110.前に行くということ

前に行くということ

お陰様で今月も変わらず忙しくさせていただき、尚のことミスを防ぐこと、翌月に持ち越さないこと、などなど、身の回りの整理も含め(今日は食べかけお漬物の処分をした)新しい年に向けての課題に取り掛かっている。

温故知新も含め、なんとかしてこの「前に進む:後ろ重心(体重)を辞める、気づく」にとりかかってきた。言葉では側転するようになのだけれど、実演して見せてみても、ピンとこないようで、ずーっとそれで私も生徒さんも止まっていた。こちらの側転するみたいに腰を天井方向に持ち上げては温故知新なわけだけれど…

最近の脇腹の複雑な使い方を説明で挟んでみたら、お腹が曲がって腰が動くイメージが掴めるかなーと実験したところ成功した。
今まで、これはこれとして、つまり、お腹って曲がったり伸びたりして泳いでますよ!という説明の中で、真横と斜め前と後ろの3位置に向けて手を運び、脇腹を縮めたり反対の脇腹を伸ばしたりの説明はしてきたが…
これも、この説明でお腹が曲がることはわかるが、これがどの動作のどの時に出てきているのか、さっぱり見当がついていない様子…

恐らくは大人になって手を伸ばすと言われると、肩関節までの腕を伸ばすと考えるようで、背中を伸ばしてとか、お腹を伸ばして、その先に手があって、だから手が伸びるということが、聞いている生徒さんからすると違和感を覚えるようだ…

実演を見て、言葉では理解できるし、イメージもなんとなくなのだろうけれど、その反応が………え?!なので、背中を使うとかお腹伸ばすがやりにくいのだろう…

はてさてどうしたものかと、この伸ばせない原因は?と考えた時に、動かない(ストレッチが効かない)や、無意識に背中に力を入れてしまって、支えようとして(つまり動かないようにしてしまう)その辺りの「つっかかり感」の原因を探っていた。

このつっかかり感、やっと答えが出たわけだが…
これとこれとこれをみたいに、肘と肩と背中みたいに、個別に動こうとしていることが生徒さんの話から浮き上がってきた。体全体でグイン!と伸びる感じが姿勢で言えば真横の時なのか、やや前になのかなど、徹底的に分解して話をしてみたところ、ご納得いただけた。

自信に満ち溢れた生徒さんの表情、これが答えだと思った。
来年もみんなで元気に楽しく泳げそうだなと、私の希望の光がぽっと灯った。

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