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3rd EP 永遠衝動 セルフライナーノーツ

ナマステ!

8月30日にリリースしましたI'sの3rd E.P.
「永遠衝動」

聴いてくれたかな?
久々にCDでのリリースだよ!円盤だよ!

ボーカルの顔、モザイクかかってるよ!


ケース外してもモザイクかかってるよ!


モザイクは冗談ですが、
買ってくれた人たち、聴いてくれた人たち、ありがとうございます!
カレー食べる事とSNSで皆様の感想読ませてもらう事が、僕の人生の生きがいです!

ライブで散々やっていた曲たちもリリースをするとまた変化していく。
ライブでは届けられなかった音とか歌詞とか細かなニュアンスが伝わり、みんなの中での曲の印象、受け止め方なんかもまた変わる。
弾いてる僕ですらそうだ。

8/31、リリース翌日のライブ
お客さん達の曲への反応はやはり違っていて

「あぁ、やっと、届けられたんだなぁ…」と嬉しくなりました。
ツアーが始まる前に、今回も完全自己満、ベーシスト目線なセルフライナーノーツを書きたいと思います!


M1.Don't@me
2021年8月31日、I'sの初ライブ@下北沢シェルター
この日の一曲目だった。そう、この曲のあのちゃんのギターイントロから、I'sというバンドは始まりました。バンドにとっても大事〜な曲。

オールドスクールなガレージロック系のサウンド、曲調。僕は2000年代初頭のUS、UKガレージロックを少しは通ってきた人間だから好みではあるんだけど、正直、TikTokでバズる要素は1ミリも感じられないね✨笑
誰が今どきこんなギターロックをやるのか…?
という気持ちがどこかにありつつも、やっぱ好きだから嬉しい。
ボーカルがあのちゃんだからこそできた。2023年のNewガレージロックとして成し得ている気がする。
パソコンで、DTMで曲を作るのもいいけど、ギター弾こうぜ!な曲だ。この曲が日の目を見て、世の中に解き放たれて嬉しい!

ドラム&ベースの話
ミドルテンポの曲でちゃんとスピード感とドライブ感を出すのって難しいんだけど、そこもちゃんとクリアできたかなと。
ピックで弾いてますが、実は苦手です。

M2.永遠衝動
ライブで会場の盛り上がりがピークに達する曲。
やついフェスに出演した後、このEPのボーカルレコーディングというハードスケジュールだった。
僕はライブ後、のんきにカレーを食べてからスタジオに向かったら、ちょうど永遠衝動のラスサビ録りであのちゃんが絶叫しててね…
いやぁ、震えたしぶち上がりましたわ!
しかももう二曲ほど録り終えてたのね。
はやっ!スーパーマン!

ライブ後のムルギー
こちらのカレーをいただく事をカレー業界では登頂と言う
なぜかSPARK‼︎SOUND‼︎SHOW‼︎
のユーキ君と登頂🍛


永遠衝動のレコーディング、ライブと変わらぬエモーショナルさをパッケージングできんじゃないかと思います。
そしてMVも世に出ました。
あのちゃんがドラマ仕立ての構想を作り、監督さんが形にしてくれたもの。何度でも見てくれ!


この曲ができあがったとき、Gt.中山に、「とにかくサビは動きまくるメロディアスなベースラインで!」と、お願いされたので、こんな派手なベースラインになりました。

「初期衝動が〜」とか言われる事に対して、「初期衝動なんかじゃねーし!舐めんな!」みたいな感情をあのちゃんが話していたのが印象的で、僕のベースを始めた時の初期衝動ってなんだろう…?と考えたりしました。
あぁ、ジャコ・パストリアスだ、永遠だわ。

ベースが歌の後ろでここまでハイポジションまで上って動き回ることはメロディーの邪魔になるケースが多いので避けるのが普通なんだけど、I'sは歌が女性帯域のおかげで被らずに共存している。
そして動き回っているように見えるけど、コードの変わり目や強拍となる位置にはしっかりとルート、もしくは3度の音を弾き、楽曲のコード感、ハーモニーを生かすことは1番念頭に置いてベースラインを作りました。
みんな破茶滅茶にプレイしちゃって、崩壊しそうでしないというスリリングさに繋がっているかも知れない。

M3.青虫
あのちゃんが十代の頃に書いてあたためていた曲。
歌詞の世界観、描写がすごいね。永遠衝動もなんだけど、彼女にしかできない言葉選びだったり、造語だったりが今回のEPには散りばめられている。
演奏に関しては意外とロック感、スケール感大きめ、その辺を意識したかも知れない。
リズム隊の演奏次第ではイケてないJ-POPバラードソングに成りかねないので、そこをうね君と話し合ってイメージ共有を大事にしながら作りました。
自画自賛が多くてごめんなさい、名曲です。

M4.悪の花瓶
この曲はバンドとして初めての挑戦だった。
メンバー揃ってなかなかスタジオに集まれる日も少なく、レコーディング前最後のスタジオでも6割りぐらいしか完成しておらず…
新しい曲を届けたいという思いだけで録る事に。
完成系が誰も見えていない状態で(メロディーも7割ぐらい定まっている程度)構成と尺だけしっかりと決めて、リズム隊、ギターのレコーディング。

その数日後にボーカルレコーディング。歌詞ができ上がったのも直前かも知れない。炊き立てホカホカですよ。そしてレコーディングしてみて、初めて曲の姿を知り、見事に形になった。
こんな味のカレーだったんだ!!と。

4人それぞれが自分の役割、やるべき事に全力で取り組んだ結果、ちゃんとマジックが起きてできあがった一曲だと思う。
この曲のレコーディングを経て、I'sのバンドとしての底力が見えて自信がついたし、メンバーへのミュージシャンとしての信頼度が上がった!

っていうのは、僕だけじゃありませんように。

これからライブで演奏して育てていく曲です。

そんな感じで、個性豊かな4曲が揃った3rd EPとなりました。

今回使用したベースは、62年製FenderJazz Bassのみでした。

明日からのツアー、大阪、東京、セトリも今までのツアーにはない感じで楽しみです!

あっ、フジテレビ「Love music」
I's  "永遠衝動" のライブ映像が、TVerで期間限定、配信されているので見てない方はチェックしてくださいまし。Love musicさん、3年ぶりの有観客観覧ライブの1発目だったそうで。光栄です。


そして、いないとは思いますが、これ読んでてまだ聴いていないヤバいやつらはこちら、各サブスクリンクから聴いてみて下さいませ↓

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