33 「父も心配」
もう少しホッとできる事を書きたいのだけれど。
おばあちゃんは結局ご飯が食べられず、点滴も入りにくくなってきた様子。
両の腕になんども点滴をした跡が残っていて切ない。
老人が入院できる療養型の病院にも、そんな状態で転院出来ず。
手術で管を通して栄養を摂るか、あまり痛い事はせずにおばあちゃんの力に任せるか、そんな選択の時期になりました。
おばあちゃんが心配。
そして朝から昼、そしてまた夕方から夜まで、頑張って毎日病院に通っている父が心配。おばあちゃんの経過を毎日ずっと見ているわけですから。
仕方がないことだと分かっていても、自然と涙が出る。
主人は、
おばあさんは全部解ってるよ。
自分の体の状態も、私の気持ちも、父の気持ちも。
どんな選択をしようと、どんな気持ちでそうしたかをちゃんと解っていてくれる。
泣いていても、泣かないでいても、気持ちは全部通じてるから。
そう言ってくれた。
いつもそれだけで、少しだけ救われる。
(2010.8.5の記事転載)
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