青春アミーゴvsさくら(ケツメイシ)

さて、3回目の投稿で本題に入ります。

今日お伝えしたいのは、「2005年年間シングルCD売上ランキング」(オリコン調べ)についてです。

この年は、年間1位争いが史上最も熾烈だった年と言われており(誰が言ってるかは知りません)、今思い起こしても身震いがするレベルです。

まず、オリコンの年間シングルチャートは、前年12月初週から当年11月最終週までの累計売上で構成されており、週間ランキングで200位までに入った曲の売上が加算されていきます。

つまり、週間ランキングで201位以下だった場合、たとえ1週間で100枚売れたとしても、加算の対象にはなりません。

2005年のトップセールスでは、2月に発売されたケツメイシの「さくら」と、6月に発売されたMr.Childrenの「四次元 Four Dimensions」が圧倒的な売上を記録し、それぞれ200位圏外に達した週までの売上を見てみると、

ケツメイシ…約94.3万枚

Mr.Children…約92.4万枚

でカウントがストップし、年間1位はケツメイシに軍配が上がると、誰もが思っていました。

しかし、集計も残り3週となった11月某日、あの曲がリリースされたのです。

青春アミーゴ/修二と彰

という、大型タイアップのついたジャニーズユニットの登場で、年間ランキングに激震が走りました。

なんと初週(2005年度第50週目)で50.2万枚の売上を記録。年間シングルチャートでは、たった1週間だけで6位に食い込むという現象が起きるのです。

ただ、年間1位とはまだ40万枚以上の差があり、残り2週しか集計期間がない中、食い込んでもミスチルの次点で、年間3位だと思われていました。

しかしここで驚異的なのは、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の人気の加速。視聴率の上昇と比例するように、2周目の売上は26.8万枚。とんでもない粘りを見せ、年間チャート残り1週にして、77.0万枚という累計売上になるのです。

ケツメイシとしても、もし年間1位が取れればグループ初の快挙。この爆走してくるユニットの動向は、祈るように見ていたことと思います。

そして迎えた集計最終週(第52周目)、じわりじわりと売上を重ね、青春アミーゴが叩き出した3周目の売上は、、

17.5万枚!!

累計94.5万枚!!!

なんと、ケツメイシの94.3万枚を最終週で約2000枚分逆転し、年間1位の座を奪取したのです。

【2005年オリコンCD売上ランキング】

1位…94.5万枚 青春アミーゴ/修二と彰

2位…94.3万枚 さくら/ケツメイシ

3位…92.4万枚 四次元 Four Dimensions/Mr.Children

こんなに激戦だった年は今までにありません。

あ、まぁ同アーティスト内だったら、2011年に年間最終週でAKB48の「フライングゲット」が「Everyday、カチューシャ」を逆転して1位になったという例はありますが、別アーティストではないのでそこまで白熱という訳ではありませんでしたね。


…はい、こんな感じのことをひたすら書いていくnoteになると思います。笑

書いている側は楽しいのですが、本当にどうでもいいと思う人が大半だと察します。

今回は熱が入りすぎてしまいましたが、次回以降は、もう少しライトな内容で書いていくつもりです。

読んでくださった方、ありがとうございました。


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