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コロナ以前から困っている人たちを支えよう


コロナ以前から困っている人たちの支援

新型コロナの影響を受けている人たちとして、最前線に立つ「医療従事者」、大きく報道されやすい「飲食店」などに注目が集まりがちです。しかし新型コロナの影響は医療者や飲食店だけでなく、幅広く様々な人たちを直撃していることを忘れるわけにはいきません。なかなか報じられないけど、実は大きく影響を受けている人たちへの支援・応援についてご紹介します。

ビッグイシュー コロナ緊急3か月通信販売

ホームレス状態の人が路上で売る雑誌「ビッグイシュー」

2003年からチャリティではなく、チャンスを与える事業として日本の路上生活者を支えてきました。しかし緊急事態宣言で、路上の通行者は激減し、ビッグイシュー誌の売り上げも急減。「STAY HOME」と言われても、路上生活の人々やネットカフェで生活をする弱者の居場所はありません。

そこでビッグイシュー日本版では、4月から「コロナ緊急3か月通信販売」を始めています。

こちらのサイトでいつもは路上で買えるビッグイシューを通販で購入できます。購入費用は路上生活者の支援につながります。「これまで路上でビッグイシューを買っていた人」は継続して応援できますし、「今回ビッグイシューを初めて買う人」も、路上生活者へチャンスを与える機会に参加できます。なお、通信販売の注文と問い合わせが急増中で発送・回答に時間がかかるという状況とのことですが、支える対象の一つとしてみてはいかがでしょうか。

一般社団法人RCF コロナで生活が厳しくなった家庭のこどもたちに、食品を届けたい (こども宅食)

ここ数年明らかになってきた子供の貧困。利用者の「申請」ありきの日本の社会福祉に対して、少しでもハードルを低くするアウトリーチ的な取り組みで、見過ごせない子供の貧困を「宅食」という形で支える、特定非営利活動法人フローレンスや一般社団法人RCFによる取り組みが「こども宅食」です。(※「こども宅⾷」は特定⾮営利活動法⼈フローレンスの登録商標です)

これまでも生活の厳しい子供の家に定期的に食品を届けてきましたが、こうした子供たちにもコロナの影響は直撃しています。

新型コロナの影響で経済的に厳しくなったご家庭へ届ける食料や物資の調達費、配送費にまず寄付を充当いたします。また、事業全体の運営費、調査検証の費用にも寄付の一部を活用させていただきます。

新型コロナが影響を与える対象に「生活の厳しい子供」がいることを理解し、今回をきっかけに応援するのも一つの選択肢ではないでしょうか。Yahoo!JapanのID登録をすれば、クレカもしくはTポイントで入金が可能です。


特定非営利活動法人フローレンス「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」

病児保育、障害児保育、小規模保育など子育てに関わる社会問題解決を2003年からずっと続けている特定非営利法人フローレンス。

例えば、彼らが支援をする医療的ケア児は、新型コロナの影響でマスクや消毒液など必要な物資調達に影響が出ました。そこで「医療的ケア児(障害児)家庭に、必要な物資(マスク、消毒液等)の調達と配送」をしたり「
ヒアリング、ニーズ調査費と結果に伴う施策」を逐次行っており、その支援を求めています。

フローレンスさんは #すべての親子を置き去りにしない をキーワードに特に支援ニーズが高い「医療的ケア児家庭」「経済困窮家庭」「ひとり親家庭」への支援策を進めており、その応援を求めています。Yahoo!JapanのID登録をすれば、クレカもしくはTポイントで入金が可能です。

新型コロナを社会課題を知るきっかけに

新型コロナの給付金の活用を考える際に、マスメディアを中心に「大きな声で助けを求めている人たち」を応援するのも一つの案です。もう一つは、広く視野を持ち「声は小さいけれども本当に困っている人たち」を支えることもオススメです。

今回は、ビッグイシュー、RCF、フローレンスなどの取り組みをご紹介しました。しかし、もっともっと数多くの団体が「コロナ以前」から社会課題解決に向けた取り組みを進めていて、支援を求めています。

「コロナ以前から困っている人たち」に目を向け、社会課題を知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


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