78.ピアニストの体の使い方

生徒さんとミストサウナで、たまたまショパンのピアノコンクールの話になった。5年に一度のコンクールで、日本からも通過していると………!!!日本のピアニストさん、レベルが高いんですね。てか、朝の番組くだらないこと言ってないで、これくらいフルで流してよ!と思った。たまたま、こちらのnoteでも特集があるので、通過者や参加者の記事やインタビューをみているが、私は反田さんの演奏が好き。

https://youtu.be/3bMF5wS7Mr4

知った口を叩きたくないけれど、
彼の中での曲の理解や世界観や表現したいことなどがきっとあって、それで指が動いていて、音が美しく光り輝き、跳ねたりおとなしくしていたり。多分それが出来た!イメージ通りできた!という意味でインタビューでも頭が動いたと表現したのかなと、勝手にファンになってみた。
インタビューではラフマニノフについての先生に着いているとのこと。なんと先生80歳!
色々色々びっくりだ。

好きな演奏家の方のピアノは大体色が見える。気がする。空気の香りや風までも見える気がする。自然の中で草が風でたなびく情景が時間や天気と共に光の加減が変わりゆくように音が変わるたびにそれが見える。当然情景はもっと違うけれど。
そういう曲が好きだし、生きていて感じる憂いのようなものの表現が好きで、勿論楽しい、嬉しいも大好きだが、サロンでお紅茶にジャムかなんか入れて飲みながらマダムがクルクル巻き頭で、眠たそうにお扇子仰ぐのは、ぶっちゃけあんまり好きじゃない。

生徒さんとは彼らはどんな感覚なの?という話題であった。
あーあそこ間違えた!とかあーここをこうひくつもりだったのに…などなど、それってゾーンの話?と成功している状態なのか?の話、それから興味深いことにピアニストの体の使い方についての話に及んだ。なんだか、私の記事を読んだかのような嬉しいご質問で、大盛り上がりして、お陰で暑くて茹ってしまった。

辻井伸行さんの演奏にも話が及び、彼が水泳をしたりバイクを漕いだりする話を教えていただいた。
へぇ!!!!そおなんだ!泳ぎみてみたい!
あと、やはり体力は絶対的に必要なので、どんなことするのかもみてみたい。

ずーっとずーっと昔、自分が成人式の着物の代わりにPCを買ってもらったばかりの頃、キータッチ練習兼ねてチャットにハマっていた。じゃまーるという、雑誌があってそこに仲間募集とか、友達募集とか出ていた。そこでメール友達募集して、ピアニストの方と知り合ったことを思い出した。彼らの練習は、水泳の比にならないほど、壮絶を極めるようで(私から見るとそう見える)何時間も何時間も納得がいく演奏が出来るまでやるんだそう。あの繊細な音をずーっと聴いていられるだなんて相当耳が良くて頭の中での記憶が素晴らしく、頭割れそうにならないのかなと思って…私は聴く専門!と決めたのもそのときだったが…

何度やってもうまくいかないこともあるんだそうで、逆に眠って起きると記憶も整理されて以前よりずっと出来たり…そこは私らの運動と同じだし、楽しいと感じているとどんどん練習をやってしまうことも同じだった。

高校の友達で、音楽科落ちてきた子がいた。音楽の先生なんて、比にならないほど校歌も、賛歌もうまくて、彼女の伴奏で朝礼に出られるのが楽しくて、今日のも良かったなんて話から、どんなこと練習するの?などたくさん話したなぁと思い出した。

同じく美術系の学校落ちた子もいて、鉛筆の持ち方と色の出し方と影の見方は教わった。あーむり。この差が全くわからん。観察力がないし、影がよくわかんない。やり込むのかなーと感じた。
今主人にその話をすると、ピカチューに影つけて立体感を出すから…静かにしておこうと…

余談であるが当時その雑誌の友達でF3レーサーさんもいた。恐ろしいGに耐えるためにトレーニングもするし、運転技術も磨くし、頭の中でのコースイメージもするし、なんだか、限界を突破するあの快感?!は辞められないものだなぁと当時感じたのを懐かしく思い出した。

話を戻すが、ピアノの先生の泳ぎを指導していたことがあり、リズム良く動くことについては天才的なリズム感だった。この距離までこの動作をこの時間内に合わせて!とか、ターンタンとか、パパパーンのイメージなどは忠実すぎるので、あ、私の勉強不足、、、説明の2回目と1回目のリズムが少し違うんだそうで…と精度を上げねばと反省したことがある。体のバランスはなかなかに偏りがひどい方だったので、背中周りの動きを整えることに注力していたわけだが、運動の基本みたいなものから考えればきっとお腹に力入れて強い音を出すだろうし…ポロリーンみたいに、優しい音とかは鍵盤の奥を使うような?!わからん。などなど。柔らかい音ってどうやるんだろう…タッチ方法みたいなものがあるのかな。
弱すぎると音がならないし、そこそこの勢いが無いと弦を叩けないし…加減ってどうなんだろ。

サントリーホールでの東京交響楽団の演奏会に行きたい!秋山さんの話しかけるような指揮が好き。ジョナサンノットさんも良かったけど、なーんか、カッコつけた感じがしてしまった。そうじゃないんだろうけど…。可能ならば団員さんの背中の見える裏側の席。美しい音、楽曲、楽器の音色、音楽が好きなのよりも、もしかしたら、この音はこうやって(体を動かして)出す!に興味があるのかな…。
でも、S席、それはそれは幸せ。。。。

いつの日かの夢が叶ったベートーヴェンの演奏会では、感動でガン泣きしてしまって…大抵何聞いても、細かいことは分かってないので、すごいすごい!すごーい!で感動して終わり、満足して終わり。頑張っている楽団員さんの姿見て、元気もらって終わり、楽しかったで終わっているが。

楽器演奏のセオリーで何かあるのかもしれない。弦楽器も打楽器も勿論ピアノなど弾ける気が全くしないが、フルート奏者なら水泳友達にいるし、ベートーヴェン好き仲間ならプロの演奏家、オペラ歌手さんも、繋いでもらえそうだ。
人間ってそう考えると様々な活動をしているなぁ。
人との繋がり、ご縁ってすごい!
私は出来ないけどできる人を知っているって、なんか嬉しい。

さーて、まずはYouTubeで演奏家の動きを見比べてみようか…
私の興味は彼らの背中の使い方。
巻き肩さんがいないので、きっと何かあるのかも…
手首の使い方、なのか…指を開く動作と関係があるのかな?

そういえば、ドラマーの生徒さんも、恐ろしくリズム感が良かった…

逆にリズム感の悪い方になんて説明して教えてあげたら良いのか…
早速調べてみたら、
メトロノームで練習するんだーへぇ、昔クラブでちっこ ちっこ ちっこ言わせながら腹筋やってたなぁ。
やっぱり練習あるのみなのか。納得。じゃあ出来るようになるじゃんね。

そこにはこうも書いてある

本物の「リズムが良い」とは流れの中で理解する(円で捉える)能力が必要になります。

あーーーたしかに、全体で理解してねと言ってもぶつ切りにしてくるなぁーーーー。
点・点・点・点・・・・・・・・

私なりの芸術の秋

皆さんはどんな芸術の秋をお過ごしだろうか?
私のはなんだかちょっと風変わりだから…
聞きづらいなぁ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?