芸術の循環
この記事がアップされてる頃、ツアーの初日を迎えて札幌でライブをしているはずだ。
僕がやっているバンド、I'sの2nd EP "不毛戦争"
本日8/17、無事にリリースされました!\(^o^)/
SNSで、聴いてくれた人の感想、嬉しく読ませて頂いてます。
去年とても小さな劇場で観劇した舞台で、こんな感じの台詞があった
「散歩していると、アパートのベランダに大きいクマのぬいぐるみが干してあって、立ち止まってしまった。
自分で買ったのかな…
誰かにもらったのかな…
男性一人暮らしと思われる洗濯物たちと一緒に、ちゃんと、干してある。
微笑ましくも切なくて…
夕方にはちゃんと取り込むんだろうな。
部屋に置き場所があったりするのかな。
話しかけたりするのかな。
あれ、何が言いたいんだっけ、
寂しいのは、みんなそうなんだよ、きっと、絶対、、」
僕はこのシーンを完全に忘れていたが、この舞台に出演していた役者さんが不毛戦争のジャケット写真を見て、このような台詞があった事を伝えてくれて、ハッとした。
六月の夕方、千葉の実家から駅までの帰り道、何故か遠回りしたくなってわざわざ一つ先の駅まで歩いた。
その道中、ちばぎん(千葉銀行)が入ったアパート?マンション?の、2階のベランダに、でかい熊。
気がついたら僕はカメラを構えて撮っていた。同じ風景描写の舞台を観劇していた事を忘れて。
過去に見た芸術作品が、無意識のうちになにか影響を与えて僕にシャッターを切らせた。それが、自分のバンドの曲や歌詞と不思議とリンクし、新しい想像や世界観をメンバーが広げてくれた。
そして音楽という形に姿を変えてまた世に出て、知らない人の元に届く。
芸術の循環の一部になれた気がしてとても嬉しく思った。
自分が撮った写真がここにあるの、不思議
写真使ってくれたメンバーたちにも感謝。
そう、きっとみんな寂しい。
けど、頑張ってる、頑張るしかないのかな
って事なのかな、この熊は。
あの舞台、もう一度見たいな…
Vo.あの が作詞作曲した不毛戦争という曲の世界観と、なんか通ずる所もあった気がする。
ちょっと鬱々としてて、明るくもないしそこまで暗くもない、大きい起伏もない淡々と進む物語。感情をちょっと押し殺し気味に、でも時折溢れ出てしまう。未来に希望があるのか無いのかわからない、不毛な世界にも感じる。そこに、日本人ならではの曖昧さやアンニュイな美しさも散りばめられているような。
舞台が再演でもしない限り、これを人に伝える術はもう無いので、僕だけが知っている秘密だな(^^)
I's 2nd EP "不毛戦争"
digital release🎊
各種配信サイト、Linkはコチラ⏬
1.はっぴーえんどろーる
2.不毛戦争
3.アンダーすたんど--You!
4.背中
名曲揃いの2nd EPです!
よろしくお願いいたします!
次のnote.では自画自賛セルフライナーノーツを書こうと思います🎸
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