母の葬儀を終えて
2023年11月1日、am11時過ぎに妹からLINE連絡が入っていました。バイブにしていた為直ぐに気付かず12時過ぎに気が付き、何だろ?とLINEを見ると母が他界したとメッセージ。
えっ!マジ⁈
慌てて妹に電話をして確認してみると、今 実家に訪問医が来てくれて確認が終わったところだとの事、私は取り敢えず実家に帰る事にしました。
享年87歳でした。
あまりにも突然で頭の中が整理出来ず、妻に連絡するも電話に出ずLINEにメッセージを残すも既読にならずでした。あれ〜どうなってるんだ〜⁈
(妻から連絡があったのは4時間後、ソファで寝落ちしていたらしいです)
1時間ほどで実家に到着。
私には妹が二人おりますが、二人共暫く前から母の介護の為実家に帰ってきており、最期の瞬間迄見届ける事が出来たようです。
最期の瞬間の20分ほど前迄、母は普通に妹達と会話をしていて、しかもベッドから起き上がり自分で足のマッサージなどしていたとの事でした。
マッサージをし終えた後、「疲れたから横になるわ、電気(照明)が眩しいから少し暗くして」とベッドで横になったそうです。上の妹が電気の照明を暗くしていると、母の呼吸が荒くなり5回程「ハァハァ」と苦しそうな呼吸が続き、その後静かになったそうです。下の妹は看護士でもあるので、直ぐに聴診器をあて心臓の鼓動を確認したところ弱弱しいながら動いていたそうで、訪問看護センターに至急の連絡を入れ医師に来て貰ったそうです。
母は体があまり丈夫で無く、私達が幼少の頃から十二指腸や胃などの手術を行い入退院を繰り返していましたが、呉服屋を営んでいた為、接客や裁縫・着付け・着物の洗い迄を毎日明け方迄かかりながら働いていたのを見て育ちました。晩年は肺も患っておりました。日々訪問看護のヘルパーさんにも来て頂いておりましたが、施設に入りたく無いと強い意志で"自分の事は自分でする"を貫き通しておりました。
父は3年前の12月1日に亡くなっており一人暮らしの母を支える為、上の妹が学校の教師を休職し毎日実家通いを続けておりました。
お陰で私は、昨年に還暦を迎える迄安心して仕事を続ける事もでき、今年になってからは、自身の2回の入退院後の療養、妻の4回の入退院そして療養に専念する事が出来、妹には頭の下がる思いです。
その妹は、父が亡くなってから母が亡くなる迄の3年間、毎日付きっきりで母に寄り添っており「大好きな母とずっと一緒に過ごせて幸せだった」と葬儀後にポツンと言っていましたが、家庭があり夫や三つ子の子供達を抱えながらの母のサポートは言葉ではいい表せない位大変だったようです。
私自身も歳を重ねるうえで、今後自分の最期はどうすれば周りに迷惑かける事無く、どのようにするのが最善なのかを深く考えさせられました。
最後に、
お葬式の時にお寺さんより法要の日程について、打ち合わせがあり満中陰の日程候補日が、
息子の結婚式の日と重なりました。
何という事でしょう!偶然とは思えませんでした。しかし、同じ日に同時には出来ません。
悩んだ末に、、満中陰の日程を先延ばしして貰う事にして、息子の結婚式は予定通りの日程で行う事にしました。
この予定でいいのかなぁ?
胸中いろいろな事がよぎりますが、
このまま前を向いて進むしか無いようです。
2023.11