【観劇レポ】上にいきたくないデパート

昨日、友人に誘われて三越劇場まで『上にいきたくないデパート』という舞台を観に行った。
いつものように推しの俳優がでているわけでも、脚本家が特別好きなわけでもなくて、出演俳優の猪野広樹さんの大ファンである友人にさそわれ、まじで何も知らずに観に行った。

私は基本的に舞台は前勉強を殆どしない。(パンフレットも終演後に読むタイプだ)

こんなことをいうと『舞台を理解しきれない、楽しみきれないぞ』と言われることもあるが、『古典以外はそもそも初めての人に一発で理解してもらえる、楽しんでとらえるのがプロの作品だろうが!!!』と思うので、今回も何も調べずに観に行った。ちなみにこの理由で、わたしは2.5次元などは観に行ったことがない。(原作ありきじゃないと100%楽しめないらしいので)
古典は悔しいけど調べてからいく。

結論からいうと、『上にいきたくないデパート』はノー勉強でも楽しむことができた。むしろ始まってから『あ、そういう意味なのか』と理解できて面白かったりもした。

【超簡単なあらすじ】

舞台はデパート。早期退職する部長から『君を次期部長に推薦したい。君の仕事ぶりをみせてもらうよ』と言われた接待係の男(キンコメ今野さん)が、部長になりたくないがためにあえて仕事で失敗しまくろうとする話。
個性豊かなキャラがバタバタ騒動を起こすコメディである。


上にいきたくないって、そういうことかい!


と、私は思った。

まじでなんも知らなかったため、最上階にダンジョンでもあるのかな?みたいなそんなノリで観に行っていた。

ちなみに今回、なんと1列目で見た。


当然チケットは一万円くらいである。友人がとってくれたため詳細はしらない。
ファンクラブ経由なのかなんなのか、記念グラスみたいなものを貰った。

友人は、猪野広樹さんの大ファンであり、今回の観劇が3回目である。計6回いくらしく、『あと4回しかない、つらい』みたいなことをしきりに言っていた。


私は『わたしだって推しのアイドルSexy Zoneのツアーをそこまで多ステしてないのに、わがままな女だな』と思ったがいわなかった。

頭がいいため、怒られることはしないのである。

【舞台の感想】

体感的なことをいうと、三越劇場1列目はクソ寒かった。

足(がちの足。足の甲である)に申し訳程度にハンカチをのせ、なんとかトイレだけはまぬかれたものの、あとすこしで朝からの胃痛を激化させるところだった。


今後いくひとは気を付けてほしい。

猪野広樹さんが出てきた瞬間、なるほどイケメンだな、と思った。目がライトをめっちゃ拾うし、顔は小さい。たぶんぎゅっと握ったおにぎりくらいしか頭がなかった。
私の推しのSexy Zone佐藤勝利さんといっしょである。ちなみに佐藤勝利さんの頭部はミートボールくらいしかない。

あと背は高いし、足は長かった。これも、私が推しているアイドルSexy Zoneの、中島健人くんや菊池風磨くんといっしょだ。

事前情報として、『頭もいい』と友人は言っていたが、英語が喋れるらしいことも当人が舞台後のアフタートークでいっていた。

ちなみに、私の推しであるSexy Zoneのマリウス葉さんは、独英日中の四か国語を操る

親近感である。

最推しの松島聡くんは『宇宙1可愛い』ので、とくに猪野広樹さんとキャラは被っていなかった。残念である。

【個人的に好きだったところ】

●伊藤裕一さんという俳優さんが『かっこよくて頭もいいのにめちゃくちゃ人に嫌われる』という役をやっていたんだけど、これがすごく上手かった。まじで嫌われてそうだった。一挙手一投足が鼻につく。でも今回の舞台で一番好きだった。顔もかっこいい。でもむかつく。さすがの俳優さんである。

●音楽がすべてバンド生演奏だったんだけど、わらっちゃうくらいサックスが上手かった。あんな上手いサックス生で初めてきいた。感動した。

●足元がこわい
セットがうまくて、狭い舞台をよくつかっているなーと思ったんだが、一方で落ちないかまじで不安だった。昨年のジャニーズカウントダウンでマリウスが落ちて以来、私はセットをみると『落ちないか』を一番きにするようになってしまった。
でも、セットがよかった。

●矢島舞美ちゃんと能條愛未ちゃんがかわいかった。かわいかったのでオールオッケー!
私がみていた中の愛未ちゃんで一番かがやいてた。あと顔ちいせぇ。

●谷戸さん演じるビューティーアドバイザー、絶妙に気持ち悪い。気持ち悪い役なんだけど、まじで気持ち悪い。きもち悪すぎて帰って調べたらふつうにイケメンだった。イケメンなのにあそこまで気持ち悪いの、演技ってすごいね。

とくに印象に残ったのはそんな感じです。
あとアパレルの店員さんやってた役者さんたち、めちゃくちゃアパレル感が強かった。アパレルってああいう人たち多いよね。よく役づくりされているなぁ。

脚本としては、コメディなのにコメディっぽい終わりじゃなかった。ひょっとするとコメディじゃないのかもしれない。そこらへんはよくわからない。

メインテーマーー絆ーーー24時間TV


みたいな感じだった。
友人は『2回目みると見えてくるものがある』みたいなことをいっていたので、多分伏線とかあるんだとおもう。でも、普通に一回しか見なかったけど楽しかった。

【他人の推しをみるということ】

終わった瞬間から、友人は『今日の猪野くんいい感じだった』と言っていた。
いい感じでないときを私はしらないため、『うむ』と言っておいた。
目がきらきらしていて、ほんとに幸せそうで、やはり推しのいる生活はいいものだな。とおもった。

ほんとなんでわたしがこんなに余韻もなく冷静なのかというと、昨日1日まじで胃が痛かった。いまも絶賛痛い。


上にいきたくないデパートどころか出社したくない月曜日である。


わたしはなんかこう、こういうところがあるわけである。

おしまい、