけど、泳ぐのはその方自身だ。

自分でやらないきゃ、いけないことに対して、どうやって、興味をそそるか…出来たら楽しいことがたーくさんできるって知らせるのも、腕の見せ所だ。

こう考えたらどう?この反対は?この向きは?
この深さは?こんな一連の動きは?
こちらの向きは?などなど

15年近いお付き合いの、みなとみらいの生徒さん達を、ぶんぶんと振り回してみた。かなり泳げるので価値観が変わってきているようで、相当ざわついていた。それで良い。
3週間後くらいには質問攻めも望む所だ。

なんで肩が痛いか?も説明したし。キックが蹴りにくいことも実践から学んでもらえた。

ここからは、生徒さんのごっくんタイムなので、上手に飲み込めるかな?と見守るだけ。
よほど、手を出してしまう方が簡単だけど、ここは、指導者が手を出してはいけない領域。

V字で飛ぶ。
仲間同士助け合って和気あいあい、あーかな?こーかな?してくれればそれで良い。みんなで上手くなろうよ!それが私が伝えたい水泳なのかもしれないなぁ。

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