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LINE証券の7%OFFキャンペーンがうまいマーケティングな理由

先日以下のようなツイートをしました。

キャンペーン内容をまとめると、以下のような感じです。

・12/5〜12/26の火曜・木曜の17-19時に開催
・毎回対象銘柄は5銘柄
・各銘柄のうち、最大7%(3%, 5%, 7%)割引で購入可能
・購入手数料もキャンペーン内は無料
・銘柄ごとのタイムセール取扱上限数に達し次第終了
・一人あたり、対象銘柄のうち、1銘柄のみ、10株まで購入可能

なかなかうまく設計されたキャンペーンだなと思いましたね。

というのも、意外と費用は低めに抑えつつインパクトのあるキャンペーンに仕上げていからです。

予想ですが、割引の最大値である7%は1株の単価が低い銘柄に当てれば、コストはだいぶ抑えられます。

たとえば、LINE証券の「お気に入り数が多い」ランキングの上位は、以下の通り。

1位:ZHD(旧ヤフー):377円
2位:楽天:949円
3位:インド株式50ETF:160円
(順位、金額は2019年12月1日時点)

1位のZHD(旧ヤフー)であれば、7%割引で10株購入されたとしても、

377円×10株×7%=263円

263円の費用で済むわけです。7%というとなかなか大きそうな金額ですが、1回あたりこんなもんなんですよね。

これによって、そのユーザーにとっての初回の株式取引を誘うことができれば、その後の取引もある程度期待できるため、非常に安いアクティベーション費用といえるでしょう。

もちろん、全7回すべて利用されれば、この7倍ほどは想定されるわけですが、それでも他証券会社のアフィリエイト報酬を考えると、全然アリな金額感ではないでしょうか。

アフィリエイトという手段よりも、ユーザーにメリットを残すこのキャンペーンは、非常に「上手い」と感じました。

LINE証券、投資の裾やを広げるという意味で期待しています。

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