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「双極性障害」からの回復

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定期通院・服薬を終了した当事者の回復記録。 回復に役立った事柄を中心に、現状、症状、薬の情報、通院などをまとめます。
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2020年5月の記事一覧

「双極性障害」からの回復  ④私の症状

更新が遅れました。 辛い時期のことを思い出していると過去の状態に引きずられてしまい、少し手が止まっていました。自分のペースで書きます。 私の症状や様子はどんな感じだったのか、記憶があやふやなこともありますが思いつく限り出してみます。 うつ状態・ネガティブ妄想や被害妄想がずっと頭の中をぐるぐるする ・積極的に「死にたい」のではなく、いまの状態が重苦しすぎるから「消えたい」「生きるのをやめたい」 ・買い物で何を買いたいかわからない、お腹は減っているが何も思い浮かばないので選べ

「双極性障害」からの回復 ③今までの経過

発症から治療終了までの経過手元にある「おくすり手帳」を軸に、おぼろげな記憶を掘り返してみます。 2007年夏 不安・焦燥・憂鬱・動悸などの症状が出て出社不可能に。休職のち退職。自殺願望。「精神疾患」への私自身の偏見が強く、医療機関に受診せず。2008年春 転職早々に症状悪化。初診で「うつ病」診断。抗うつ薬など服薬開始。治療しながら仕事を継続。 2009年秋 退職を機に治療中断。頓服薬のみ服用。症状が出ているまま、引っ越し、旅行、職を転々など動き回る。意地でも通院拒否。

「双極性障害」からの回復  ②治療終了

現在の状態いま現在、定期的な服薬と通院は終了し、仕事も私生活も楽な気持ちでできています。減薬や通院終了までの道のりを大まかに記録すると、以下の流れになります。 (注: 減薬・断薬は必ず医師と相談の上で行いましょう。私は一度自己判断で断薬し、離脱症状でえらい目に合いました。その時はもちろん断薬も失敗しました。) ・2019年6月 気分安定薬「リーマス」減薬開始 ・2020年1月 「リーマス」服薬終了 ・2020年2月 抗不安薬「ソラナックス」減薬開始 ・2020年3月 睡眠薬

「双極性障害」からの回復  ①はじめに

私は「精神疾患」と一緒に、20代から12年間生きてきました。最初の診断は「うつ病」でしたが、抗うつ薬を飲み続けていたら躁転し、「双極性障害(Ⅱ型)」と診断され、治療を続けてきました。 「双極性障害」は症状を安定させるため、また再発予防のために、一生、薬(気分安定薬)を飲まなければならないと言われています。このことは治療中の私を絶望させ、診断を受け入れるのに長い年月がかかりました。少しでも楽になりたくて、ネットの海を探しまわっても「服薬・通院を終了し、日常生活を楽に過ごしてい