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カウンター

年月には敵わない


一撃で世界を鎮めるカウンターを撃つまで。



2023年は死と生で締め括られた。


到底絶望を抱き締めることはできなかったが、僕の希望であり親友であり家族だった彼をこの腕の中で失った。


今も骨壷の横に遺影を入れられないまま。


どうしてもまだあの温もりを忘れたくない

あの優しさを失ったことを信じたくない。



大切って何だろう?


それぞれの中にある大切の定義。


僕には『義務感』を排除した感情行動だと思えてきた。


愛することもそう。


義務感が混ざればもうそれは愛らしきものを保つための何らかの言い訳



大切、大切、と言いながら

自分のことだけを可愛がることしか出来ない可哀想なひとだっているわけだから


本当に人間は愚かで惨めで汚い



絶望とは苦しみで

苦しみとは痛みで

痛みとは持続する終わりの見えない恐怖で


恐怖とは絶望で。


いつ終わりが来るのか分かんなくて怖い

いつ終わりが来るのが分かんなくて痛い




本当に真っ直ぐに生きてきた。


それなのに今こんなに悲しい日々を送っている


画面の中でヘラヘラしていれば

誰にもバレることはないのだ。



だけど納得するまではやめない。


納得したらすぐに死んでやる。


あいつら全員巻き込んで




両価性(アンビバレンツ)


好きすぎて憎いとか

悲しすぎて笑えてくるとか

相反する2つの感情を同時に抱くこと




僕らはこれを抱えているから苦しい。


言葉があるおかげで


人を説得して言い訳も出来てしまう


そう思った。


動物にはどんな言葉をかけても


僕の言葉がどんなふうに届いていたかなんて分からないし確かめられないから



最後だけでも会話ができたら


どれだけ嬉しかったろうと。



言葉じゃない、言葉以外のすべてで表現して生きてくれたことに感謝しかないけれど


これからもずっとライブで元気にしてる?とか寝てるの?とか聞かれるからさ


胸が痛いわけだ。




だから


一生苦しいと思う。


それを望んでいないということも百も承知で


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