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ビジネス書

会計の世界史: イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語

会計が誕生したきっかけから描かれている。産業革命時代から現代の会計に近くなり面白い。20世紀中盤から後半頃、会計に不満を持った投資家がファイナンス理論を開発し使うようになったらしい 笑
ビートルズの版権の取得を巡って、ファイナンス思考のマイケル・ジャクソンとコスト思考のオノヨーコが競り、大金を出してゲットしたMJがその後に大儲けした事は定期的に思い出したい。

Talent/Strategy/Risk 人材・戦略・リスク 長期的な価値創造を担う取締役会の仕事

アメリカの株主・取締役会・経営陣の上手く均整の取れた仕組みを解説した本。
ウォーレン・バフェットは買収の話があった時、投資銀行に反対派と賛成派に別れてプレゼンしてもらい、勝った方に報酬を払うようにした話が印象的。通常、投資銀行は買収を成立させる事で手数料を貰うので賛成するのが普通で、本来買収すべきではない企業まで買収させようとするモラルハザードが起こりやすいが、バフェットはそれに対応した。ちなみに結果は反対派が勝って買収は流れたらしい。

売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密

管理会計やマーケティングの本。数学は得意だけどトップクラスになれるというわけではないという大半の数学得意な人は、数字でゴリゴリやるマーケティングの仕事が良いのかもと思わせてくれる本。

GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

ジャック・ウェルチ→イメルト→フラナリー→カルプ時代のGEの衰退時代を描いた本。
フラナリーは自分でダナハーから連れてきたカルプにCEOの座を奪われた。
保険事業は全て処分したと思っていたら、実はまだ持っていた事を取締役会が知らないというのは衝撃的だった。

スノーボール 改訂新装版 ウォーレン・バフェット伝 (上)(中)(下)巻セット

2008年頃までのウォーレン・バフェットの自伝。
早く続きが知りたい 笑

SHOE DOG

ナイキの創業者、フィル・ナイトの自伝。非上場企業の時は株主が30人くらいで胃が痛いのに、上場企業になったらどうなるんだろ...と意外と気が弱かったのが印象的だった。バフェットとビル・ゲイツのコンビを見かけた時は凄い緊張したとか 笑

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫 

90年代にヒットした本。一時期、毎年読んでた 笑

亀裂 創業家の悲劇

会社の創業家一族のお家騒動をまとめた本。
本題とは関係ないけどHIS澤田氏やコロワイド蔵人氏が詐欺に引っかかった話、ソニー盛田昭夫の子供のバカ息子ぶり、悲劇ではないけど村上世彰氏の家族仲が良い話が印象的だった。
最後に社名は出していないけど明らかに光通信の話で、タイで大量代理出産の話があった。ニュースになった時、息子がやっているのかと思っていたけど、父親が自身のタネを息子に持たせてやらせてたみたい。今、その子供達は英才教育を受けていて、20年後に光通信に入りそう。

生涯投資家

村上世彰氏の著書。自身の投資哲学・手法が記載されている。ファンド立ち上げの時、資金集めでオリックス宮内氏にお願いしに行ったら、生命保険に入らされた話は怖かった 笑


起業の天才

リクルート創業者の江副浩正氏を紹介した本。
インターネットが普及していない時代からクラウドサーバー的な事業を考えていたのは驚いた。
無罪の方向で進んでいたリクルート事件が一転して有罪に傾いたのは朝日新聞が原因...朝日新聞自体も同時期に珊瑚事件を起こしているのに...

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