274.スピードのコントロール(指標の紹介)

Pull 200*4(3-00)DPS
      100*2(1-45) Hard

スピードのコントロール

ウォーミングアップ後の
プルやキック練習の位置付け
道具練習の意義や取り組み方

こちらのメニューではアップ後にすぐプルがあるので 心拍数をさほど意識しないで 動き重視でトレーニングを行うと判断。

選手練習の内容で
こちらにはミドル以上の専門の子1名しかいない
大半が100mもしくはIM200という
より一般的なメニューという感じなので
サークルもゆったりとしているし
スピード指示もなく
運動強度もさほどではない。

スピードを表す (体への負荷割合)
練習メニューは
All Out  持てる力を出し切る
レースペース
ブロークン
Fast
HARD
Des
Neg
Build UP
EASY
Loosen
などがある

早い順に並べてある。

All Outは今持てる力の最高値を狙うことなので
ジュニアだと練習中にベストが出る可能性が
大いにある。

大きな動作を素早く行えば早く泳げます。
笑笑

レースペースは、直近もしくはベストや制限を狙う際に分解して考えた25mあたり(50m 100mなど区切りは種目や距離により変わる)の結果に基づく練習目標で前例があるものをもう一度再現しようというような位置付け。
ベストや制限を狙う上では All Outになるはずなので、どのように早い動き 正しくはより効率的に水の流れに乗って進むか?の指標

コーチにより様々な考え方があるので、
全てがこれに当てはまるわけではないにせよ、
また選手自身がどのように考えて取り組むかだが。

レースで泳いでいる感覚はどのような感じですか?の問いに答えながらの練習となる

仮に200mの100m-150mのペースとなると
ラップタイムを分析し 仮に50mあたりのラップタイムが32秒とした場合
50m単発のベストが26秒くらいであれば
25秒50を狙うのがAll Outで、
その何割に該当するのか?

26÷32(秒)=0.8125 %  約80%の強度となる

かなり緩いとなる

が。
それは単発で泳いだ場合であって、
先にもっとスピードを出したり心拍数を上げたり筋肉に負荷をかけたりしていれば その80%の強度ですら 結構辛かったりする。

逆に言えば落ち幅を80%までに留める
ということとなる。

中間スピードというが、
ある程度の負荷が加わった後であっても
筋肉や心拍の早期回復を実施しつつ
緩いけれど確実に進ませる技をもって
強度とスピードを維持する練習方法だ。

私はこれがとても得意。

工夫できるポイントが山ほどあるからだ。

DPSといわれた時は
ディスタンス パー ストロークの略で
1ストロークで進む距離を長くという、泳ぎ方の指示であるが、多くは 
心拍数を概ね25以下に(10秒で測った場合なので、HR150  /1分間程度の負荷となる)

目指すスピードは
200m 400mの 真ん中に来るスピードを
維持するのが良いとされており All Outの80%

つまり、このPull200*4は
心拍数150程度で 80%程度のスピードで
良いフォームで
ストロークを長く保ったまま泳ぎ続けられるか?
という筋力や俊敏性や脱力を狙ったトレーニング

選手がすることといえば
ターン動作や浮き上がりを気をつけるのは
言うまでもない当然として。

200m一定のストロークで行けるか数えることと
泳速が落ちていないか確認する

ストローク数が乱れるというのは疲れて大きな動作ができなくなっているので、その工夫をしましょうということ。

例えば息を吐くとか、力一杯伸びるのを緩くしてみるとか。 力みを外す行為。

(ターンで時計が見える毎)
50 100 150 200と距離が延びた際に
心拍変動がなく
かつ、
サークル内(泳いでくるスピードは32秒*4=2-08)
恐らく35秒くらいになっているはずなので
2-20秒)
2-30では 50mあたりが37-5となり0.69(70%)
まで下がるので強度が低すぎるかとは思う。

もしくは、70%の強度で出来る内容
フォームや心拍が上がりすぎないように調整している 筋肉をほぐしているなどあれば、それも可能


その後の100*2(1-45)については
1-02秒程度では、来たいところ。
最低でも1-05は切りたい

恐らく26秒(50m)のベストの子は100mならば
26+30で56秒前後なので
1-02で来れば90%の強度 泳速となる。

ここの練習の場合
pullでお尻が浮いて泳ぎやすく、心拍数に対して楽ができる分泳ぎのテクニックやペースを頑張ってねという意味 

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