270.歪みと戦う

歪みと戦う

渋谷店でのPTを終えて桜木町へ。
今日は新たに生徒さんを担当させていただいた。腰が曲がってしまってあちこち痛くて、でも泳ぎたいと、藁をもつかむ思いで、辿り着いて下さった。

様々な思いがあるのは、人の数だけ、生きた日のかずだけあるので、心をほぐす事で背骨の歪みを取りたいのだが、私は水泳の先生なので、動きの方の面倒を見ながら心もほぐしつつの、水泳しつつの…で作戦を立てた。

彼女の背中と腰は日によって変動幅が大きく、今日は随分お辛そう。人の体ってこんなに曲がるものかね?と思うほど。まだまだ私は健康な人にしかお会いしていないんだなぁと思った。

痛いから無理しない範囲でやろうねと、言いながら、どこまで動かせるのか、どこができてどこができないのかを見ていた。

最近ハマっている基礎練習。
皆さん、何でそんなに無茶や無理をしようとするのだろうか。それじゃいつまで経っても体は痛い。

と、自己の10年前を振り返って、気がつけて今があって。必死に駆け抜けてきた10年、それこそ、必死に渋谷駅を駆け上がっている6月、ついでに今日。
前に進むしかないけど、何とか無事前に進めてよかったと思っている。

心がほぐれると、体もかなり動きが出てきた。
彼女の背負ってきた物物を思うと、私は何をどこまでできるかな?という気持ちになったことと、出来るところまでは手を差し伸べたいなと感じた。

背骨の動きや体の動きを、簡単に噛み砕いて説明し、今週はこんなことに気をつけて力を抜けるかやってみてね!とお話しておいた。

心は動こうとするのに、体は止めようとする。
だから動かないんだよ。と、とりあえずはそこまで伝えておいた。

なんていう言葉をかけてあげればいいんだろうか?
正解なんてないのかもしれないけれど。
今できる全力を出すことしか、私には出来ない。

今日も1人バイトくんのお名前を見れた。お話も出来た。みんながそれぞれのポジションで頑張っているのが心地よかった昼下がり。
横浜でも頑張るぞ。

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