おばあちゃんのはなし 5

今回は全く身内ではない、知らないおじいさんの話。

いつものウォーキングコースで、高齢のおじいさんがこれまたかなりの高齢犬を連れて散歩しているのとよく会います。

犬はおじいさんが歩く速度に合わせてゆっくり。おじいさんは足が悪い犬の歩行を気にしながらゆっくり。お互いがお互いのペースを気にしながら歩いている。ずっとそうしながら散歩をしてきたんだろうなぁ。

おじいさんと犬。その二人に会うと、ちょっとほっとします。

(2009.2.23の記事転載)

2014年の現在、公園までウォーキングをしに行く時間が無くなってしまったけれど、近くを通る度におじいさんを探してしまいます。自分の家でも犬を飼い始め、3歳になった今、犬がたまに自分の歩幅を気にして振り返ってくれるようになった時にもおじいさんの犬を思い出します。

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