西洋占星術質問箱セレクション6
☆シングルトンについて
シングルトン、つまり一個(厳密に一個だけ、とはなり難いですが)だけポツン、と浮いてる(主にハウス、エレメント、モードなどの観点から)天体ですね
例えばひとつだけ「〜半球」にある、とかひとつだけ「〜のエレメント」にある、とか、ひとつだけ「〜宮」にある、とか。そういう場合、シングルトンとみなします。
これがチャート全体を牽引する影のリーダーとなるか、または、扱いの困難な天体やアスペクト状況の場合、自分を振り回す悪魔となるのか、様々な形で際立った表れ方をする可能性を秘めていたりします。どんなシングルトンか、それがどの程度どのように影響しているかはチャートと人によりけりなので、その方との対話の中で具体的な探りを入れていきます。
☆リリスについて
リリスは、太陽の光が最も届き難い、月の公転軌道上における遠地点。天体ではなくポイント、闇深い磁場のようなものです。
そもそもリリスとは、アダムの最初の妻。しかしセックスの際に騎乗位をすることを禁じられ(つまり女が男の上になることが許されなかった)たことに不満を持ち、自ら楽園から出て行ってしまい、さらには悪魔たちと乱行しまくった、淫乱な不良娘です笑
タブー破りや淫乱や欲求不満の象徴で、やはり淫猥な印象がありますが、男や神の言うことに従わなかった、つまり「正統」になびかぬ反抗的で気骨のある女ともとれますよね。双子座の水星もセットで考えてみると、常識に従わず、闇深いタブーに飛び込み、そこにまみれつつ、そこから良いネタを仕入れて書いたり喋ったり、そんな感じですかね
☆日食について
日食は太陽の光が隠される、つまりこれまでの輝き・勢力の失墜とか、または何かが大きくリセットされるような大きな変動を象徴しており、実は、何か特別な日取り選びとしてはどちらかと言えば避けたほうが良いタイミングであると言われてはいます。どっちかというと良いイメージというよりはちょっと大変さが伴う感じなんですよね(個人への影響力の大小はまたチャートによりけりですが)
☆火のエレメントについて
典型的な少年漫画の主人公とか、確かに火のエレメントっぽいですね。火は「全力で燃え盛る」こと、「未来へ向けて向上してゆく」こと、「新しい活気があってエキサイティングなこと」に関わるのが喜びです。人間関係においても、まったりぬくぬくという感じよりも、安全安心のための具体的な気遣いよりも、勝負の中で自分の力を引き出してくれる、または互いに向上心を刺激しあえるライバルみたいな存在をどこか求める傾向あるかもしれません
☆出生時間がわからない場合
時間まったくわからないときは、12時生まれにして、ハウスは読まないことにします。天体のサインやアスペクトだけ読むことにします。時間によって月のサインがズレる時は、その人のイメージや行動やエピソードからの類推でどちらのサインがその人らしいかを考えたりします。
西洋占星術の講座、ホロスコープやタロットを用いての個人鑑定も行っています。情報発信は主にTwitterより
一樹 (@puntukuta)
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