お母さんのポークカレーのレシピ

タイトルに偽りあり〼

 自分がまだ子供の頃に母が料理教室に行きだした事があった。ただでさえ料理上手で、自宅でシュークリームやケーキを作るような人が料理教室に行くということは子供からすると結構びっくりする出来事だった。
 ただ、そこで習ってきたというポークカレーがとても美味しく、時々頼んでは作ってもらっていた。「時々」というのは作るのに時間がかかるため、なにか特別なカレーのような気がして、いつも作ってもらうのは気が引けたからだ。
 でもそんなポークカレーが食卓に出てきたときは、他のおかずなんて必要なかった。なぜなら、それだけで2杯も3杯もお腹いっぱいになるまで食べたからだ。

 社会人になって自立してからは母の手料理を食べる機会もぐっと減ったので、そのレシピを教えてもらい自分でつくろうと考えていた。けれど、レシピのメモをもらいながら自分で作ることもなく時間が過ぎてしまった。

 今回、その時のメモを探しだしたので記録として残す意味も込めて記事にしようと思った次第です。
 写真とか無いです。そのうち作る機会があったら貼り付けるかも。
 作り方の後にポイントを書いていますが、昔食べたときの記憶をたどって...というより自然と思い出されたことを書いています。その位お子様だった自分にはインパクトがある味でした。

材料 (何人分か不明)

豚肉の薄切り 250g
A:塩、コショウ 少々、カレー粉 小1
玉ねぎ(中) 2個
サラダ油 大1
ニンニク 1片
生姜 10g
小麦粉 大3
サラダ油 大2 + 大2
カレー粉 大2
スープの素 1個
水 カップ3
B:ローリエ 1枚、コショウ 少々、オールスパイス 少々
C:ケチャップ カップ1/3、醤油 カップ1/4、ウスターソース カップ1/4、塩 少々、砂糖 少々

作り方

①下ごしらえ

肉は一口大に切ってAをまぶしておく。
玉ねぎ1個を3センチ角に切る。
肉とともに大さじ1のサラダ油で炒めておき、鍋から取り出しておく。

②ベース作り

鍋に大さじ2のサラダ油を熱し、ニンニク、生姜、玉ねぎ1個をみじん切りにしてあめ色になるまで炒める。

③ルーにする

②があめ色になったら大さじ2の油を足して、小麦粉とカレー粉を入れ、焦げ付かないように炒める。

④煮込む

③にスープの素とカップ3の水、B、Cを加えて煮立て、煮立ったら①を加えてアクを取りながら煮込む。煮込む時間は「時間のある限り、時々混ぜながら」。

⑤味の調整

最後に味を見て塩、砂糖を入れる。

ポイント1 みじん切りは徹底してみじん切りに

 出来上がりのカレーの具材は豚肉しかわからなくなります。なので炒めても煮込んでも食感が残る可能性があるニンニク、生姜は徹底的にみじん切りにしてください。もしかしたらすり下ろしでもいいかも(ベースで炒める玉ねぎもね)。
 思い出したのですが、生姜も形を留めていて食感のアクセントになっていました。お好み次第でみじん切りの程度を調整してください。

ポイント2 煮込み時間に終わりは無い

 「時間のある限り、時々混ぜながら」という煮込みですが、よく聞く「カレーは二日目のほうが美味しい」を地で行っています。
 このレシピの場合、一日目は少しサラッとした感じで食べて、二日目はどろっどろになるまで煮込んでという楽しみ方ができます、というかそうしてました。
 なので工程⑤の味の調整は食べる直前の「最後」である必要はありません。

ポイント3 火加減?事故らない程度の火力で

 気がつくと火加減が書いてなかったので、事故らない程度の火力でお願いします。(ここは今の自分の知識で書いています)
①中火 (肉に焼き目をつけるのが目的)
②中〜弱火 (焦がさないことが大事なので調節しながら炒める)
③弱火 (小麦粉とカレー粉を焦がさないこと)
④弱火 (長時間煮るのだから強火ダメ絶対)

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