見出し画像

PAM#5 あとがき

PAM#5 "静観" が無事終演しました。

12月末に1作品「2月17日」と、2月に1作品「lotus_r...」という不規則なスタイルでの公演でした。

「2月17日」を書いた経緯、は今まで色んな所で話して来ましたので割愛します。ちなみに処女作品でした。

「lotus_r...」について。

「lotus_r...」はタイトルの通り、蓮=仏花のイメージが根底にあります。

おそらく、多かれ少なかれ、誰しも何かにすがり、何かに期待し、何かに希望を持っていることと思います。

令和元年、希望を持って迎えた新しい時代の幕開けに、突きつけられたのは悲惨な事件でした。

また、その前年平成に、置いてかれた人たちも身近で見てきました。

「2月17日」は、乾いた平成の空気を忘れたくなくて作った話ですが、「lotus_r...」は令和のこの気持ちを忘れたくて作った話のような気がします。

事実、書き上げてから公演を迎えるまで、読み返したことはありませんでした。その点、演出含め公演メンバーには感謝しています。

「忘れ、る、忘れられ、る」ことができるのは、希望です。それこそが救いでもあると思います。

2つの作品を、誰よりも"静観"できたことをもって、今回の企みは成功だったと考えます。

皆さまご来場くださいましてありがとうございました。

今後とも何卒よろしくお願いします。


PAM


3/2追記

公演期間中、1シーンの追加がありました。

救いのない話に、ひとたび手が差し伸べられたような、素敵な演出でした。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?